湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

お餅、美味しかったべえ・・・?

2016年12月31日 |  4.痴呆

今日のおひるは、つきたてのお餅でつくった雑煮・・・。

食べ終わったあと、妻の実家のおかあさんに語りかけました。

筆者:お餅、美味かったべえ?
お母さん:美味かった!
筆者:この餅は、おらがつくったもち米でついたんだ!
お母さん:ウソつくでねえ!ここらのもんでねえおめえに、なしてもち米ができんだ?
筆者:ウソでねえ!おらがつくったんだ。農薬も除草剤も使ってねえから、美味えべえ?
お母さん:それはうそだ!ここらでは農薬や除草剤使わねえで、コメは採れねえ!おめえ、なしてそんなウソを言うんだ?やっぱし、ここらのもんでねえから、ろくでもねえんだわ・・・。

筆者の妻、<あなた、同じ会話しかできないのだから、わたしのおかあさんと同じ話を繰り返さないで・・・>と話していました。妻は、筆者が、妻の実家のおかあさんにどのようにアタックしようと、おかあさんを認知症から解放することはできないといいます。

山口にいるときに、購入してまだ読んでいない岩波現代文庫に阿保順子著『認知症の人々が想像する世界』というのがありますが、その書き出しは、

<町はずれの温泉は、おばあさんたちの社交の場である。お湯に浸かり、お互いの背中を洗い流しながら、あれやこれやの話に花が咲く・・・>。

認知症のおばあさんたちの会話の収集と分析・研究・・・。筆者、2011年6月に購入したこの本、2016年12月、今年最後の読書本にすることにしました。デイケアに<湖南温泉>に1週間に2回でかける、妻の実家のおかあさん、そこに集まった認知症のおばあさんとの会話を、我が家に持ち込んでいるのではないかと以前から思っていましたが、パラパラページをめくりながら、認知症の高齢者の会話を、妻に読んで聞かせますと、妻は大笑いをしていました。第三者からみますと大笑いすることができるのですが、当事者になると、突然深刻な話しになってしまいます。

この本を買って読もうとしたのは、妻の実家に戻るつど、妻の実家のおかあさんが、<おらのとっつまはすっかりボケちまって・・・>と不平不満を筆者にぶつけていましたので、認知症について勉強をはじめようとしたのですが、おりしも原発事故によるパニックの真っただ中・・・、認知症について勉強することは中断してしまいました。ボケていたのは、実は妻の実家のおとうさんではなく、妻の実家のおかあさんのほうでした。それに、妻が気付いたのは、2013年4月1日に、妻のふるさとに帰郷したあと・・・。筆者は、<おとうさんはボケてはいない。帰農したあと、湖南でどのような農業をするのか、いろいろ話しあったが、頭が聡明でないと、あんな話しにはならない!>と妻に話していたのですが・・・。

1年目、妻の実家のおかあさんがボケていたことにびっくり・・・
2年目、妻の実家のおかあさんの認知症を受け入れられない妻は、その対応に逡巡・・・
3年目、認知症の原因を薬害だと判断した妻は、おかあさんを薬漬け(農薬&医薬品)から解放させるためにあの手この手を考える・・・
4年目、3年間の認知症のおかあさんの介護経験から、おかあさんの精神世界の限界を知り、その限界内で対処する術を身に着ける・・・。

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