湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

『北海道農業事典』・・・

2016年12月13日 |  4.読書

今日、『北海道農業事典』(改訂補遺5版)が届きました。

出版年は、1959年・・・。妻は、<わたしが4歳のころの農業事典・・・!>と驚いていました。この事典は、<北方寒冷地>の農業<技術事典>で、当時の<最近の研究結果>を<体系的に記述>したものだそうです。読者は、<農家の方々はもとより、農業技術者や農業教育者>を対象にしていて、他<府県と異なる農業用語の解説というよりも、読む事典として農業技術、経営の改善に役立ち、農業知識の水準を高める>ために編纂されたそうです。

やはり、インターネットの日本の古本屋経由で入手した、農林技師工藤三蔵著『指導員必携農業寶典』(改訂7版、1947年)より12年あたらしい農業技術事典・・・。『指導員必携農業寶典』(1947年)ではほとんど農薬がつかわれていないのですが、『北海道農業事典』(1959年)では、かなりな種類の農薬が使用されています。農薬被害や環境汚染も発生・・・。

『戦後史大事典』で<農薬>を検索しますと、<1戸あたりの農薬使用量の推移>のグラフが掲載されています。1955~1985年までの<肥料投入額>と<農薬投入額>のグラフですが、<55年ごろから飛躍的に使用量は増加>1985年以降は、<肥料投入額>と<農薬投入額>が拮抗するようになっています。『北海道農業事典』が編纂されたころの農薬の主体は、<DDT、γ-BHC、パラチオン、有機水銀剤>・・・。

今から57年前に出版された『北海道農業事典』の農業技術は、化学肥料・農薬・除草剤・抗生物質を多用した近代農業・・・? しかし、<1戸あたりの農薬使用量の推移>のグラフからみますと、『北海道農業事典』が出版された1959年は1985年の<農薬投入額>の10分の1・・・。物価の変動性大きいので、実際の<農薬投入量>は別の事典にあたる必要があります。ただ、1959年は、農薬投入額/肥料投入額は、30%・・・。1985年は、農薬投入額/肥料投入額は、100%・・・。

2016年では、農薬投入額/肥料投入額はどうなっているのでしょう?

『北海道農業事典』は、まだ農薬が多用されていない時代の農業技術を反映していると思われるので、寒冷地農法を知る上での参考資料にすることにしましょう。

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