湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

布引大根の連作障害による栽培農家減少・・・

2017年08月07日 |  2.赤津村の風景

この前、農林水産省の統計調査官の方と話しをしていたとき、一時、湖南産として名を馳せた<布引大根>、連作障害で出荷停止になる農家が相次ぎ、現在では、4軒の農家が栽培するだけ・・・、という話をお伺いしました。今年、妻の実家の親類筋の専業農家の方が、あたらしく<布引大根>の生産に加わるようで、今年は、<布引大根>の生産農家は、5軒に増えたようです。

今日、福島県農友会編『ふくしま野菜づくり -誰にでもできる上手なつくりり方-』を読んでいましたら、大根も連作障害が発生すること、連作障害を防ぐためには、どのような対策をとればいいのか、<野菜連作障害の発生原因と対策>という文章が掲載されていました。湖南の赤津村のプロの農家の方々は、発生原因の探索とそれを防止するための対策をとることがなかったのでしょうか・・・? 連作障害を出して大損をした農家は、<布引大根>の栽培から撤退し、連作障害を予防したり、克服する術をみつけた農家だけが、現在まで<布引大根>を栽培し続けている・・・。

<布引大根>の連作障害・生理障害、白い大根が青くなるのを防ぐには、

1.収穫前の高い気温にさらされたときの対策
2.空気が乾燥しているときの湿度確保
3.微量要素(ホウ素等)の不足

やはり、本格的に野菜を栽培するには、植物生理学・植物病理学・植物生態学などの知識・技術が必要であるようです。<慣習技術の覚え>程度の野菜栽培法では、対応できないようです。対応できた農家だけが、今も、<布引大根>を栽培し続けておられるようです。福島で、連作障害が起きやすい野菜は、大根の他に、トマト・ナス・キュウリ・イチゴ・・・。生理障害が発生しやすい野菜は、トマト・キュウリ・メロン・スイカ・イチゴ・・・。

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お墓の草刈りと掃除・・・

2017年08月07日 |  1.田舎暮らし

今朝、9:00~、妻の実家のお墓のまわりの草刈りと掃除をしました。

今回は、大雑把に作業しただけですが、お盆までには、もう一度、ていねいに手入れをする予定です。妻の実家のおとうさんが眠っている墓石には、マメガエルたちが5~6匹とまっていました。田舎の墓地は、ほんとうに大きい・・・。墓石の大きさなど、旧長州藩領地ではあまり見かけないほどの大きさ・・・。長州藩の家老の墓石より、旧会津藩領地の百姓の末裔の墓の方がはるかに大きい・・・。その中で、湖南の赤津村で一番小さな農家といわれる、妻の実家の墓石は、一番、こじんまりとして小さい・・・。

でも、身の丈ほどのお墓なので、筆者と妻は、安心してみておれます。

今年も、お盆には、なくなったおとうさんに墓前報告として、有機栽培・無農薬栽培のコシヒカリの穂と、備中レンコンのハスの花と葉をささげることになります。それから、妻がお盆のために栽培した花の数々・・・。

そのあと、妻の実家の、諏訪の内にある段々畑の草刈りをしました。まだ、草刈を終えないうちに、有線放送の11:30のチャイムがなりましたので、草刈り作業を中止・・・。お盆が近くなると、墓参りにくるひとが増え、その結果、近くの畑で野菜を栽培しているプロの農家の方々の表情がひきつった疑心暗鬼の表情に変わります。<おらの畑の野菜、黙ってもっていくんではあるめえなあ?> 農薬・除草剤をたっぷり振った野菜なんぞ、誰が持って行くのでしょうね?やはり、日頃から農薬・除草剤を使用してなんとも思わないプロの農家の同業者・・・。

熊避けの電線を張りめぐらしているのですが、農家は、その電源を切って中に入ることができるからでしょうか・・・?電源スイッチは、やはり、電気柵の外ではなくて、電気柵の中に設置しなければ、人間避けにはならないのではないでしょうか・・・? 湖南の赤津村のクマは、最近頭がよくなって、電気柵の中に入る時は、電源を切って、出るときには、電源を入れて畑から離れるようですから・・・。

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かくすればかくなるものと知りながら・・・

2017年08月07日 |  1.農書

かくすればかくなるものと知りながら手立て講ぜず55年冷害・・・。

今朝、目が覚めて、血圧を測定したところ、最高血圧は140、最低血圧85・脈拍数65・・・。こんな数値がでるとは・・・。15分ほど、ふとんの中でじっとしていて再度測定したところでは、最高血圧は115、最低血圧68、脈拍数58・・・。

そのあと聖書を読んで、千田徳寿著『畦道からの百姓史考』のページをめくっていました。この本は、昭和56年6月に出版されたもの・・・。著者の千田徳寿氏は、岩手県胆沢町農業協同組合長・・・。<第5編第2章冷凶作諸話>には、本が出版される前年の昭和55年の<何10年に1度の稀に記す「やませ」による大凶作>のことがきちんと掲載されていました。<標高差区分>による<実収率>は、

標高100m以下・・・60~70%
標高200m・・・30%
標高250m・・・5%

妻のふるさと・湖南の、妻の実家の棚田の田とほぼ同じ標高550m・・・、その最高・最低温度が掲載されていましたが、昭和55年の<稲穂の障害型凶作>は、長年、冷害とたたかい続けてきた岩手の農家にあっては、想定の範囲であったようです。<稲穂の障害>が発生する可能性のあったとき、きちんと対応した農家は、それなりの収穫があったようです。かくすればかくなるものと知りながら手立て講ぜず55年冷害に遭遇した農家がすくなくなかったようですが、農家が自分の田と稲の状況を観察せず、<慣習技術の覚え>程度で稲作をしていた農家は、対策とることもなく、とったとしても遅れを来して、冷害による凶作に直面したようです。

東北の<冷害対策の原則>・・・、2014年に生まれてはじめて、米つくりをはじめた、筆者と妻、胆沢農業協同組合長の千田徳寿氏いわれる<原則>に忠実に、米作りをしてきたようです。農業技官の工藤三蔵氏が、筆者と妻のこめつくりに対して、5段階評価の1をつけたとしても、岩手の農業協同組合長の千田徳寿氏は、筆者と妻のこめつくりに、5段階評価の5をつけてくださったのではないでしょうか・・・?

現在、筆者と妻が、標高550mの湖南高原の棚田で有機栽培・無農薬栽培でコシヒカリ・はえぬきを栽培するときの、リアルタイムで必要な、栽培管理警戒情報・いもち病警戒情報を入手しているのは、岩手県立大学に設置された<東北農業研究センター>のGPSの地理情報を使ったシステム・・・。

筆者と妻のこめつくり・・・、品種は新潟県・山形県、育苗方法は茨城県、冷害対策は岩手県、施肥管理は岡山県、有機無農薬栽培法は長野県、寒冷地農法は北海道・・・。福島県は・・・?<おめえ、バカでねえのけ?ここらでは、そんなもん採れねえ!>という<慣習技術の覚え>程度の農法の問題点・・・。新潟・山形・茨城・岡山・長野・北海道では、農のプラスの側面を学び、福島では負の側面を学んできたようです。農村的地域社会と農業の生理と病理・・・。

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