湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

『指導員必携・農業寶典』に見る、田の灌漑法と除草法・・・

2017年08月06日 |  1.農書

昭和14年に発行された『指導員必携・農業寶典』・・・

筆者が入手したのは、インターネットの日本の古本屋経由で入手した昭和22年発行の改訂7版です。著者は、農業技官の工藤三蔵氏・・・。その中に、次の項目があります。

17)灌漑
 1.灌漑の目的
 2.灌漑の方法
 3.1町歩に要する灌漑水量
 4.田畑に空気日光を當てるの法

18)除草
 1.除草の目的
 2.除草の回数と方法
 3.除草器

もし、農業技官の工藤三蔵氏が、筆者の灌漑法・除草法をご覧になられたら、筆者に対する評価は、5段階評価の1・・・!筆者の灌漑法と除草法、農業技官・工藤三蔵氏の指導に服せざるなり!この本が出された当時の農業指導員の方やその指導に服した農家の方々の年齢は、もし、現在ご尊命ならば、94~98歳・・・。工藤三蔵氏の指導のもと収穫できるコメの反収は、

1.中作:反あたり2石ないし2石4斗(反あたり5俵ないし6俵)
2.上作:反あたり2石5斗以上(反あたり6.25俵以上)

5段階評価の1で、3年間の平均、反あたり7.0俵とれたのですから、農業技官の工藤三蔵氏、素人百姓の筆者に対して、<偶然に採れたに過ぎない>と評されるかもしれません。ついでに、妻の実家の田4.0反すべてでコメを栽培したとしますと、11石になります。長州藩の足軽級の税引前の石高に相当します。

今夜、『寒冷地における稲作技術』を注文しました。新刊・・・。工藤三蔵氏の方法は、<熟練を要する>とありましたので、<熟練を要しない>灌漑法・除草法を求めて、『寒冷地における稲作技術』を読んでみることにしました。

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『写真集 あなたにもできるイネの診断』を読み直す・・・

2017年08月06日 |  1.農書

今日の夜、農文協編『写真集 あなたにもできるイネの診断』を読み直しました。

妻の実家の棚田で栽培中のひめのもち(早稲)、はえぬき(中早稲)、コシヒカリ(晩稲)の生育状況と見比べて、現在のひめのもち、はえぬき、コシヒカリの生育状態を、自分で診断するため・・・。

ほぼ満足できる状態です。

イネの<倒伏>は、イネの品種が短稈(あきたこまち)か長稈(コシヒカリ)かは、あまり関係がないようです。湖南の赤津村のプロの農家の方々の中には、<倒れるか倒れないか、ぎりぎりのところまで窒素をやって倒さない、そうして1粒でも多く収穫するのが、プロの農家の腕の見せどころだ!>と自慢される方が少なくありませんが、失敗すると、あきたこまちも<倒伏>してしまいます。

筆者、66歳にして、生まれてはじめて米つくりに挑戦しました。しかも、標高550mの湖南高原の、妻の実家の棚田の田で、有機栽培・無農薬栽培でコシヒカリとはえぬきを・・・。1年目も、2年目も、3年目も、草丈110~120cmのコシヒカリを<倒伏>させないで収穫までこぎつけました。4年目の今年はどうなることやら・・・? 『写真集 あなたにもできるイネの診断』を読んでいますと、米作り4年目の今年も、コシヒカリを<倒伏>させないで、収穫することができそうです。

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いつのまにかあきたこまちと同じ草丈に・・・

2017年08月06日 |  4.米つくり

今日の午後、給水ポンプを片付けたあと、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの草丈を測ってみました。

どの品種も、草丈は約90cm・・・。おとなりの、湖南史談会会員のKoyamaさんの田のあきたこまちの草丈も測定させてもらいました。同じ測定方法で、約90cm・・・。コシヒカリは、100cmになっているところもありました。いつのまにか、コシヒカリも、はえぬきも、ひめのもちもすっかり大きくなって、イネの葉先も鋭く強くなっていました。

もう、素手で、雑草を抜き取るのは不可能・・・。下手をすると、イネの葉先で目をついてしまう可能性がありますから・・・。

最近、田の草をとりながら、稲さんに謝ることしきり・・・。<ごめんね、今年は十分草を取ることができなくて。出穂がはじまるまで、出来る限り、大きなくさだけでも取り除くから、それで許して。来年は、きちんと除草するから。今年、やっと田の草取り法を身に着けたから・・・>。

田の草をとっているとき、トンボが稲の葉にとまっていることも・・・。そのとき、筆者、トンボを驚かさないようにすこし迂回して草を取ります。といっても、トンボのすぐ近くを通るのですが、トンボは逃げ出しません。殺したり殺されたりする関係ではなく、<同棲同類>の関係・・・。といっても、イネの葉についた害虫のさなぎは容赦なく、虫潰し器で潰していますが・・・。今、田の草をとっているのは、イネの葉についた害虫のさなぎを除去するため・・・。さなぎからかえった害虫を除去するのは、ほとんど不可能ですから・・・。

筆者、69歳にして、眼鏡をかけなくても、遠くも近くも裸眼で見えますから、イネの葉についた害虫のさなぎを見つけるのは簡単です。

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給水ポンプで水を汲み上げながら、田の草取り・・・

2017年08月06日 |  7.雑草と除草

午後2:00~5:00まで、妻の実家の棚田の田に、給水ポンプで農業用水路の水を汲み上げながら、田の草取りをしました。

給水ポンプのエンジンの音に耳を傾けながら・・・。エンジンの音が変化したり、小さくなったりしますと、すぐ、給水ポンプのところに駆けつけて行ってすぐ点検します。1時間ごとに、燃料タンクにガソリンを追加して、取水ポンプの取水口の水藻を取り除けば、ほとんどトラブルなく、取水を続けられます。

今日は、午前中5時間、午後3時間の計8時間の農作業でした。妻も、今日は、1日農作業をしていました。

野良仕事から帰った筆者の姿を見て、認知症の妻の実家のおかあさん、<おめえは、ろくでなしだ!ここらのもんは、みんな、おめえのことを、こめひとつ、野菜ひとつつくれねえろくでなしだって言ってんのが分かんねえのケ?おらあ、はずかしくて、温泉にも行けねえわ!>と、つぶやいていました。妻の話しでは、今朝、デイケアの迎えのくるまがくるのを<停留所>でまったいるとき、おかあさん、<おらあ、今月いっぱいで、温泉さ行くのはやめた・・・>と話していたそうです。妻に、<おかあさんがデイケアに行くのを今月いっぱいで止める理由は何なの?>と尋ねますと、おかさんは、<歩けなくなったというのがその理由みたい・・・>といいます。筆者、<おかあさん、夏になってから、急に草むしりをはじめたけれど、達者に歩いているじゃない?>と問いかけますと、妻は、<補聴器をつけても、聞こえなくなったみたい・・・>と話していました。筆者、<おかあさん、夜、起きては、「ねえ!ねえ!おらのカネがねえ!もらった8万円がねえ!」と騒いでいるけれど・・・>と話しかけますと、妻は、<適当にいろいろ言っているだけ。おかあさん、本音は、デイケアへ行くのを止める気はないわ!>と話していました。認知症になると、思考回路がくるって、思ってもいないことをしゃべったり、自分が喋ったことをすぐ忘れたり、都合が悪くなってくると、「おらあ、そんなこと言ってねえ!」と全面否定したり、悪いことはみんな他者のせいにしたり・・・、認知症の、口だけ達者な、妻の実家のおかあさんを介護しながらの、妻の野菜つくり・・・、筆者より大変!

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ジャガイモ掘り・・・

2017年08月06日 |  5.野菜つくり

今日、午前9:30~12:30まで、妻の実家の段々畑のジャガイモをすべて掘り起こしました。掘り残していた男爵3分の1とキタアカリ全部・・・。

今年は、ジャガイモ、大豊作・・・? 2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して、今年がいちばんよくジャガイモが採れた年になりました。ジャガイモ掘り用の3本爪鍬で掘り起しながら、雑草の生え具合とジャガイモの収穫量を観察していましたが、収穫の多いのは、

背丈の低い草で畝が覆われ場所>畝を除草した場所>背丈の高い雑草が生えている場所・・・。

大きなジャガイモを収穫するには、<適当>に除草することが大切なようです。草を取り過ぎることもなく、草を生やしすぎることもなく、ほどよい、草が生育している環境が、ジャガイモがすくすく成長して、Mサイズ、Lサイズ、2Lサイズの形の整ったジャガイモを栽培できる環境であるようです。ていねいに雑草を取りつづけた畝より、収穫量が20~30%多い・・・。

妻が栽培する方法は、有機栽培・無農薬栽培に、<自然農法>を加味したものですが、筆者のコメつくりは、有機栽培・無農薬栽培で、まだ<自然農法>を採り入れる段階にはありません。

午後2:00~5:00まで、妻の実家の棚田の田に、給水ポンプで農業用水路の水を汲み上げます。今日で、まる3日間、農業用水路の水は流れがとまったままです。

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湖南赤津村の田の草取り事情・・・

2017年08月06日 |  7.雑草と除草

今朝、6:30~8:30まで、はえぬきの田の周囲の畔周りの草をとりにでかけたとき、棚田の農道の四又路に立って棚田をながめている農家の方に出会いました。

その方は、赤津村の長福寺の世話人のひとり・・・。顔見知りの方ですが、今回、やっとそのお顔と、名前と、持っておられる田がひとつに結びつきました。その方、湖南赤津村の田の草取り事情を教えてくださいました。もちろん、除草剤を散布して除草する方法ですが、今年は、あきたこまちと草が同じ背丈になっていて、一見、草が生えていないようにみえるが、田の中に入ると、びっしり草が生えているとか・・・。除草剤の種類、散布時期、散布量、散布回数がくるったようです。

今年、田の草が繁茂しているのは、有機栽培・無農薬栽培で、農薬や除草剤を散布していない、妻の実家の棚田の田だけでなく、化学肥料・農薬・除草剤を多用している農家の田も雑草が繁茂しているようです。来年、その雑草の種が繁殖して大変になるとか・・・。除草剤に耐性ができた雑草ばかりが繁茂することになるとか・・・。

筆者、妻の実家の田に生えている雑草の生理・生態を調べて、それに対応した除草時期・除草方法を模索することにしました。セイタカアワダチソウやススキ、ヨモギですら、それが可能なのですから、田の中の水草を除去できないはずはありません。田に入って雑草をとっていますと、カエル、とんぼ、くもとともだちになることができますし、稲の健康状態も把握することができます。筆者と妻が健康なとき、イネや田の生きものも健康・・・。稲や田の生きものが健康なときは、筆者と妻も健康・・・。

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トノサマガエル、なぜ鳴くの・・・?

2017年08月06日 |  1.田の生き物

昨日、午後3:00~5:00まで、妻の実家の棚田の田に、農業用水路から給水ポンプで水をくみあげるためにでかけました。

そのとき、農林水産省の統計調査官の制服を着たひとが近づいて来られて、昨日に引き続いて、いろいろ話をしました。話しをしているとき、トノサマガエルが田の畔のイネ株の土からはみ出した部分にとまって、その調査官の方をじっと見つめていました。その調査官の方、草の葉をとって、そのトノサマガエルの頭を撫でてやっていましたが、トノサマガエルは、逃げません。

<人慣れしてるんですね・・・>

と、驚いておられました。4:30ころ、はえぬきの田のあちらこちらで、トノサマガエルの鳴き声がしはじめました。その調査官の方、<カエルは、今頃鳴くんですか?>と尋ねて来られますので、筆者、<今、トノサマガエルが鳴いているのは、「田んぼに水が入ってきたよ!」と合図してくれてるんです>と答えました。トノサマガエルが、泳ぐことができるほど、田んぼに水が入ってきますと、いつも、ゲロゲロとうれしそうに鳴き始めます。トノサマガエルの鳴き声がどのあたりから聞こえてくるかで、田んぼに水がどの程度入っているのか、推定することができます。

その農林水産省の統計調査官の方、食糧庁につとめていた国家公務員、食糧庁が閉鎖されたあとは農政課に勤めておられたようで、福島県内の農村を歩きまわっておられたとか・・・。妻の実家の棚田の田は、調査対象ではないのですが、いろいろ調査して結果を教えてくださいます。有機栽培・無農薬栽培でコシヒカリ、はえぬきを栽培していることは、一目瞭然に分かる田・・・、<トンボやカエルは、農薬や除草剤を使わないでコメをつくるひとを、よく見ているんですね・・・>と話しておられました。トンボやカエル、クモや、その他の田のいきものとの<同棲同類>、筆者と妻が、彼等に近づけば近づくほど、彼等も筆者と妻に近づいてくれます。

今は、あきたこまちの出穂時期・・・。棚田のすべての田が田に水を入れていますので、棚田の下方の田は農業用水路に水が流れてきていません。水をいれたくても、農業用水路に水が流れてくるのは、7~8日後・・・。それでは、常時湛水栽培のコシヒカリ、はえぬき、ひめのもち、水不足になりますので、1日2~3時間、給水ポンプで水を汲み上げることになります。田の水の中では、またトノサマガエルのおたまじゃくしが泳いでいます。

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