湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

稲が倒れ、稗が生える田・・・

2017年09月13日 |  1.農家の営み

昨日、郡山に出かけたとき、出来る限り農道を走りました。

昨日見ただけでは、郡山市で一番早い稲刈りは、湖南の福良村の2枚の田・・・。すっかり刈り取られて、切株だけが整然と並んでいました。

奥羽山脈の三森峠のトンネルを抜けて郡山に入りますと、いたるところで、稲が倒伏したり、稗が繁茂したりしている田をみかけました。妻は、<ああ!こんなに倒れてるわ!>とか、<ああ、こんなに稗が生えてるわ!>と感嘆の声を出していました。中には、稗と共に大胆に共倒れしている稲田もありました。

湖南の赤津村のプロの農家の方々は、<ここらでは、倒れるか倒れないか、ぎりぎりのところまで窒素やって多収するのが、農家の腕の見せどころだ!>と、素人百姓の筆者と妻に自慢するのが常ですが、郡山の農家も、これみよがしに稲を倒して見せ、<どうだ!オラの腕前は!>と自慢しているのでしょうか・・・?

あんなにどっさり稲が倒れたら、どうしたらいいのか・・・? 昨日、BOOKOFFで購入した前田真三著『田舎』という写真集には、稲が倒伏したり、稗が繁茂したりしている田の写真は1枚もありませんでした。倒伏した稲をすべて立たせた田の写真はありました。この写真集、1枚1枚の写真について説明は一切ありませんので、写真だけで完結した世界・・・。よく見ていますと、筆者、稲が倒伏した場合、被害を最小限に食い止めるための対策法が分かりました。そのために使う農業用資材は、稲わらだけ・・・。

もちろん、これまで、倒伏した稲をそのような仕方で立たせた湖南の稲田は、1枚もありませんでした。どんなに倒れても、今の大型コンバインは、倒れた稲を起こして刈り取ることができる有能なコンバインであるようですから・・・。今は、もう、田の水を抜いていますので、稲が倒れても穂が水に浸かって被害が出る可能性はないのでしょう。

<ここらでは、倒れるか倒れないか、ぎりぎりのところまで窒素やって多収するのが、農家の腕の見せどころだ!>と自慢する湖南の赤津村の農家の方々、農家の腕を誇っているというより、持っている大型コンバインの性能の良さを誇っているのでしょうか? <湖南で一番ちんめえ農家のおめえらには、ここらのプロの農家の真似はできねえべえ!>という、プロの農家であるという自信と素人百姓への侮辱の言葉が、彼らの本音なのでしょうか?

<倒れても倒れても
あきたのこまち いつまでもいつまでも
チッソをたくさん与えては
多収をめざす農家の腕を
素人百姓の おめらに 見せるべ>

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

郡山市のサイトにアクセスして・・・

2017年07月20日 |  1.農家の営み

今朝、郡山市のサイトにアクセスして、プロの農家向けの情報をダウンロード、あるいはプリントアウトしました。

水稲の生育状況、栽培管理についての情報(平成29年版)

第1号(播種準備編)(PDF:828KB)
第2号(育苗後半~田植え)(PDF:915KB)
第3号(田植え~本田初期管理)(PDF:954KB)
第4号(除草・病害虫防除・水管理)(PDF:322KB)
第5号(中干し・穂肥)(PDF:442KB)
第6号(中干し・カメムシ対策)(PDF:702KB)

野菜・花き栽培マニュアル

アスパラガス栽培マニュアル郡山版(PDF:5,055KB)
こおりやまの野菜夏秋野菜編(きゅうり、トマト、ナス、さやいんげん)(PDF:13,136KB)
こおりやまの野菜秋冬葉菜類(ほうれんそう、しゅんぎく、オータムポエム)(PDF:3,923KB)
こおりやまの野菜直売野菜編(わさび菜、レタス、こまつな、ミニはくさい、ミニセルリー)(PDF:5,781KB)
こおりやまの野菜(秋冬にら)(PDF:3,542KB)

JA湖南の組合員になれなくても、プロ農家向けの情報は、郡山市のサイトからだれでもダウンロード・プリントアウトすることができるようです。

プリントアウトしたのは、<こおりやまの野菜夏秋野菜編>・<こおりやまの野菜秋冬葉菜類>・<こおりやまの野菜直売野菜編>のみ・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

<寒冷地の野菜栽培技術指導書>、4冊目が届く・・・

2017年07月13日 |  1.農家の営み

今日、<寒冷地の野菜栽培技術指導書>、4冊目がとどきました。

あと、1冊・・・。

妻と2人で、その<高価>な<寒冷地の野菜栽培技術指導書>の目次・Indexを見ていて、<これで、湖南の赤津村で、野菜栽培技術をマスターして野菜栽培を実践できる。小規模営農の夢がかなえられそう・・・>と話し合いました。

早急に、これから届く1冊と、これまでに集めていた高冷地・寒冷地における野菜の栽培法に関する専門書約10冊をあわせ読んで、筆者と妻の、素人百姓としての、有機栽培・無農薬栽培法を確立しなければ・・・。これらの本は、インターネットの日本の古本屋でアクセスしても、ヒットする可能性が少なく、湖南の専業農家はともかく、プロの農家の方々(兼業農家)が蔵書している可能性は少ないと思われますので、<素人百姓>から<玄人百姓>にレベルアップすることも難しくはなさそうです。

今朝、妻は、<わたし、安積女子高校に入ってからは、「2度と湖南には戻って来ない」と決心して湖南を離れたのだけれど、結局、湖南に戻ってくることになったのね・・・。湖南にずっと住んでいたら、どこかの農家の嫁になって、こき使われて、体をこわして追い出され、今頃死んでしまってたわ・・・。湖南を離れたのは正解! でも、あなたが、わたしとの結婚の条件として、おとうさんと約束していただなんて、わたし、知らなかった・・・。「どんなに歳をとっててもいいから、必ずふたりで仲良く元気に湖南に帰ってくること」、それがわたしたちの結婚を承諾する条件だったなんて・・・。娘も、湖南の農家に嫁がなくてよかったわ!湖南の農家にとついでいたら、きっと、舅姑にいじめぬかれて今頃離婚してたわ・・・。>と話していましたが、湖南で一番小さな農家である妻の実家、田4.0反、畑0.6反、山林8.0反しかもっていない極小貧乏農家・・・、湖南のほかの農家とはもともとつながりはなさそうです。

69歳の筆者、61歳の妻にとって、妻の実家の田4.0反、畑0.6反、山林8.0反、コメの作付制限のため、田畑転換して、現在、田1.8反(コシヒカリ)、0.4反(はえぬき)、0.1反(ひめのもち)、0.5反(温水田・ハス田)、0.1反(ビオトープ:ハス田)、本来の畑(4枚:0.6反)、田畑転換した畑(4枚:0.1反、0.1反、0.5反、0.4反)、山林8.0反(建替用:杉・松、雑木林)、農業用施設(簡易温室、農業用ビニールハウス・農機具の小屋)は、広すぎます。今、どの田畑も荒地にしないで米と野菜を栽培していますが、農地面積の少なさを生かして、これからも有機栽培・無農薬栽培で、人生の晩年の農のある暮らしを楽しみながら農業を続けます!

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

4月15日~5月14日までの農業に関する出費額・・・

2017年05月15日 |  1.農家の営み

妻が、<4月15日から5月14日までの、農業に関する出費額を出して・・・>と話していましたので、昨夜、農業日誌に糊付けした領収書を集計してみました。

1.種苗代、2.肥料代、3.農業用資材代、4.農機具修理代、5.軽トラ点検整備代、6.燃料代別に累計して、妻にメモ書きを渡しましたが、妻が知りたがっていたのは、1.~3.の合計額・・・。

筆者と妻と、妻の実家のおかあさんの年金は、生活費にあてていますが、4月15日以降、生活費の中から、1.~3.を出費しているので、昨年の、野菜直売所・湖南四季の里の売上金から、1.~3.相当額を振り替えるのだとか・・・。

妻は、<農業は、ほんとうに費用がかかるのね。ただではできないわ・・・>と話していましたが、筆者も、その通りだと思います。妻の実家のおとうさんが、生前、<農業は、どんなに小さくても営農だから、そのつもりで帰農するように・・・>と話していましたが、農業に関する出費は、<基礎的費用>と<戦略的費用>に大別されます。<戦略的費用>は、一時的・短期的な費用ですが、<基礎的費用>は、農業を続ける限り、継続的・長期的な費用になります。

春の農作業のために、昨年の湖南四季の里の売上金の3分の1を、4月15日から5月14日までに消費したことになります。

しかし、素人百姓の筆者と妻、農業の収支だけでは測ることができない、多くの<収益>を手にしています。1.健康、2.労働、3.備蓄食糧、4.生活と暮らしの充実感、5.自然との触れあいなど・・・。<貯金>はなくても<備蓄米>がある暮らしは、生活に安心感を与えてくれます。妻は、<お米とお塩があれば、塩むすびが食べれます。梅とラッキョも自家栽培で漬けているし、百姓暮らしをしていると、明日食べる糧を心配することはなくなるわね・・・>と話していました。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

農業は営農、あまえは禁物です・・・

2017年04月21日 |  1.農家の営み

妻の実家のおとうさん、生前、筆者に何度も話していました。

<農業は、耕作している田畑の面積に関係なく、営農だから、米のつくり方や野菜のつくりかたを、他の農家に聞いてはダメだぞ。商売を新規にはじめるからといって、近くの同業の商店でその経営方法を教えてもらうなどと考えていると、最初は親切に教えてくれるかもしれないが、やがて、商売敵として潰される!農業も同じだ!他の農家に、米の作り方や野菜の作り方を教えてもらうつもりなら、最初から、農業にはかかわらないほうがええ!湖南に戻って、農業をするなら、最初から最後まで、自分たちでしろ!農機具を他の農家から借りてはダメだ!こわれる寸前の農機具を貸されて、「こわれたから弁償しろ」とカネ、まきあげられるのがおちだ!農業は、大規模農家も百姓も営農であることには変わりはねえ!>

農業は、ちいさくてもおおきくても営農です。あまえは禁物です・・・!

65歳過ぎて、帰農して、有機栽培・無農薬栽培で米と野菜をつくろうと思うなら、その覚悟が必要です。妻のふるさと・湖南のような、純然たる農村的地域社会では、趣味ないし自給自足用の農機具は、中古では手に入れることはほとんど不可能です。できれば、身の丈にあった、新しい小型農機具を手に入れることが大切です。65歳を過ぎて帰農するなら、農業に対する投資は絶対にしないことです!投資は、たちどころに、破綻に直結し、他の農家の肥やしになってしまいますから・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

野菜の種を買いに郡山へ・・・

2017年03月05日 |  1.農家の営み



今日、妻の実家のおかあさんをデイケアへ送り出したあと、妻と2人で、郡山にでかけました。

野菜の種を入手するためです。どんな筆者の野菜をどの程度栽培するか、それは、妻の営業戦略植え、最近は極秘扱いになりますので、このブログでもその詳細は公開していません。妻のふるさと・湖南では、なにが栽培できて、なにが栽培できないか、一定のコンセンサスができあがっているようなので、筆者と妻が、その枠組みから逸脱したものを栽培しようとしますと、いろいろ批判や詐害行為が集中してしまいます。

このまえ、Naruyama さんという方から電話があり、湖南に戻って、野菜を自分で栽培したいのだとか・・・。妻は、とても喜んでいましたが、何の問題もなく、実現できたらいいのですが・・・。湖南の、プロの農家の方々のような足のひっぱりあいではなく、お互いの知識・技術を切磋琢磨することができたら申し分ないのですが、筆者と妻は、妻の実家のおとうさんが残してくれた田4.0反、畑0.6反、山林8.0反だけで精いっぱい・・・。Naruyamaさんのお手伝いをすることはできませんが、荒廃した田・畑・山林を手入れするのは、とてもいいことです。

今日、三森峠をくだったところの県道6号線沿いの温度計は、11度Cを表示していました。<郡山は、もう春がやってきているのね。湖南は、雪がとけるのに、まだ1ヶ月以上かかるわ・・・。今日は晴れて暖かいけれど、明日からまた雨と雪の日が続くわ・・・>と、妻が話していました。雪が降っても、もう根雪にはならないでしょうから、雪も、冬の雪から春の雪に変わりつつあります。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

福島で入手できない野菜の種を注文・・・

2017年03月01日 |  1.農家の営み



今朝、妻が、<この野菜の種を注文して・・・>といいます。

妻の話しでは、郡山、猪苗代、会津若松の援農ショップやホームセンターの園芸コーナーで探してみたのだけれど、販売されていなかった野菜の種とか・・・。

インターネットで検索しますと、すぐ見つかりました。妻は、毎年、3~4種類、これまで栽培したことがない種をまいて育苗します。福島で入手できない野菜の種は、福島では栽培できないということを意味しているのでしょうが、妻は、<栽培してみないとわからないわ・・・>と、実験強行主義・・・。

妻の実家の棚田で、備中レンコンを栽培するようになったのも、この妻の実験強行主義のたまもの・・・。

素人百姓の筆者と妻、なにをしても、湖南の赤津村のプロの農家の方々からバカよばわりされますので、黙々と、筆者と妻が作ってたべてみたい、米と野菜を栽培するのみ・・・。筆者と妻は、赤津村のプロの農家の方々とは、コメつくり野菜つくりについて、一切話しをしないことにしています。すると、ただバカにされるだけですから・・・。

筆者、2013年の秋に、簡易温室をつくったとき、電気温床をセットできるようにして育苗するつもりで準備しましたが、妻は、無加温での育苗に徹しているようです。<温床で育てた苗は、寒さに弱いし、病気になりやすいから・・・>というのが、その理由です。昨年、小型ロケットストーブを入手しましたが、これも、簡易温室で使用して、冬に野菜をハウス栽培できるのですが、使用しないまま・・・。

筆者と妻が30年間棲息していた山口の小さな教会の庭につくった、小さな小さな、たたみ1畳ほどの簡易温室×2棟・・・、それで花と野菜を苗を育ててきましたが、妻は、そのときの経験を、ふるさと、湖南の赤津村の実家の庭につくった、たたみ12畳ほどの簡易温室で再現しているようです。

上の写真は、妻が、実生から育てたロウバイの花ですが、妻は、まだ、ロウバイの花を植える気持ちにはならないようです。<ロウバイの花、湖南にはもったいないわ・・・>。福島大学構内のロウバイの花、そろそろ満開を迎えているのでしょうか・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

農業における問題解決と利益追求・・・

2017年02月23日 |  1.農家の営み

大森武子他編著『糖尿病のある生活とナーシング』にでてきた、糖尿病患者の Self Care とQOL の問題・・・。

思考の枠組みは、<農業>にも転用できそうです。

従来型の農業、化学肥料・農薬・除草剤を多用した農業の問題的、病理を解消するために、Plan・Do・See を繰り返し実践していかなければなりませんが、そのとき、その問題解決の障碍になるのが、農家の QOL の問題・・・。

湖南のプロの専業農家の方々と話していますと、農家のQOLは、利益追求・・・。より多くの農業収入を得るためには、化学肥料・農薬・除草剤の使用はやむを得ないと考え、残留農薬検査で検出されるかされないかのぎりぎりのところまで農薬・除草剤を使用するのが、<農家の腕のみせどころ・・・>と豪語する、プロの専業農家の方々は少なくありません。農家の利益追求は、農家のQOLに直結していますので、現在、行われているコメつくり野菜つくりの栽培法を、より安全で安心なものに切り替えていく気配はほとんどありません。

湖南のプロの農家の田畑は、<糖尿病>状態・・・。そして、それをもたらす農家も<糖尿病>・・・。農家はせっせと農薬や除草剤を散布し、医師は、せっせと農家に薬剤を投与する・・・。どれもこれも、QOLが利益追求と同一視されることで引き起こされたもの・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

午後、証憑の整理・・・

2017年01月09日 |  1.農家の営み

今日の午後、2016年1月1日~12月31日までの、<農業>に関する領収書などの証憑の整理をしました。

筆者、山口にいるときからの週間で、<営業>に関する領収書は、日記帳に張り付けています。徳山税務署の担当者の方が教えてくださった証憑の管理方法ですが、今日、『農業日誌 2016年版』に貼りつけていた領収書を点検して、<農業>に無関係の領収書には、×印をつけて行きました。<農業>に関係ある領収書は、すでに月日順にのりで貼りつけていますので、品目と価格にマーカーをつけて行きました。

これから、『農業日誌 2016年版』の付録の会計帳簿に記載して、帳簿と領収書をすぐ照合できるように通し番号を振っていきます。

証憑の整理をしながら、<これでは、農業で利益を上げることはほとんどなさそう・・・>と思いました。種苗・肥料・農業用資材・車両費・減価償却費・・・、販売代金をはるかに超えてしまいそうです。年金から、<農業>を営むための肥料を繰り込んでいる感じ・・・。でも、そのことで、標高550mの湖南高原産の、有機栽培・無農薬栽培の、美味しくて安全なコメと野菜を食べることができるのですから、筆者と妻は、満足・・・。それに、<農業>を営むことで、健康を確保されていますから・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

『のうけん』(2016・10号)から・・・

2016年09月12日 |  1.農家の営み

昨夜、『のうけん』(2016・10号)を読みました。

2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して、2年目、生まれてはじめて米つくりをはじめましたが、妻のふるさと・湖南のJAは、正組合員・準組合員にしてくれず、組合員でないという理由で種籾も売ってもらえず、なんとかして種籾をてにいれなければ・・・、と思ってインターネットで検索したところ、京都の<のうけん>という会社に遭遇・・・。そこで、冷害に強いとされているコシヒカリとはえぬきの種籾を購入して、コメつくりをはじめました。

コシヒカリは有機籾を購入・・・。

それ以来、種籾は、<のうけん>から購入することにしています。

標高550mの湖南高原の妻の実家の棚田で栽培可能な品種は、そのほかに、<ひかり新世紀>、<キヌヒカリ>、<てんこもり>があります。この3品種も、<コシヒカリ>、<はえぬき>と同じく、素人向けの品種・・・。

宮城の<ひとめぼれ>、福島の<天のつぶ>、<山里のつぶ>の栽培は、プロの農家向けのようで、素人百姓の筆者と妻にとっては、栽培不可能な敷居の高い品種・・・。山形の<つや姫>も同じ・・・。

<捨てる神あれば助ける神あり>ということわざがありますが、金子武雄著『日本のことわざ』には、このような説明がありました。<この諺は・・・悪い目に会っても、必ずしもあきらめたり、絶望したりしなくてもよい、ということ・・・。神に助けられるのか、助けられないのかは別としても、人生にはよい目に会うこともあれば、悪い目に会うこともある。それは半々だというくらいの考えもある。・・・広い世間には、見離して相手になってくれない人もあるが、しかしそういう人だけではなく、やはり助けてくれる人もあるものだ、という意味で用いられる・・・>。

筆者にとって、<助ける神>とは、種籾は<のうけん>、農業機械は<KUBOTA>、肥料堆肥は<グラントマト>、農具機具は<コメリ>、稲作法は<農文協>、稲作に関する情報は<東北農業センター>、農業気象は<東北農業気象学会>・・・。そして、<神>の名に値する唯一の神、天地を創造し、生きとし生けるものを支えてくださる主なる神さま・・・。

湖南の赤津の農家は、筆者と妻には敷居が高く、はるか遠くの存在・・・。<敬して遠ざける>のが一番適切な付きあい方・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

米つくり、量か質か・・・?

2016年08月26日 |  1.農家の営み

和田照雄編『大規模水田経営の成長と管理』に、<今日の日本の農業経営の将来にとっても示唆に富むと思われる>言葉が紹介されていました。

コスト低減の数字を見つめるのにいつまでも延々と焦点を当てる人は、品質向上に焦点を当てる前向きに考える人に破れる>。

8月15日、<全国農業協同組合連合会(JA全農)は・・・韓国製の割安な肥料を地域の農協を通じ、大規模農家に販売すると発表した。>そうです。30~40%コスト低減のため・・・。今回の事例、上記の、言葉に著しく抵触するJA全農の提言・・・?

山口にいるとき、ホームセンターで販売されている外国産化学肥料を使って花を栽培してみたことがあります。すると、開花した花は奇形だらけに・・・。それで、筆者と妻、外国産化学肥料はもちろん、国産の化学肥料も使わないことにしました。中国製・韓国製の化学肥料など、反日国家の製造によるものは、その危険性が一段と高まります。

JA全農の決断は、日本の農業、稲作農業を瓦解させるための亡国的政策・・・?

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

農家とは・・・?

2016年08月26日 |  1.農家の営み

<農家>とは何なのか・・・?

<農家>はどのように定義されるのか・・・? 分かったようで分からない<農家>ですが、和田照雄編『大規模水田経営の成長と管理』に、このようなことが記されていました。

<わが国において農業経営の単位として広く認知されてきたのは「農家」である。・・・しかし法律的に見ると「農家」という定義は存在せず、「農業者」という個人単位の定義だけが存在する>。

そこから、筆者が勝手に類推するのですが。



2013年度分の確定申告にでかけたところ、税務署の担当者の方から、<来年度から申告する必要はない>といわれ、職業は<無職>になるとか・・・。日本の農政は、職業が<農業者>である農家だけでなく、<非農業者>にも適用されます。農政上の優遇策は、<農業者>ないしは<認定農業者>が対象・・・。

履歴書の職業欄は、<無職(百姓)>と書いた方が現実にあっているかも・・・。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

バカ農家は、バカ農家なりに・・・

2016年08月18日 |  1.農家の営み

2013年4月1日に妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して以来、湖南の農家の方々から<バカ農家>よばわりされてきました。筆者と妻、<居直る>わけではありませんが、これからも、湖南の地で<バカ農家>として生きていくことを決心しました。

湖南の地は、有機栽培・無農薬栽培による米つくり・野菜つくりの最適の地・・・であるとの判断から、2013年4月1日から今日までの3年5か月の、試行錯誤の経験を踏まえて、これまで収集してきた600冊の農書に加えて、その不足した分野を補うために、この4月から若干追加・・・。<バカ農家>は、バカなりに、知識・技術を向上させなければ・・・。

農業史

嵐嘉一著『近世稲作技術史』
千田徳寿著『畔道からの百姓史考』

農業土木

吉良芳夫著『農家でできる農業土木』
長濱謙吉著『暗渠排水 農業土木各論』
佐野文彦著『小規模灌漑と揚水機具 : 地球にやさしい灌漑手法』
日本農業気象学会編『冷水かんがい田の水温水量と稲の被害に関する調査研究』
吉良芳夫他著『農業土木』(文部省検定済教科書)

農業改良普及員の農業再生論

薄井清著『証言・農の軌跡』
薄井清著『農の崩壊と抵抗』
薄井清著『東京から農業が消えた日』
木村伸男著『日本農業再生のポイント 上・農業の基本問題と地域再生』
木村伸男著『日本農業再生のポイント 下・農業経営のイノベーション』
城島国弘著『立体農業論 農業の課題と展望』
薄井清編『現代の農民一揆』
野添憲治編『農業の伝統と再創造』
斉藤たきち編『農民教育の創造』
佐藤藤三郎編『農協の再生をめざして』
木村迪夫編『農民と都市住民』
宇根豊著『国民のための百姓学』

営農

工藤三蔵著『指導員必携農業宝典』
Erhard hennig著『生きている土壌』
Sandor Ellix Katz著『The Art of Fermentation』
和田照男編『大規模水田経営の成長と管理』
別冊現代農業『農家が教える自然農法 肥料や農薬耕うんをやめたらどうなるか』

農業教育

長須祥行著『農業高校 近代化の縮図』
川上康介著『五感で学べ ある農学校の過酷で緻密な365日』
鳥山敏子著『賢治の学校』
宮原達明著『農に生きる 信州・伊那の暮らし』

民俗学

野本寛一著『生態民俗学序説』

農村医学

若月俊一著『農村医学』


山口にいるときに入手した、農文協のシリーズ・地域の再生全21巻もあわせて読むつもり・・・。このシリーズ、日々の農作業に追われてこれまでなかなか読む時間的ゆとりがありませんでしたので、今回、 上記の本に合わせて読むつもりです。

百姓学


宇根豊著『百姓学宣言』
中島紀一著『有機農業の技術とは何か』
野田公夫他著『里山・遊休農地を生かす』
谷口信和他著『水田活用新時代』

営農論

巻結城登美雄著『地元学からの出発』
内山節著『共同体の基礎理論』
田代洋一著『地域農業の担い手群像』
楠本雅弘著『進化する集落営農』

食料戦略と食料自給

関曠野・藤澤雄一郎著『グローバリズムの終焉』
村田武編著『食料主権のグランドデザイン』
石田正昭著『農協は地域に何ができるか』

地域再生方法論

原田純孝編著『地域農業の再生と農地制度』
小田切徳美他著『地域再生のフロンティア』
守友裕一他著『福島 農からの日本再生』

農業教育

徳野貞雄他著『家族・集落・女性の力』
岩崎正弥他著『場の教育』
室田武他著『コミュニティ・エネルギー』
池上甲一著『農の福祉力』

林業・漁業

田代洋一他著『復興の息吹き-人間の復興、農林漁業の再生』
佐藤宣子他著『林業新時代』
婁小波著『海業の時代』

ほんとうに、筆者と妻は、<バカ農家>の典型・・・!

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

極めるのは、農家の技術ではなく百姓の技術・・・

2016年08月08日 |  1.農家の営み

筆者、2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農しましたが、帰郷後、30年間、有機栽培・無農薬栽培で米と野菜を栽培するつもりで準備してきました。

65歳で帰農した筆者、30年間といいますと、筆者、95歳になります。

昨夜、湖南の赤津村のほんとうの専業農家の方のひとり、Ishida さんとお話ししましたが、その話をしますと、<ここらで、90歳を超えて米を栽培しているひとはひとりもいねえ!>と笑いながら話していました。<目標をもって、米をつくるのはいいことだ!>と・・・。

筆者が、湖南で極めるのは、農家の技術ではなく百姓の技術・・・。化学肥料・農薬・除草剤・大型農業機械を使った少品種多量生産の農業ではなく、有機栽培・無農薬栽培、自然農法による百姓の農業・・・。<農家>には、実際上の定年があるようです。 Ishidaさんの話しでは、<農家がコメつくりをやめるのは、からだがぶっこわれるか、農業用機械がぶっこわれるかのどちらかだ・・・>そうです。高齢農家の健康が損なわれても、使っている農業機械が壊れても、それで、米つくりは、The End・・・。<農家>に定年があるのと違って、<百姓>には定年はないと言われます。<百姓>もいつかは年をとって、農業ができなくなりますが、その年齢に応じてできる範囲の農業を続ければ、生涯現役で農業をすることができます。

湖南にも、赤津にも、<農家>はいても<百姓>はいないようですから、<百姓>として農業をするための知識・技術、知恵は、独学による、農学の座学と実学を、試行錯誤しながら、スパイラル形式でそのレベルを高めていく必要があります。素人百姓は、<土>を耕す前に、まず自分の<頭>を、<知性>を、<教養>を耕さなければならない!自分の<頭>を耕すことができる百姓だけが、ほんとうの意味で<土>を耕すことができる・・・!

つまり、<百姓になる>というのは、<おのれを耕すことができる人間になる>ということを意味します。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

昨夜、読んだのは、農文協編『あなたにもできるコメの増収』だけ・・・

2016年07月11日 |  1.農家の営み

昨夜、読むことにしていた2冊の米つくりに関する本・・・。

これまで、何度も読んできた本ですが、読みながら、今後再読するときのために、重要箇所にマーカーをつけていきました。しかし、読み終えたのは、農文協編『あなたにもできるコメの増収』だけ・・・。

この本の内容は、2014年に、生まれてはじめて米つくりをはじめるときに、Plan・Do・Seeの一連の流れの中で採用してきた知識・技術・・・。この本の内容は、標高550mの湖南高原の棚田で、有機栽培・無農薬栽培でコシヒカリとはえぬきを栽培する筆者と妻に、<おめえ、バカか?ここらでは、コシヒカリは採れねえ!>と全面否定されてきた、湖南の赤津の農家の方々が、あきたこまちの栽培において実践されている稲作法が、逆に否定されている内容・・・。

筆者と妻が、湖南の赤津村の農家の方々の批判に動揺することなく、Plan・Do・Seeを実践してきたのは、筆者と妻が、<湖南の赤津村は、特殊な農村的地域社会ではない。日本全国どこにでもある、ただの山村・・・>との認識があり、湖南の赤津村のコメつくりを相対化することができる多くの資料・農業書を収集、読破していたため・・・。

<ここらでは、本を読んでも、しろうとにコメはつくれねえ!>と言われる、湖南の赤津の農家の方々・・・、<ならば、ここらで、米をつくっているの?>と問いかけると、つくっていないひとが大半・・・? 筆者、<コメの増収>のために、農文協編『あなたにもできるコメの増収』を買い求めて読んだわけではないのですが、米つくり1年目から、<コメの増収>を取り入れていたようです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加