英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season16 第16話「さっちゃん」

2018-02-16 17:16:47 | ドラマ・映画
「彼は、彼の人生と戦い、その結果を背負っているんです…あなたと同じように。
 僕や冠城くんが、あなたと関わって不幸になりましたか?
 たとえ、何かあったとしても、それは…我々自身が受け止めるべきものです」


今話はこの言葉に尽きる。
右京が幸子を諭した……と言うより、励ました言葉で、幸子への右京と冠城の思いと関係が集約されている。


消費者金融会社で起こった殺傷事件の真相はかなり強引で、ミステリーとしてはイマイチであったが、幸子の悲運に関するドラマとしては面白かった。

(格闘シーンの詳細はかなり都合の良い展開だったし、全く見ず知らずの女性を助ける動機も弱かった)


 脚本担当は、私が勝手に設定した“要注意脚本家”に認定した真野勝成氏氏については、『面白い回もあるが、風変わりな視点や捌き方が多く、微妙な作品も多い』という評価だったが、相棒 season15 元日スペシャル 第10話「帰還」で“要注意脚本家”の仲間入りをしてしまっていた。さらに『刑事7人』(第3シリーズ)で評価をいっそう下げていたが、最近の作品はそこまで悪くない(上から目線で申し訳ありません)


真野勝成氏に関する当ブログの記事は
相棒 season16 第11話「ダメージグッズ」
相棒 season16 第8話「ドグマ」
『刑事7人』第3シリーズ 最終話
『刑事7人』第3シリーズ 第9話
相棒 season15 第16話「ギフト」
相棒 season15 元日スペシャル 第10話「帰還」
相棒 season15 第2話「チェイン」などなど…



第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
第9話「目撃しない女」
第10話 元日SP「サクラ」
第11話「ダメージグッズ」
第12話「暗数」
第13話「いわんや悪人をや」 前編(300回記念スペシャル)
第14話「いわんや悪人をや」 後編(300回記念スペシャル)
第15話「事故物件」 15分拡大スペシャル


【ストーリー】番組サイトより
“ついてない女”幸子に恋の予感!?
しかし、相手の男が殺人事件の容疑者に…


 消費者金融で乱闘騒ぎがあり、社員の男性一人が死亡。乱闘を仕掛けた烏丸(池田成志)という男が刺され、意識不明の重体に陥るという事件が発生した。烏丸は最近、花の里の常連客になり、幸子(鈴木杏樹)とも親しくしていた人物だった…。
 事の発端は三週間前にさかのぼる。ふとしたことで幸子と知り合い、花の里に通うようになった烏丸。何者か気になった亘(反町隆史)が調べると、彼は元暴力団員で傷害の前科があると判明。しかし、20年以上前に足を洗ってプロボクサーとして活躍し、引退後は肉体労働で汗を流しているという。
 幸子と烏丸が意識し合っていることを察した亘は、静観している右京(水谷豊)を尻目に、二人の仲を取り持つ。そのデート中、チンピラとトラブルになった烏丸が逆上し、相手にけがを負わせてしまう騒動が起きて…!?

烏丸はなぜ、無関係な金融会社で乱闘騒ぎを起こしたのか?
右京と亘が真相を探る中、幸子が決意の末に大胆な行動を!
それぞれの過去の呪縛が翻弄する大人の恋の行方は!?


ゲスト:池田成志

脚本:真野勝成
監督:橋本一

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福井大雪報道について……なん... | トップ | 『BG ~身辺警護人~』 ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
月本幸子フィーチャー回でした (marumori)
2018-02-18 20:24:14
英さん、こんばんは。

 今回は、「ついてない女」(Season4)、「ついている女」+「狙われた女」(Season6)、「つきすぎている女」(Season10 )に次いで、久しぶりの月本幸子フィーチャー回でしたね。

 個人的には、最初の「ついてない女」が一番完成度が高いと思います。その時は、まさか再登場し、ましてやレギュラーに昇格するとは思っていませんでしたが。

 今作の感想については、ほぼ英さんが書いてくれました。私は感じていることを文章で表現するのが大の苦手なので、英さんの文才には頭が下がるばかりです。

 私から付け加えるのなら、「ビデオカメラのレンズの破片、裸足の足跡、置きっぱなしの靴などは、普通最初の現場検証で気付くのではないか?」といったところです。

 ちなみに、AVに強制出演させされそうになった女子大生を演じていたのは、トシちゃんこと田原俊彦さんの娘さんだそうですね。
どのエピソードも面白かった印象があります ()
2018-02-18 21:50:13
marumoriさん、こんばんは。

>個人的には、最初の「ついてない女」が一番完成度が高いと思います。

 幸子ヒロインの回はどれも面白かった印象がありますが、この回は私も強く印象に残っています。

>その時は、まさか再登場し、ましてやレギュラーに昇格するとは思っていませんでしたが。

 おっしゃる通りです。花の里の女将として再登場した時は驚きました。

>今作の感想については、ほぼ英さんが書いてくれました。私は感じていることを文章で表現するのが大の苦手なので、英さんの文才には頭が下がるばかりです。

 過分な褒め言葉ですが、ありがとうございます。素直に嬉しがっています(笑)

> 私から付け加えるのなら、「ビデオカメラのレンズの破片、裸足の足跡、置きっぱなしの靴などは、普通最初の現場検証で気付くのではないか?」といったところです。

 ええ、現場検証は甘かったですね。やはり、米沢さんがいないのが大きいです。

>AVに強制出演させされそうになった女子大生を演じていたのは、トシちゃんこと田原俊彦さんの娘さんだそうですね。

 そうでしたか。全く気付きませんでした。情報、ありがとうございます。
 ドラマ上のことですが、幸子の説得は良かったです。あのまま流されたら、この先、流され続けてしまいます。
 でも、確かにそうなんですが、「あのまま逃げていたら、助けてくれた烏丸が殺人犯になってしまう」というポイントも抑えてほしかったですね。
大杉漣さんが亡くなりました (marumori)
2018-02-21 22:22:36
英さん、こんばんは。

 衣笠副総監役の大杉漣さんが亡くなられたのですね。

 あまりに突然のことに驚くと同時にショックを受けています。

 衣笠副総監約以上に、Season2第6話『殺してくれとアイツは言った』での作家役が印象に残っています。あまりにも衝撃的なラストが強烈でした。

 今後の副総監との関係もどうなるか注目していただけに、本当に残念です。

 心よりご冥福をお祈りします。
びっくりしています ()
2018-02-21 23:13:28
marumoriさん、こんばんは。

>衣笠副総監役の大杉漣さんが亡くなられたのですね。
>あまりに突然のことに驚くと同時にショックを受けています。

 突然の訃報…私も驚いています。
 味のある俳優さんでした。喪失感を強く感じています。

>衣笠副総監約以上に、Season2第6話『殺してくれとアイツは言った』での作家役が印象に残っています。あまりにも衝撃的なラストが強烈でした。

 ええ、出だしから印象的な話でした。(でも、終盤は覚えていないんですよ)

>今後の副総監との関係もどうなるか注目していただけに、本当に残念です。

 今回は甲斐峯秋(石坂浩二)と敵対関係で、特命係とも対立していました。今シリーズでその対立が激化、進展する様相でした。
 不謹慎ですが、収録は済んでいたのかな?と思いました。
 急な他界は、ご本人も無念でしょう。冥福を祈ります。

コメントを投稿

ドラマ・映画」カテゴリの最新記事