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韓国警察、患者を乗せた救急車の信号無視を取り締まり物議=ネット

2017年05月19日 06時36分35秒 | 韓国



2017年5月16日、韓国の警察が緊急患者を乗せた救急車を制止させ交通違反の取り締まりを行ったことが物議を醸している。韓国・YTNが伝えた。

今月12日、ソウル中心部を走っていた私設救急車(民間の救急車)が信号無視をしたとして警察に止められ、医師の診断書の提示を求められた。当時この救急車には、心臓に水がたまり危険な状態の脳卒中の患者が酸素吸入器を着けた状態で乗せられていたという。

取り締まりを行ったソウル江北(カンブク)警察署の関係者は「信号無視をしたため、救急車の中に患者がいるか確認する必要があった」として、乱暴な運転を日常的に行っている私設救急車の取り締まりのための措置であり、法にのっとった措置と釈明した。

結果的に救急車を止められたことで予定の診療時間を過ぎてしまい、緊急治療室で夜を明かすことになった患者の家族は「生命が優先ではないのか?もちろん取り締まりも徹底すべきだが、(警察官が)患者を確認したのを見て、私が急いでほしいと訴えても書類を持ってこいなどと言われ、時間だけが過ぎてしまった」と怒りをあらわにした。

私設救急車が救急患者を乗せず交通違反で摘発された件数は韓国で年々急増、ここ3年で9000件に迫ろうとしている。警察は私設救急車の違法営業と乱暴運転が依然大きな問題だとして、取り締まりを一層強化する方針だ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは、今回の警察の措置を評価する声が多く上がっている。「今回のケースはちょっとやり過ぎだけれど、信号無視が原因で大きな事故が起こったら、患者だけでなく罪のないドライバーまで命を失う恐れもあるよ」「予約患者の搬送で信号無視したなら捕まえないと。警察よくやったね!」「警察が止めるくらい、私設救急車に問題が多いということ」などのコメントが多数の共感を得た。

また、韓国で多い私設救急車の実態について、「撮影会に遅刻しそうになった芸能人が会場まで私設救急車に乗って行った事件がなかったっけ?」「実は患者が乗っていないケースが多い」と指摘するコメントも。さらに、「私設救急車が違反したら、罰金と懲役を2倍以上にすればいい」「救急車のサイレンや非常灯が稼働したら、警察庁に無線で通報されるようにして、後でその理由について書類を提出させるようにすればいい」「確認して患者が乗っていたら、すぐに送り出せばいいこと」「私設救急車をなくして救急隊員を増やすべき。若者の失業問題も解決されるし。こういうところに税金を使わなきゃ」など今後への提言もあった。

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