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米FBI長官解任、トランプ大統領が決断した本当の理由とは

2017年05月12日 06時47分08秒 | 世界のニュース




政府はコミ―長官(左)の解任の理由としてクリントン氏の捜査への対応に言及



ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官がトランプ米大統領に解任された問題で、コミー氏に近い関係者が、解任の理由として次の2点を挙げていることが11日までに分かった。

1.コミー長官がトランプ大統領に対して一切の個人的忠誠を約束しなかった
2.2016年の大統領選挙でトランプ陣営がロシアと結託した可能性について、FBIが捜査に本腰を入れていた

ホワイトハウスはコミー長官を解任した表向きの理由として、ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題捜査に関する同長官の対応について、司法省のロッド・ローゼンスタイン副長官が懸念を示したと説明する。

しかし、コミー長官が解任された本当の理由は、ロシア問題に関する捜査だったことをうかがわせる事実が浮上しつつある。

ローゼンスタイン副長官のメモではコミー長官について、昨年7月にクリントン氏に対する捜査を打ち切ると発表したのは、クリントン氏に対して不公正だったと指摘。コミー長官が記者会見を開き、「犯罪捜査で容疑が否定された人物について、名誉を傷つけるような情報を公開した」とする批判も展開していた。

トランプ大統領はローゼンスタイン副長官のこの進言を受け、コミー長官を解任したというのが公式の説明だ。

「全ては非常に単純なこと。あなた方は問題を難しくしようとしている」。ケリアン・コンウェイ大統領顧問は9日、CNNにそう語っていた。「FBI長官が国民の信頼を失い、共和党と民主党の信頼を失ったと、大統領が判断した」

だがトランプ大統領の公の発言を振り返ると、コミー長官がクリントン氏に対して不公正だったというローゼンスタイン副長官の見解に、トランプ大統領が同意していなかったことが分かる。実際にはトランプ大統領は全く反対の理由、つまりコミー長官がクリントン氏を訴追しなかったという理由で、コミー長官を批判していた。

しかも、ローゼンスタイン副長官のメモは9日の日付だった。しかしホワイトハウスの複数の当局者がCNNに語ったところでは、大統領は就任直後からコミー長官の解任を検討していた。特に、9日に解任を決断するまでの1週間はその姿勢を強めていたという。コミー長官は3日の上院司法委員会で、クリントン氏の電子メール問題と、ロシアの選挙介入に関する捜査について証言していた。
トランプ大統領はコミー長官が証言する前日の2日、ツイッターに次のように投稿していた。

「FBIのコミー長官は、ヒラリー・クリントンによる悪行を野放しにしていたという点で、クリントンにとって最高だった」
「トランプ/ロシアのストーリーは、民主党が選挙に負けた口実として使っている言い訳だった」

さらに、コミー長官に解任を通告したトランプ大統領の通知には、クリントン氏の捜査についての言及は一切なかった一方で、ロシア問題の捜査には言及していた。

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