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カギ握る崔氏 朴氏支え40年超、“影の権力者” 

2016年10月31日 04時15分02秒 | 韓国



韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領をめぐる機密資料の漏洩(ろうえい)疑惑は、事件のカギを握る朴氏の友人、崔順実(チェ・スンシル)氏が電撃的に帰国したことで、新たな展開を迎えた。民間の実業家である崔氏がなぜ、“朴政権の影の権力者”と呼ばれるようになったのか。

 大統領の演説内容の手直し。人事や外交への関与。政府がからむ財団の私物化や資金の不正流用。さらに、娘を名門・梨花女子大学に不正入学させた疑いなど、崔氏がからんだとされる数々の疑惑は韓国で連日、大きく報じられている。いずれも大統領と近い関係にあることを利用したと見られているからだ。

 崔氏と朴氏の関係は1974年に朴氏の母、陸英修(ユク・ヨンス)氏が銃撃を受け、暗殺されたころ始まったといわれる。崔氏の父、崔太敏(チェ・テミン)牧師は朴氏の父、朴正煕(チョンヒ)元大統領と事業などを介して近かった。母親の死という失意のなか、朴元大統領のファーストレディー役も務めた朴槿恵氏は79年、今度は父親も側近に射殺された。

 朴氏にとって崔氏は「辛かったときに助けてくれた」(朴氏)人物で、悲しみのどん底にある朴氏を「オンニ(お姉さん)」と呼び、ついてきてくれた親友だった。以後、朴氏の財団設立や慈善事業、1998年の政界入りなどには常に崔氏が関わった。崔氏は06年、遊説中に暴漢に切りつけられた朴氏を懸命に介護したという。

 朴氏は、大統領に当選した12年の選挙では崔氏に「演説文や広報資料の表現などで意見を聞き、助けてもらった」と明かしている。崔氏も、演説の「心情表現を手伝ってほしいと言われた」と認めた。崔氏は朴氏の服装までコーディネートしていたともされる。

 それほど朴氏からの信頼が厚かった崔氏。親友関係は大統領府まで持ち込まれ、今回、一連の疑惑として露呈した。

 韓国では歴代政権で、親族がからんだ不祥事が相次いだ。地縁や人の縁を利用し、権力に近づこうとする者も少なくない。清廉潔白が売り物だった朴氏が大統領になっても、悪しき伝統は消えなかった。一般人が「大統領の友人」であることで権力を振るい、その崔氏にも人が集まった。

 頼れる友人だからと国家機密を渡してしまった軽率さ。公私混同が国益にも影響する事態となり、朴氏の“脇の甘さ”への批判だけでは済まされなくなった。

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