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「ヒアリ」100匹、舗装の亀裂に巣穴を確認 神戸港のコンテナヤード

2017年06月18日 14時35分10秒 | 国内ニュース



神戸市は18日、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が、人工島ポートアイランド(中央区)にある神戸港のコンテナヤードで見つかったと発表した。巣穴も確認され、目視で約100匹がいたという。ヒアリは5月に中国から神戸港に到着した貨物船のコンテナ内で、国内で初めて発見。今回確認された地点はコンテナの保管場所から20~30メートル離れており、市はコンテナにいたアリが逃げ出した可能性があるとみている。

 市は同日、久元喜造市長を本部長とする対策本部を設置。今後、ポートアイランド全域での生息調査を行うとともに、アリを見つけても手で触らないようにし、刺された場合は安静にして医療機関を受診するよう呼びかけている。

 市や環境省によると、コンテナは5月20日に中国・広州市の南沙港から神戸港に到着した貨物船に積まれており、25日まで神戸港で保管。その後、26日に兵庫県尼崎市内で積み荷を取り出す際にアリの群れが見つかり、鑑定の結果、今月9日にヒアリと判明した。

 このため、環境省はコンテナ保管場所の周辺で緊急調査を開始。16日、保管場所から20~30メートル離れた舗装の亀裂3カ所でアリ約100匹と巣穴を確認し、殺虫剤で駆除した。18日になって専門家によりヒアリと確認された。

 特定外来生物に指定されているヒアリは、赤茶色で体長2・5~6ミリ。攻撃性が強く、刺されると痛みや発熱、激しい動悸のほか、アレルギー反応によるアナフィラキシーショックを起こす恐れがあり、米国では多くの死者が出ているという。南米原産で亜熱帯・暖温帯に生息し、すでに北米や中国、フィリピン、台湾などに外来生物として定着。海外からの貨物にまぎれ、港や空港などから侵入したとみられている。


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