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3000年前のミイラのつま先に精巧な義足 エジプト

2017年06月28日 12時25分28秒 | 世界のニュース



義足が見つかったのは約20年前。古代エジプトの都テーベがあったナイル川流域、ルクソール西岸のシェイク・アブド・エル=クルナ墓地だ。スイス・バーゼル大学の考古学チームは、最新技術を使って義足が作られた時代を特定し、紀元前1世紀ごろに生きていた司祭の娘のものだという結論を発表した。

 丘の上の岩場を階段状に切り崩して作られたシェイク・アブド・エル=クルナ墓地は、古くは紀元前15世紀後半から同2000年ごろまで、何世紀にもわたって改装を繰り返しながら使われてきた墓地で、王族から庶民までさまざまな階級の人が埋葬されている。

 そのため、この義足が見つかった当初は、はっきりした製作年代がわからなかったものの、最新技術によって今回明らかになった。義足をつけたミイラが発掘された場所は、貴族や司祭のような高位のエジプト人が埋葬されている場所のひとつで、50〜60歳にかけて亡くなった女性の右足だという。

 さらにCTスキャン(コンピューター断層撮影)検査の結果、義足は、持ち主の女性の足に自然とフィットするよう何度も作り直された形跡があることもわかった。

 バーゼル大学のスザンヌ・ビッケル博士は「紀元前1世紀ごろに非常に高い職人技術があったことを証明しています。動きに合わせて伸び縮みするよう、ベルトストラップが使われていて、非常にバランスよく作られています」として、これまでに見つかった古代の義肢に比べて技術的に最高水準に達していると話している。

 例えば、紀元前600年ごろのミイラから見つかった紙製の張り子に麻布を張って補強した人工つま先は、足の先にスポッとかぶせるタイプのもので、関節が曲げ伸ばしできない構造だし、紀元前300年ごろの古代ローマの義足は、筒状のブロンズ製で、重すぎて、現実に装着していたとはとても考えにくいという。

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