Tommy's Express ブログ

海外のニュースから国内の政治、芸能界、スポーツまで幅広く取り上げています。

検閲しても止まらない“習氏批判” 、不満分子が権力闘争か

2016年10月18日 05時19分26秒 | 中国



中国のインターネット上で、習近平国家主席への批判が止まらない。かつては習氏に似ているとして、ネットで広がったアニメ画像にまで検閲を強化した習指導部だが、最近も「蛮族勇士」と名乗って経済運営を痛烈に批判する投稿が反響を呼んだ。絶大的な権力を誇る習氏も、ネット上での“言論戦”には苦戦を強いられているようだ。

 蛮族勇士は昨年ごろから少なくとも7本を投稿。景気減速の深刻な実態を暴露し、中国が「不況の道」を歩んでいると主張する内容だ。

 多様なデータを駆使しているため、体制内部の人物による投稿との憶測も広がる。関連ブログのプロフィルから、一部メディアは正体について、政府系シンクタンクの中国社会科学院の研究者ではないかと推測しているが、分かっていない。

 当局側は蛮族勇士のネット上のアカウントを次々と停止するなど対抗措置を取っている。しかし、投稿された文章がネット上で拡散し続けている状況だ。

 習指導部はこれまでも、習氏を批判するネット上での言論に厳しい目を光らせてきた。その対象はアニメのキャラクターにまで及んだ。

 香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」などによると、2013年に米カリフォルニア州で行われた米中首脳会談で、オバマ米大統領と習氏が並んで散歩する画像が「くまのプーさん」のキャラクターに似ていると中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などで話題になった。アニメの一場面と、オバマ、習両氏が歩くシーンを並べた画像が投稿されたところ、なぜか削除されたという。

 その後もネット統制は続き、10月には知識人階層に幅広い影響力を持つ言論サイトがアクセス不能となった。

 こうした状況の中で、蛮族勇士が支持を広げているのは、なぜなのか。評論家の宮崎正弘氏は「権力闘争的だ」と指摘する。習指導部が進める反腐敗キャンペーンが拡大したことで「不満分子が増え、ネット空間を使って情報で反撃する言論戦になっている」というのだ。

 反腐敗を大義名分に権力集中を図り、ネットも厳しく監視する習指導部。ネット上でのしっぺ返しは、因果応報なのかもしれない。


ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 米海軍のステルス駆逐艦「ズ... | トップ | トランプ氏、完全に「溶解」... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む