GDP第2・四半期、前年より12.53%増
行政院主計処は19日、第2・四半期の域内総生産(GDP)が季節調整前で前年同期比12.53%増になったと発表した。これを受けて同処は、2010年通年のGDP伸び率を前回予想のプラス6.14%から8.24%の高水準に引き上げた。第1・四半期の13%台と比較すると、伸びは鈍化したものの、プラス成長は3・四半期連続となる。世界金融危機以降、順調な景気回復が急速に進んでいることを反映している。
来年の政府借金は累計で5兆元に
19日発表された来年の政府予算案によると、負債は4000億元を突破して、累計で5兆元近くなり、GNP(国民総生産)の37.79%を占めることが分かった。これは借り入れ限度額の40%に迫っており、史上最高となる。歳入1.63兆元、歳出1.78兆元で、收支差は1590億元。これに債務の元本返済660億元と、特別予算借り入れとして2040億元を加えて負債は4290億元となる。
スルメイカ激減で価格大幅上昇、魷魚羹店ではメニュー変更も
気候変動の影響でスルメイカの漁獲量が激減しており、魷魚羹(スルメイカのあんかけスープ)を販売する道端食堂や屋台が苦戦している。去年は600グラム190元だったが、今年は400元にまで値上がり。魷魚羹では赤字になってしまうため、メニューを豚肉使用の肉羹スープに変更する店もでている。今年の水揚げ高は3万トンで、例年の6割にしか満たない状況。
林口長庚病院、1日の診療人数1万2000人以上で台湾一
行政院衛生署は医療機関の急患診療人数、平均入院日数、病床稼働率などの調査を行った。林口長庚病院の診療人数は1日平均1万2000人以上で、台湾一の診療人数だった。台北市立連合病院、台大医院、台北栄民総医院は診療人数が毎日1万人以上。最も少ないのは屏東佑青病院でわずか0.6人だった。病床稼働率(ベッドが埋まっている割合)は、医学センターでは平均80%から90%で、台北栄民総医院は93%で最も高かった。
台北鳳梨酥文化節、花がテーマの珍しい味も
台湾の代表的なお土産である鳳梨酥(パイナップルケーキ)の美味しさと技術を競う、台北鳳梨酥文化節が開催されている。今回で5年目に突入し、今年のテーマは11月から開催予定の台北花卉博覧会にちなんで、「花」と中秋節の「秋」。伝統部門、創作部門、包装部門があり48の業者が参加。洛神花、バラ、キンモクセイ、ラベンダーなどが人気食材となった。20日から台北市政府1階ロビーで試食会などが催される。
アジア富裕層調査で台湾第3位
2010年アジア富裕層理財調査によると、香港、シンガポールに次いで、台湾が第3位となった。流動資産・不動産の価値が高い、上から10%の人口を対象に調査をした。香港、中国、台湾、シンガポール、インド、インドネシア、マレーシアの中華圏が対象で、台湾富裕層の平均資産は15.5万米ドルだった。台湾富裕層の平均年齢は43歳、香港は48歳、シンガポールは44歳、中国は36歳。既婚率は88%と、対象国のなかで最も高い結果となった。
中国人留学生にも大学開放=分断以降で初めて
台湾当局は来年から、大学や専門学校などを中国人留学生にも開放することを決めた。台湾はこれまで短期学術交流などに限定して中国人学生を受け入れてきたが、学位取得目的の正式な留学生として入学を認めるのは、1949年に中台が分断して以降、初めてとなる。
立法院(国会)が19日、大学法などの修正案を賛成多数で可決した。教育部(教育省)は受け入れの目的を「文教交流を通じた(中台の)相互理解の増進」などとしているが、台湾では少子化が進行しており、大学入学者数が今後激減すると予想されていることも背景にある。
「抗日映画」のテーマ、中国版は「打倒日本帝国主義」、台湾版は「人」
2010年8月17日、ひと口に「抗日戦争映画」と言っても、中国版と台湾版を比べると様々な違いがある。例えば、中国版では定番の「日本帝国主義を倒す」などの勇ましいセリフは台湾版ではあまり使われない。民族色が強い中国版に対し、台湾版は人がテーマとなる傾向が強いようだ。中国のポータルサイト・網易が伝えた。
中国で代表的な抗日戦争映画といえば、「敵後武工隊」「小兵張[口戛]」「地道戦」「地雷戦」などが挙げられる。これら作品群に共通しているのは、田舎の貧しい人々が「抗日」のため勇敢に戦うこと。一方、台湾版の代表作「筧橋英列伝」「八百壮士」「梅花」などに出てくるのは都市の上流階級の人々が多い。中国では当時、地主や金持ちは「売国奴」だが、台湾には反対の価値観が存在していた。
中国版は「国」や「民族」の名のもとに「日本侵略軍」に対抗するという考えが軸となっているが、台湾版は反対に「個人」や「家」のため、そして中華文明を絶やさないため、という大義名分が主流だ。そのため、中国版は残虐非道な日本兵とそれに果敢に立ち向かう中国人という図式が多いが、台湾では戦争に関わる人々の複雑な心理状態をメインとする場合が多い。
例えば、台湾版の代表作「梅花」で、父親を日本兵に殺された家の長男が出征するシーン。母親の前で跪いた長男のセリフは「私は親不孝者です。長男なのに家を守れません。出征することになりました」。これを聞いた母親は「勝って帰ってきなさい」とだけ長男に告げる。これが中国版だったら、「日本帝国主義を打倒するため、戦ってきます」といった勇ましい言葉が出てくるだろう。同じ「抗日映画」でも、中国版と台湾版ではこうも違うのだ。











