グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

立命館APUの次期学長に思う

2017年12月18日 | 日記
立命館アジア太平洋大学(APU)の次期学長に生命保険業界出身の出口治明氏が就任することになった。
大学の出身者でもなく大学行政経験者でもないビジネスマンが学長に就任するなどは何故か面白そうだ。
氏は生保業界で長らく経験を積んだ後徒手空拳でネット生保会社を立ち上げた成功者だが最近では世界史に関わる著作物も多く出版しこの分野での造詣が深い。
グローバルに通用する人材育成を目指す立命館APU(学生も教員も半数を外国人が占める)にとってまさにうってつけではないか。
たしかに大学教育機関などでの運営経験や文科省などとの人脈は不足しているかもしれないが氏ならばそれらを補って余りある素養をお持ちだと拝察している。
日本の大学は今必ずしも世界から高い評価を受けているとは言い難い。
安易に迎合することもないが世界がボーダーレスに進んでいる以上「国際評価」は避けて通れないはずだ。
今回のケースは学者でもない、教育者でもない、役人でもない、純然たる民間人が直接大学の運営にかかわる稀有な例といっていい。
氏にはぜひとも「新しい大学」「世界に通用する大学」を創って欲しいと願っている。