グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米大統領のパリ協定離脱表明に思う

2017年06月03日 | 日記
昨日米国大統領がとうとう(地球温暖化対策の国際的な取組みとなっていた)パリ協定からの離脱を表明した。
案の上ヨーロッパ各国首脳から猛反発を受けたがこれには我が国の環境相も同調した。
大統領にとって首相は数少ない「お友達」の1人なのだがここには「忖度」はなかったねぇ。(笑)
大統領にとってはパリ協定離脱は選挙期間中からの持論であり公約でもあったから全く臆するところはない。
イスラム教国家からの入国制限問題やいわゆるロシアゲート疑惑で逆風が吹き荒ぶなか劣勢を跳ね返すにはこれしか手はなかったのかもしれない。
それにしても大統領の支持基盤にあるピッツバーグの市長や石炭採掘会社の社長がむしろパリ協定残留を主張しているのは大統領にとっても想定外だったのではないか。
今、大統領の決断は大局観を欠いた近視眼的発想と米国内からも非難の声が上がる。
こんなことではやっぱり先は見えてきたといっていいのではないか。
3年後のパリ協定離脱よりも自身のホワイトハウス離脱の方が早いのではないかと思ってしまうのである。