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京都市教育委員会から河合隼雄氏への不明瞭な謝礼金の流れ

2005年02月12日 02時44分13秒 | 反ファシズム
みなさん、すみません。たくさんのメールの中にうずもれてしまって、大事な情報をUPするのが大変遅れました。ひとえにわたしのミスです。
友人から送られた、「心のノート」推進者に関する続報です。

点線以下、転載。

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京都市職員措置請求書

1.請求の趣旨
 ●京都市教育委員会から河合隼雄氏への不明瞭な謝礼金の流れ
京都市教育委員会は、2001年8月、「京都市道徳教育振興市民会議」を発足させ、その第1回会議(2001年8月23日)で、河合隼雄氏を座長に選出した。同「市民会議」は、河合隼雄氏の提唱により、「あなたは自分の国を愛する気持ちを持つことがありますか?」というような「道徳教育市民アンケート」を実施し、市民らから強い批判を浴びている。しかし、同「市民会議」は、こうした市民からの批判や質問に対して、「いっさい回答しない」と決定し、問答無用の姿勢をとり続けた。
河合隼雄氏は、同「市民会議」の第1回会議、同年10月9日の第2回会議、12月13日の第3回会議に出席し、謝礼金として毎回10万円、合計30万円を受け取っている。(その後、河合隼雄氏は、文化庁長官に就任したため、名誉座長となり、以後の会議には出席していない。)
同「市民会議」は、本年6月の最終会議まで、過去15回開催され、市教委事務局職員を除くと、河合隼雄氏以外に13名が委員に就任している。しかし、河合隼雄氏以外の委員謝礼金は、いずれも1回の出席毎に11,111円(所得税の源泉徴収額が1,111円となり、手取り額は10,000円)と一律である。河合隼雄氏が座長であったから特別に高い謝礼金を支給したのではない。河合氏の後任に座長となった小寺正一京都教育大学副学長の謝礼金は、やはり11,111円であり、普通の委員と同額である。
京都市には、審議会や市民参加の委員会などが61(2003.3現在)あるが、委員謝礼金は、毎回5,500円~18,000円の範囲でしかない。座長、会長等に特に高い謝礼金を支払っている審議会・委員会は6つあったが、それも13,000円~21,000円の範囲にとどまっているから、「京都市道徳教育振興市民会議」の河合隼雄氏への謝礼金の突出ぶりは異常である。従って通常の謝礼金を超える分、すなわち、(100,000円―11,111円)×3回=266,667円は、違法・不当な公金の支出と言わざるを得ない。
他にも、京都市教育委員会は河合隼雄氏に対して、きわめて不明瞭な謝礼金などを支払っている。
たとえば、「相談指導法指導者謝礼」という名目で、2001年4月から2002年3月までの12ケ月間、毎月6万円、また同年11月にも10万円、合計82万円が支給されている。しかし、その支出決定書を見ても、何時、どのような内容の指導を受けるのかということはいっさい書かれていない。公文書公開請求の際の市教委の担当者の話では、「電話で相談したり、時々訪問して指導をしていただきました」というが、それを証する文書は何もないという。報償費というのは、実際の役務の提供に対する謝礼であり、具体的な業務内容もなしに支給することはできない。
また、2001年7月から2002年1月までの7ケ月間は、この「指導者謝礼」とは別に、「指導助言謝礼」という名目で、毎月10万円、合計70万円が支給されている。支出決定書では、その「理由」を、「本市教育の推進にあたり、子どもの健全育成に向けた事業展開、子どもカウンセリングセンターの建設をはじめとする子どもたちの心の居場所づくりに関する企画、道徳教育の振興などについて、指導助言を受ける指導者へ謝礼を支払う必要があるため」とし、月1回、午前10時~午後1時までの3時間、指導を受けるとしている。
河合氏が本当にこの時間に来庁して、昼休みの時間にもかかわらずに「指導」にあたったのか、単に昼食をとりに来たついでに「雑談」をして帰ったのかは定かではないが、その内容についても、「文書はない」とのことであった。
この謝礼金は、前述の「相談指導法指導者謝礼」とも重複しているし、そもそもこの時期、河合隼雄氏は、「本市教育のさらなる充実・発展にむけて、専門的・学術的な指導・助言」を行う市教委の「専門委員」に就任している時期であった。「指導助言謝礼」などの謝礼金を別途支給する理由など全くない。
また、市教委が各種団体に呼びかけて結成した「人づくり21世紀委員会」主催の行事でも、河合氏が何回も講演を行っている。2001年8月、2002年2月、2003年2月の3回、彼は毎回20万円を講師謝礼として受け取った。しかし河合氏は、この「人づくり21世紀委員会」の代表であった。主催団体が自分たちの代表に高額の謝礼金を支払うというのも常識では有り得ない。
●「国家主義者」「御用学者」にすぎない河合隼雄氏を、何故、こうまで特別待遇するのか?
京都市教育委員会が、特別待遇を続けて重視する河合隼雄氏は、いったいどのような人物であろうか?
河合隼雄氏は、「心理主義」の立場から、子どもたちの心に国家が介入し、所与の秩序に従順に従う子どもを作ろうとする「心の教育」路線を提唱してきた中心人物である。また、それだけではなく、「天皇への敬愛」を強調して問題となった「期待される人間像」(中教審答申)や、森前首相の「神の国発言」を賛美したり、「国家は義務教育を本来の統治行為として自覚し、厳正かつ強力に行わなければならない」「義務教育はサービスではなく、納税と同じ若き国民の義務である」(彼が座長を勤めた「21世紀日本の構想懇談会」の最終報告書)というような憲法や教育基本法に違反した提言をまとめてきた。さらに、文部科学省が全国の小・中学生に配布した、道徳の国定教科書とも言える『心のノート』についても、作成協力者会議の座長として、中心的な役割を果たしてきたし、教育改革国民会議や中教審委員を勤めるなど、教育基本法改悪の動きを「学者」の立場から推進してきた。
また、彼は、2001年、自民党国家戦略本部で、「政府や総理大臣が言うと反対されるようなことを、上手に持っていって実現するのが我々学者の役割だ」というような露骨な講演をしたが、もうここまでくると、権力に擦り寄る「国家主義者」「御用学者」という他ない。憲法と教育基本法にもとづいて教育を行うべき京都市教育委員会が、このような人物を特に重視し、何回も講演を依頼したり、指導助言を求めるのは適当ではない。
京都市教育委員会は、河合隼雄氏を特別待遇し、宣伝広告塔のように利用することによって、自らの施策を
権威づけ、彼を文部科学省などの中央政府とのパイプ役として利用しているのである。河合隼雄氏への批判はいっさい許さないと異常なまでに気を使い(たとえば、本年6月13日の、「子ども相談センター・パトナ」の開館1周年・河合隼雄氏記念講演会での、市教委職員による、河合氏に対して質問や異議申し立てしようとした若い女性らへの暴行・セクハラ事件や、「道徳教育振興市民会議」の最終報告書に添付された「市民意見集」では、河合隼雄氏への批判意見に対して、誰への批判か分からないように、同氏の名前を41箇所もすみ塗りして公表など----詳細は別紙「事実証明書」参照)、前述のような、金銭面でも普通では考えられないような特別待遇を続けているのも、その「見返り」を期待してのものであることは明らかである。
 
●門川大作教育長らの損害賠償金の支払いと、河合隼雄氏には不当利得の返還を請求
京都市教育委員会からは、河合隼雄氏に対して、前述の支出以外にも何回も謝礼金等が支払われているが、少なくとも前述の合計2,386,667円の支給は、違法不当な公金支出であることは明白である。
これらの事実は、京都市教育委員会が、本年6月30日に公開した公文書公開決定通知書により明らかになったものである。従って、これらの支出決定に係った門川大作教育長は200,000円、花嶋詳宜総務部長(当時)は466,667円、高桑三男総務部長(当時)は200,000円、在田正秀総務課長(当時)は1,520,000円の損害賠償を行うこと、または、河合隼雄氏は、受領した2,386,667円の不当利得金を京都市に返還するようにとの勧告を求める。

  以上、地方自治法第242条1項の規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求する。


2.請求者
        住  所  職 業 氏  名   印




京都市監査委員殿                            2004年  月  日
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4 コメント

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Unknown (近代にも伝統にも反する)
2005-02-13 12:24:49
人の心を裁くというのは恐ろしいことです。最近のNHKの問題にもからみますが、不敬罪は定義があいまいすぎて、制御になじまない法律なのです。愚かにも公権力が人の心を監視し裁く自体は、絶対に止めねばなりません。



 歌舞伎の「壇ノ浦兜軍記 阿古屋の琴責め 

http://lovely.millto.net/~hanagatami/kaisetu-kabuki.htm#kabuki05

には、情け深い判官とそうではない判官が阿古屋を裁きます。

 情け深くない判官は阿古屋は拷問にかけようとします。いっぽう、情け深い裁判官は、阿古屋に筝・三味線・胡弓を弾かせ、その音色に偽りがなければ心も偽りがなく無罪であると主張し、実行させます。結局阿古屋は、無罪になります。

 心を裁くことは時代的背景によっていたしかたがないとして(江戸期の作品)、はたして河合勇雄さんらは、楽器を弾かせたらどんな音がするのでしょう? いえ、学者さんですから、講演をさせればどういう音が聞こえるのでしょうか?

 批判的な市民運動の方々は、河合の声に何かおかしいものを見出したのではないでしょうか?



 一口に心を裁くといっても多様なヴァリエーションがありえます。そのなかで最悪の心の裁き方を河合さんたちはやってしまいました。近代的価値にも伝統の美意識にも反する愚行です。

 そんな人たちが、「天皇への敬愛」を説いている。かといって、グローバリゼーションによるコミュニティ破壊を批判するわけではない。自律的な学ぶ力をなえさせる明治以降たかだか100年しか歴史のない学校に子どもを閉じ込める。これは、沖縄をライフワークにされる今上天皇・皇后両陛下への不敬ではないでしょうか?

 そこまで歴史感覚も判断力もない人間が、なぜか京都市の教育行政を牛耳り、不明瞭なカネの流れも調べれば出てきた。というのがこの記事への解説です。なんときれいな心の教育でしょう! 
csつながりでたどり着きました。 (シナモン)
2005-02-15 10:51:25
河合さんの本って読んだことないですが、この方の考えってそうなんですかぁぁ。森首相の時代遅れの考え方にたまげて、また危険な香りさえ感じましたが。



シューレ大学って知りませんでした。

講師がとても豪華じゃありませんか!贅沢な布陣ですねー。

Unknown (三輪ホテル)
2005-02-27 10:55:53
僕たちのほとんどがキチガイだ。あんたのこともまったく信じられん。公的な証拠があるのかね?
見ているものが違う (a m)
2005-03-01 11:25:32
河合さんの本をちゃんと読んでいない方や、

歩んでいらした道をわかっていない方に、

何を言う資格があるのでしょう。

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