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勝海舟と松浦静山ーそのあくなき好奇心と偏見のない判断力

2016-12-02 18:03:26 | 日記
「旧平戸藩で明君と聞えた静山公が、儒者を集めて、種々の話をさせて、それを筆記した『甲子夜話』といふ随筆で見たが、なかなか面白い。全体その時代の真面目は、正史よりも、かへつて飾り気のない随筆などで分るものだ」(勝海舟「氷川清話」より)

さすが勝海舟。平戸藩主で隠居した松浦静山の『甲子夜話』を読んでいます。静山公は文武両道にすぐれた明君として知られていますが、その情報収集能力はすごいものだったようです。殿様の力というだけでなく、売女や乞食、流人や罪人など社会の隅々まで目を向け、そのあくなき好奇心と偏見のない判断力はさすがとしか言いようがありません。この姿勢は勝海舟もよく身につけています。理窟だけで考えるのではなく、庶民の中に入って社会の隅々までよく観て、偏見のない判断力によって常に困っている人々のために行動していました。こんな勝海舟が私は大好きです。
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