
「第一発見者の苦労」
公務員試験の英語の問題文を訳したものです。

コロンブスが、アメリカに到達して、

スペインに戻ったころ。
「コロンブスはスゴイことを成し遂げた!」
と、国中で英雄扱いだった。


(ちょうど、「なでしこジャパン」みたいな感じでしょう)
一方で、そのヒーローぶりを妬む者もあった。
パーティーでコロンブスと同じ円卓についた一人の男が、
イジワルな口調で、こう言った。

「アメリカから帰って来てからというもの、
ずいぶん評判のようだね。
しかし、あんたのやったのは、
船で、海を渡ったら、新しい陸地を見つけた。
そんなの、誰にでも出来るじゃないか。
世界で一番簡単なことだ」

静かに聞いていたコロンブスは、黙って、
円卓の上『ゆで卵』を一つ取って、
「皆さん、卵を、テーブルの上に立てることは出来ますか?」

イジワル男をはじめ、円卓の人たちは、
卵を立てようとしたが、
卵は転がるばかり。
コロンブスは、
卵をテーブルの上で叩き、少しだけヒビをつくってから、
卵を立てた。


「こんなの、誰にでも出来る。
世界で一番簡単なことさ。
…誰かから、やり方を教えてもらった後なら、ね」


アメリカ大陸の発見よりも
卵の立て方よりも、
すべての人が最も知りたい
「運命は、どうやって決まるのか」を
お釈迦様は、教えられていますが、
それを最初に体得されるのは、
いかに大変なことだったことか。
その教えのすべてを聞くことができるのは、
スゴイことなんですね。












