朝の田んぼ

　　お早うございます。いいお天気です。窓から水を張ったばかりの田んぼが見えます。カエルが時折鳴いています。風もなく鏡の様な田んぼが大きなスクリーンになって空を四角い大地に取り込み小さな山がくっきりと映し出されています。静かで平和な光景です。

　我が家は２０年程前から自然農で野菜を作っています。きっかけは私がアルバイトをしていたお花屋さんで一緒に働いていた方に誘われて、川口由一さんが赤目で開いておられる「赤目農法塾」に参加したことに始まります。春からお米を女性５人で作り、秋に刈り取る時に主人と丁度出会って、稲刈りのお手伝いに来てもらいました。この事で主人が自然農に興味を持ち現在まで続ける様になりました。しかしながら、私は誘われて月に一度の遠足気分でやっていただけなので、かなりテキトーです。それだけに凝り固まっている訳ではありませんので、除草剤や農薬、化成肥料もチョロッと使います。家の周辺に撒いた残りの除草剤をお花を植える畝に撒きます。すると、１週間程で枯れ出します。葉っぱに掛けて枯らす除草剤なので地面に落ちると無害と書かれているので取り合えず信用していますが、野菜には使っていません。しっかり根まで枯らしてくれるので、その上に刈草を積み上げていくと、土がフカフカになります。しばらくは草が生えて来ませんのでそこにポットで育てた苗を植えます。これも野菜には与えませんが、化成肥料をほんの少し撒いておくと立派な花に育ちます。農薬はビシャコや山茶花に撒きます。お花用の畝は私の自由にさせてもらっていますので、色々実験しています。

　今から梅雨にかけて一年で一番草木が茂ります。土手の草を刈っては野菜の根本に積み重ねる作業が続きます。草マルチをしておくと雑草が生えにくくなりますし土がフカフカになります。スイカ、マッカ、メロン、カボチャ等の蔓性の野菜は特にしっかり草を積み重ねておかないと雑草だらけになってしまいます。こうして出来た野菜は本当に美味しく、大器晩成型で後半まで良く実ってくれます。

ご注文の銘仙のバッグ完成しました。



前後ろに大小のポケットを付けました。


中には２０cmのファスナーポケット。
口にはマグネットボタンを付けました。


持ち手とポケットの口に５つ編みで飾り付けをしてみました。
合皮はご指摘のあった濃紺が手に入り、それで仕上げました。