観てよかった。出会えてよかった作品。
ここのところフランス映画ばかり観てますが、
フランス映画がどんなものかなんて、そんなものはわかっちゃいませんが、
よいものはよい。好きなものは好き。
「夜中の3時に電話できる友達はいますか?」
美術商人の嫌われ者の中年男フランソワが、
知り合いに「お前には友人なんていない」
と指摘され、
「そんなことがあるものか!」
と、10日以内に親友を連れてくるという賭けをする。
が、しかし、昔から嫌なヤツだった彼に、
「親友」と言ってくれる人はいなくて…。
偶然知り合った、陽気なタクシー運転手のこれまた中年男のブリュレに、
なんとか君のように感じよくなるにはどうしたらいいか、と、
レッスンをお願いするんだけど…。
フランソワはブリュレに言われた通り、感じよく見知らぬ人に話しかけたりするんだけど、
まったくこの点は不器用で滑稽で、本来のコメディ感は外してません。
そしてこのブリュレの優しいけど芯を突いたひとことひとことが、
心に深く残るのです。
「真の友情は見返りを求めない」
「感じよさ 笑顔 誠実」
次第にこの二人が友情を育んでいくのだけど、
心根のよいブリュレをもお金で考えるフランソワに、
彼はとうとう傷付いて仲たがいしてしまうのです。
怒るのではなく、傷付く、というのがひしひし伝わる。
ほんとにブリュレは純でいい人なんだなあ。
そして、
それまで打算やお金、駆け引きでしか、周囲を見れなかったフランソワが、
ブリュレを心から思いやる終盤が、ほんとに泣ける!
ラストの二人の何気ない掛け合いは、
やなヤツだったフランソワの改まった人間性が映し出されていて、
ほんと、最後までよく出来ている作品でした。
観終わって
いやはや、感動。
したにもかかわらず、
「あの場面には感動したね~最後のプレゼントも粋な計らいだったよね~」
と、一緒に観たMちゃんに言われて、
「???」
なワタクシ…。
「…そこがわかってなくて、どこで感動したの…」
困惑するMちゃん。
へへへ…(苦笑)
タクシーの運ちゃんブリュレの人間性に感動してたのですよ~!
運転手という職業だからではなく、
気さくで誰とでも仲良くなれる彼だから、
お客さんを楽しませることも出来る。
こうやって、垣根のない人は素敵だなあ、と思いました。
彼の両親も優しくて暖かくて、
そこがクローズアップされるわけではないのに、
納得させられる演出には圧巻です。
彼の人間性が即席的なものでなく、ちゃんと伝わってくるのです。
と、いう訳で、
わたしが見逃してしまった部分を差し引いても、
素敵で粋で笑って涙する作品でありました。
今まで「ペーパームーン」がベストだったけど、
何年かぶりに入れ替わり~!
わたしは夜中に電話できる友達っているかなあ。
ここのところフランス映画ばかり観てますが、
フランス映画がどんなものかなんて、そんなものはわかっちゃいませんが、
よいものはよい。好きなものは好き。
「夜中の3時に電話できる友達はいますか?」
美術商人の嫌われ者の中年男フランソワが、
知り合いに「お前には友人なんていない」
と指摘され、
「そんなことがあるものか!」
と、10日以内に親友を連れてくるという賭けをする。
が、しかし、昔から嫌なヤツだった彼に、
「親友」と言ってくれる人はいなくて…。
偶然知り合った、陽気なタクシー運転手のこれまた中年男のブリュレに、
なんとか君のように感じよくなるにはどうしたらいいか、と、
レッスンをお願いするんだけど…。
フランソワはブリュレに言われた通り、感じよく見知らぬ人に話しかけたりするんだけど、
まったくこの点は不器用で滑稽で、本来のコメディ感は外してません。
そしてこのブリュレの優しいけど芯を突いたひとことひとことが、
心に深く残るのです。
「真の友情は見返りを求めない」
「感じよさ 笑顔 誠実」
次第にこの二人が友情を育んでいくのだけど、
心根のよいブリュレをもお金で考えるフランソワに、
彼はとうとう傷付いて仲たがいしてしまうのです。
怒るのではなく、傷付く、というのがひしひし伝わる。
ほんとにブリュレは純でいい人なんだなあ。
そして、
それまで打算やお金、駆け引きでしか、周囲を見れなかったフランソワが、
ブリュレを心から思いやる終盤が、ほんとに泣ける!
ラストの二人の何気ない掛け合いは、
やなヤツだったフランソワの改まった人間性が映し出されていて、
ほんと、最後までよく出来ている作品でした。
観終わって
いやはや、感動。
したにもかかわらず、
「あの場面には感動したね~最後のプレゼントも粋な計らいだったよね~」
と、一緒に観たMちゃんに言われて、
「???」
なワタクシ…。
「…そこがわかってなくて、どこで感動したの…」
困惑するMちゃん。
へへへ…(苦笑)
タクシーの運ちゃんブリュレの人間性に感動してたのですよ~!
運転手という職業だからではなく、
気さくで誰とでも仲良くなれる彼だから、
お客さんを楽しませることも出来る。
こうやって、垣根のない人は素敵だなあ、と思いました。
彼の両親も優しくて暖かくて、
そこがクローズアップされるわけではないのに、
納得させられる演出には圧巻です。
彼の人間性が即席的なものでなく、ちゃんと伝わってくるのです。
と、いう訳で、
わたしが見逃してしまった部分を差し引いても、
素敵で粋で笑って涙する作品でありました。
今まで「ペーパームーン」がベストだったけど、
何年かぶりに入れ替わり~!
わたしは夜中に電話できる友達っているかなあ。