ウリナラ大統領の誤算

　10日の竹島上陸から続く、韓国の李明博大統領による横紙破りの行動。とうとう、天皇陛下を名指ししての謝罪要求となりました。原文をあたった人によれば、跪（ひざまず）いての謝罪ではなくて、朝鮮での罪人が縛られる姿勢を要求したということです。

　この報道が列島を駆け巡るや、ロンドン五輪でのサッカーの暴挙に神経を尖らせていた人たちは、一斉に堪忍袋の緒が切れてしまいました。竹島不法占拠がレイプなら、天皇断罪は宣戦布告も同然です。何故に、このような狂気に走ったのか？

　李大統領は、汚職で実の兄や側近が逮捕され、任期が切れた後の自信の逮捕は免れないとされています。そこで、国民に向けての人気取りのパフォーマンスが必要となり、歴代大統領が持ちだした対日アイテムである慰安婦で仕掛けてきました。しかし、日本政府が無視したことで、さらなる強硬手段として竹島上陸が発案され、そして天皇断罪という、超えてはならない一線を越えてしまったのです。

　この一連の動きから、サッカーでのメッセージボード掲示も、韓国のサッカー連盟だけでなく、大統領の竹島上陸に合わせた国家的戦略だと分かります。では、この作戦を考えたのは誰か？それは統一協会の関係者だと推量できます。

　というのも、李大統領は大統領選の公約で、南北朝鮮の統一資金として400億ドルをプールすることと、日本に賠償金名目で最低でも100億ドルを拠出させるとしていたのです。ここから、李大統領のバックは統一協会だと分かります。しかし、日本が気前よく出すはずもありません。それで、マスコミを焚き付けて日本の民主党政権を誕生させ、韓国からの対日輸出を増やさせ、また在日に対する様々な優遇策で、在日経由での迂回資金を目論んだのです。

　しかし、貿易依存度が日本をはるかに超える韓国では、対日において原材料や部品の輸入が輸出を上回り、対日貿易赤字は解消できませんでした。そこへ持ってきてのバブル崩壊です。日本の信用金庫にあたる貯蓄銀行が次から次へと破綻し、追い打ちをかけるようにEUの経済危機と中国のバブル崩壊が重なってしまいました。もう、統一どころではありません。

　でも、李大統領は日本から金を引き出さねばならないのです。公約で約束した統一資金。ウリナラの性格からして、捕らぬ狸の皮算用で、この不明な資金を見せ金にして借金しているのに100ガバス。サムスンでさえ、韓国の国家予算を上回る隠れ借金が噂されているのです。こうなると、統一協会の関係者からサムスンに至るまで、日本憎しの反日で凝り固まったウリナラには、どうやったら日本が苦しむかという怨念しか残されていないのです。

　サムスン五輪と言われたバンクーバー冬季五輪の直前に、シャープに敗訴して泣き付いたサムスン。その恨みを晴らすために、市場が崩壊するのも厭わずに値下げ攻勢。シャープを潰すのが目的となり、液晶パネルの自社工場すら維持できなくなりました。その恨みがロンドンにも持ち越され、数々の日本に対する嫌がらせとなったのです。

　天皇陛下とエリザベス女王は特別な関係にあり、在位60周年に合わせた五輪にも、日本はいろいろと支援してきたのです→英進出企業。日立の高速鉄道もそうですし、オリンピックのパナソニック製映像機器もそうです。サムスンが提供した無線機器は安いですが、パナソニックのテレビカメラは一台で1000万円以上もすると思います。レンズだけで数百万円の世界ですから。サムスンがスポンサーとして威張っても、実情は大したことがないのです。

　今回の五輪で勇退するロゲ会長の顔に泥を塗り（もっとも自業自得ですが）、エリザベス女王の顔にも泥を塗った韓国。閉会式で日本選手団を早めに入場させ、韓国とは離して差別した配慮。イギリスは最後の最後で、高慢で横柄なサムスン五輪を否定したのです。

　今回の五輪は、将来には、日本が世界の規範となるターニングポイントとなった五輪と評価されているはずです。世界の記憶に残らねばならなかった。神によって、そのための数々の奇跡的な勝利が用意され、また多くの国民の心を揺り動かすこととなったのです。日本は世界の規範であり、また目標となる運命にあるのです。その第一歩となったオリンピックに祝杯を。

　　　　　エフライム工房　平御幸