大潮だったのであろうか、土曜の休漁日。
漁師は、潮が引いた磯で沿岸漁業に勤しむ。
かつて、この高台に立ったのが1983年の二月だったであろうか。
あれから35年、大戸瀬は駅舎こそ変わったがその俯瞰の景色は何ら変わらない。
しかし車を止めた高台の集落の道路を、例の弾丸道路工事現場に向かうのか11tダンプがしきりに往来する。
まもなく五能線に並行した道路は廃れ地域住民だけのものになることだろう。
そのころまで五能線は生き残っているのだろうか・・・。
弾丸道路のロジスティクスは平成の次の元号の下で果たして人の生活を全国レベルで潤すのだろうか。
それともまたもやナガタチョーの道路族議員の懐のみを温かくするのだろうか。
いい加減、くだらない馬鹿な政治に一石が投じられる時代を平成の次に期待したいものである。
2018年 睦月 大戸瀬にて