レース鳩日記 勝利の翼

1933年 
ポーのレースで
デュレイ鳩舎の鳩の帰還を見守る愛鳩家達

GNへの道5

2011-03-31 18:01:39 | 日記
GNは予定通り放鳩されました

翌日は早朝に鏡石の慶一さんの鳩が帰還
その後仙台でも帰った昼過ぎには郡山でも帰ったと情報が入るのですが、
うちの鳩は帰る気配がなく結局3日目まで帰還しませんでした

4日目早朝に幹夫君からGNの鳩が帰ったとの電話があり
それならうちも帰るのではと思ったのですが
午前中は仕事だったので10時過ぎに鳩舎を覗いた時はまだ帰っておらず

昼からは小野君・陽一君・安藤さんと4人で慶一さんの活躍鳩を見に行き
夕方帰宅後に鳩舎に上がるとヒナ鳩しか居ないはずの薄暗い鳩舎に
チップを付けた灰の鳩がいるではありませんか、
「あれ?」と思って良く見ると3520が帰っていたのです

この時は諦めて記録機を外していたので
コードを繋いだり記録機を取りに行ったりと何度も鳩舎を上り下りしました
たぶん11時ごろ帰ってたのではないでしょうか?

鳩は4日目帰還なので疲れて肉も落ちていたので
疲れが取れてから一腹だけ雛を引き来年に備えたのです

このレースは幹夫君が連合会優勝で3520は2位。
(また、訓練やってもらった分負けたのかな?) 

全体では宮城連盟が総合1位、2位
慶一さんが総合3位で連盟優勝

うちの連盟は郡山の鳩舎が連盟優勝
幹夫君が連盟3位で3520は連盟5位でした
いかにGNは過酷なレースでかが窺われます

幹夫君兄弟は
GN総合優勝をはじめ総合シングル多数の記録を持つGNの強豪です
それだけ実績があるにに4日目に帰っただけでも喜ぶ姿は
やはりGNは特別なレースなのです、

2~3年前もGN全滅レースで
4代連続1100k以上記録に挑戦した鳩が
10日目に帰ったと大喜びしてました
記録にはなりませが全滅レースで帰ったのが嬉しかったようです

昔は3日目帰還では誰も見向きもしかったのですが
近年は鳩が帰らずGNに参加すら出来ない鳩舎が多い中で
GNに全てを懸けているといっても過言ではありません



やっぱり

2011-03-30 20:53:06 | 日記
至上最強の牝馬かも?
間違いなく世代最強のレーヴディソール
が骨折で復帰までに6ヶ月以上掛かるそうです
やっぱりアグネスタキオンの産駒でした

故障しなければ
間違いなく桜花賞もオークスも楽勝してたでしょうね


以前から
レーヴディソールはアグネスタキオンの産駒なので
故障の恐怖が付きまとうと思ってたのですが
このニュースを知って特に驚きませんでしたね~やっぱりです

アグネスタキオンの母系は以前から脚元が弱いと言われてました
母馬のアグネスフローラは屈腱炎で引退
アグネスタキオンも屈腱炎で引退してます

そしてアグネスタキオンの代表産駒も
ことごとく故障してしまう
ダイワスカーレットもディープスカイも屈腱炎で引退
キャプテントゥーレやリルダバルは骨折からの復帰
武豊騎手が大怪我をしたザタイキは予後不良
その他色々・・・

レーヴディソールの母系レーヴドスカーの産駒も体質が弱い と言われてますが
今回のレーヴディソールの骨折は 父系の影響に思えますが?

故障しやすい血統は確かにありますね

鳩も電線に当たりやすい血統とか
病気に罹りやすい血統
舎外失踪しやすい血統などがありますよね


GNへの道4

2011-03-30 16:42:27 | 日記
05年春
400kまで順調に当日帰還
しかし、アクシデントが3520を襲います
500kの持寄り前日にハヤブサに襲われ尾羽を殆ど抜かれてしまったのです
並の鳩なら捕まってしまったのでしょうが
利口な鳩なのでこの程度で済んだのだと思います

この時は他の1羽が犠牲になってしまいました
この年の春はハヤブサが頻繁に現れ数羽犠牲になっています
オオタカだと飛び始めの若鳩は犠牲になるのですが
舎外の良く飛んでいる鳩は簡単には捕まりません
しかしハヤブサは話が別です、飛ぶスピードが早いので、
狙われたらよほど反射神経が良いか
状況判断の良い鳩じゃないと逃げ切れません

抜かれた尾羽が生え揃うまでに約1ヶ月かかるので
当然地区Nには参加出来なくなってしまい
仕方がなく400kから1100kのGNへジャンプする事にしたのですが
不思議と不安はありませんでした

過去にGP800kを飛んでいるし、
オランダ等では300kや400kしか経験のない鳩を
1000k以上のレースに参加させて
好成績を上げている鳩舎が少なからずあります
ヨーロッパと日本では地形や気象条件が違うので一概に比較できませんが? 

GNは抱卵で行こうと決めて予定通り産卵したのですが
ここでミスを犯してしまったのです
交配鳩を1週間前のCH900kへ参加させてしまったのです
翌日までに帰還して引き続き抱卵する予定だったのですが帰って来ません、
1羽になった3520は巣を立ってしまいました
交配鳩はCHの本命鳩だったので止める事が出来なかったのです

訓練は友人の幹夫君兄弟が
一緒に猪苗代に2回持って行ってくれ助かりましたが
舎外の方は出しても殆ど飛ばない状態でしたね

GNの持ち寄り2日前に後日帰りしたオスとペアにして参加
この時は「帰らないのではないか?」と言う不安はなかった様に思います
利口な鳩なので遅くても帰るだろうと送り出したのですが
上位に入る自信はありませんでした


風評被害2

2011-03-30 13:41:02 | 日記
風評被害は農産物がクローズアップされてますが
それだけではありません観光業界も大打撃です

わが町は観光の町なのでそれに関わる人が沢山います
わが家もその一人なので大変です

今朝、果樹園を営む友人の所へ行ってきたのですが
農作業を休んでるとかで
「今年は作っても売れないだろうしなあ~」
と元気なく鳩に餌を与えてました

お互い大変ですが、家を失ったり、肉親を失った人や
原発で強制的に町を追い出された人達に比べたら
まだまだ良い方かなと思ってます


地元テレビのニュースでシイタケ農家の実態を放送してました
シイタケは出荷停止の対象になっておらず安全な物にも拘らず
県外に出荷したシイタケが福島産というだけで全て返品されてきて
生産農家はショックで立っていられなかったそうです


先日一部の牧場の原乳や農家のホウレンソウなどから
基準を超えるヨウ素が出たことで
福島県で生産された、それらの物は全て出荷停止になってますが
検査もせずに福島県産は安全な物も全て出荷停止になってる訳です
しかも福島県は全国で三番目?に大きな県です
例えば100kも離れた農場も廃棄処分の対象になるわけです

疑問に思ったのは
例えば隣接する新潟や山形、宮城で福島との県境で生産された物は
風評被害もなく問題なく出荷されて消費されてます

県境で僅か10~20mの違いでも片方は出荷停止
片方は市場に出て消費者は喜んで購入する事態になってるわけです
隣接する農場で生産された物でもこれだけ違うのです
これが消費者心理と言うものでしょうか?

全ての農場を検査していては時間も費用も掛かるので
面倒なので何ヶ所か検査して一ヶ所でも基準を超えれば
県内のものは全てダメにしてるのでしょうが?

勿論
安全だといって出荷しても業者や消費者が買ってくれないでしょうけど

避難所や屋内避難指示地域では食料な足りなくて困ってるのに
安全な物まで全て廃棄してしまう
規則とは言え何か割り切れないものがあります

被災地の会員はレースどころか鳩どころではないのが現状です
他地区でレースを再開するしない
そんなことまで考える余裕などありません!

GNへの道3

2011-03-29 12:46:39 | 日記
高知GPは天候の関係で一日前倒しで放鳩

放鳩翌日の朝6時半頃、陽一君から鳩が帰ったとの連絡が入ったので
うちも帰るのではと暫く鳩舎で待ったのですが帰る様子もないので
午前中仕事してから昼に鳩舎に上がると
3520は既に帰って雛を抱いていました
余り疲れた様子もないので、この時に来年はGNへ出そうと決めたのです

結局、このレースは連盟で帰ったのは2羽だけで
陽一君が連盟優勝で3520は2位でした
「訓練をやってもらった分負けたのかな?」
でも全然悔しくありませんでした陽一君おめでとう!


04年春
300k後に静岡県?で発生した鳥インフルエンザの影響で一時中断
約50日後に再開されて地区Nまで順調に当日帰還

以後のレースは日程の関係で四万十CH900kだけになり
仲間数人と山越えの猪苗代訓練を2回行い持寄りに備えたのです
しかし悪天候でレースは中止になりガッカリ
翌年に期待することにしてシーズンは終了したのでした。


GNへの道2

2011-03-28 15:35:26 | 日記
03年春
順調に500kまで当日帰還
鳩舎内では常に上位で帰っていたので、この頃から注目する様になったのです

あらためて掴んでみると
体も一回り大きくなりシッカリとしたボディになっていたので
これならと地区Nへ期待をして参加したのですが・・・

天候の関係で急遽放鳩が午後になり、
翌日記録10%の難レースとなってしまったのです
3520は翌日まで帰還せず!
でも不安はありませんでした、3日目には帰るだろうと思っていたところ
朝7時半頃、さほど疲れた様子もなく帰って来ました

次はGP・CH・GNの3レースが残っていたのですが
この年は選手鳩のレベルが他鳩舎に比べて低いと感じていたので
一番距離の短い高知GPに参加することにして調整を開始したのです

レース間隔が地区Nから40日位開いた為
持ち寄りの時は雛が孵って7日目になっていて(雛は2羽がえし)
持ち寄りの2日前には友人の陽一君から一緒に訓練してやるよ~
と誘われて白河90kをやってもらいGPに持ち寄ったのです


持寄り会場でGP参加の5羽を小野君が掴み
3520を「5羽の中で一番良くない、特に翼が悪い」
と言ったのを今でも覚えています

私自身もこの鳩の翼は良くないと思っていたのですが
鳩の能力は翼だけでは判断出来ないと思っているので
5羽の中で一番利口なこの鳩だけは必ず帰るだろうとの思いで送り出しました


GNへの道 パート1

2011-03-27 18:59:30 | 日記
以前に連合会の会報に載せたものです

「03520」GN優勝までの軌跡

06年春季
東北南部グランド・ナショナルレースで連盟優勝する事が出来ました。
この03520 B♀のGN優勝までの軌跡を
少しでも会員の皆さんの参考になればと
思い出しながら書いてみました。


3520は友人の小野君の作出鳩です
当時は小野君からは毎年5羽の雛鳩が贈られていました


01年5月下旬頃だったと思います、
5羽の雛鳩が小野鳩舎からやって来たのです

その中に灰の貧弱な雛鳩が入っていました
コジレた様な鳩だったので「直ぐに落ちるだろう」と思っていたところ
案の定、夏の鹿沼150kクラブ訓練で帰って来ません
それが1ヶ月たった頃にひょっこり帰って来たのです
その年はそれで終わりです。


02年春
400kまで順調に当日帰っていたのですが500kで帰って来ません
「やっぱり駄目な鳩か」と思っていたところ5日目に帰って来たのです
それ以降のレースは使う気にもなれずその春は終わりました。


02年秋
うち鳩舎は基本的に成鳩は秋に使わないのですが
この年は事情が違いました

夏の栃木170kクラブ訓練で若鳩を大量に失い
急遽成鳩を舎外して秋季レースに参加させざるおえない状況に
なってしまったのです
3520は順調に全レース当日帰還しその年は終了です


責任問題

2011-03-26 18:51:19 | 日記
東電の責任問題云々、政府の対応問題云々
それは事態が終息してからで遅くないでしょう?

今はそんなことより
一刻も早く原発事故が終息するのを祈るしかないのです!

原発で命がけで戦ってる皆さんを
国民が一致団結して応援しないでどうするのですか?

頑張れ原発で戦ってる人達!です


それにしても福島を矢面に立てて
風評被害を助長する大げさな報道を繰り返し
国民の不安を駆り立てるマスメディアには
毎日ムカつく今日この頃です!


騒ぎ過ぎ

2011-03-24 20:42:03 | 日記
協会は無期限自粛の要請を出したのであって
中止の要請ではありませんでした。

レースの再開は地区連盟や連合会の判断に任せるという事でしょう
ただしレジョナルとか地区Nなどの特別レースは授賞しないそうです
つまり今春は特別レースは事実上中止いうことです

後は一般レースとして再開するのは連盟や連合会に任せる
協会はタッチしないということではないでしょうか?

北野さんの掲示板が大騒ぎになってますが
レースの再開は連盟が決める事であって
個人が決めることではないでしょう!

連盟で中止と決めても
連合会で再開するケースもあるでしょうが
その場合でも連合会で決めるので
個人で決めるのではないと思いますが?

例えば連盟や連合会でレースを再開しても
自粛したい人は個人で自粛すれば良いだけのことです

作出の自粛だなんて
訳の分からない事を言ってる人がいます
それを本気にした人もいるようですが
そんなのは、ただの悪戯ですよ!
協会からはそんな要請は来てませんし今後も来ないと思います

うちの連盟は早々と今春は中止と決めましたが
不満をは言う会員は一人も居なかったですよ