早期教育や幼児教育と聞くと、どんな事を想像されますか?
読み聞かせや英語、数字や計算をいち早く理解し
活用できる力を身につける
というのが一般的かと思います
Hive kidsも教育に力を入れた保育・学童を目指していますが
上記のような取組みとは少し違います
今日はHive kidsの目指す取組みをご紹介します
保育・学童は学びの根っこを育てる大切な時期です
その大切な時期をお預かりするという事は
安全はもちろんの事、お子さんの持つ個性や長所に目を向け
成長の芽を摘んでしまわないように細心の注意を払う必要があると考えます
学びの根っことは多義に渡ります
興味・意欲・関心そして可能性それらを潰してしまう事無く育てる
私自信の子育て、またこれまで接して来た多くの生徒さん
子ども達の成長を見守るうえで何が必要で何が大切か?
とても沢山あります
しかし、一番大切だと思う事 それは
待つ事 です
さまざまな場面で親は待ってあげる事が何より大切だと思うのです
こう書いてしまうと、子どものわがままにも辛抱強く付き合うのか?
と誤解されそうなので、そこは否定しておきます
ここでいう 待つ というのは1歳を過ぎると自分で何でもやりたがる時期がありますね・・
例えば靴を履くとか、ズボンをはくとか
そうした時に待ってあげる
道を歩いていても、様々な物に興味を示しなかなか進まなくても
一緒に楽しんで 待ってあげる
そんな心の余裕が何より子どもの学びの根っこを育てると確信しています
好きな事を満足するまでやらせてあげる
しかし、その一方でダメな物はダメなんだと教えてあげる毅然とした態度も必要です
一つの遊びから次の遊びに移る時、お片づけをしてからね
外から帰って来たらまず手を洗う など
生活には必要なルールがある事を始めから習慣にする事
また、先回りをしすぎる事で「危険」という存在そのものを意識しないような過度な保護は
子どもを成長させません
転んで膝小僧を擦りむいても、思いっきり走る事の楽しさをしらないよりマシです
水を含んだ砂が泥んこになり、形を作れるけれど、乾いたらまた砂に戻ってしまう事などを体験する
そうした経験を気持ちも豊かに 待ってあげる、見守る
それって簡単のようでとても難しいんですよね
子どもが何かに興味を持った時、ふと「怒られないかな?」とまず考えるという事も必要ですが
怒られるからと勝手に解釈して、興味を封じ込めてしまうようになってしまったとしても
親の目からはわかりにくいときもあり、興味や関心を思うように外に出せない事でストレスがたまり
何にでも嫌だと否定するようになっていくこともあります
私の子育て時代には現代のような子どもを理解するように促す風潮はあまりありませんでした
なのでいやいや期等という言葉も無かったです
なぜなぜ期と言うかは知りませんが、我が子達の質問攻めに少々面倒だと感じた事はありました
待ってあげる事の他には語りかけが必要であり大切な学びの根っこだと思います
言葉をまだ使いこなせない子ども達の気持ちを上手に受け取り
意欲に変えていくには、大人にとってのなんでもない会話が子どもにとっては非常に重要なのです
読み聞かせ という言葉には語りかけも含まれていると勝手に思っています
私は正直語りかけが苦手なんです
何を話せば良いのだろう?と考えちゃうタイプなので
外にいる方が話しやすいんです
綺麗な花を見かけたら、どんな匂いがすると思う?
あの鳥は何色かしら?
あのみかんは食べられるのかしらね?
と一緒に考えてみると子どもの興味は広がり意欲的になっていきます
そして、子どもが語りかけを切っ掛けに何かを話し始めたら、話し終わるまで頷きながら聞いてあげる
学びの根っこに何かしらの教材は必要ないと思っています
こうした取組みを理解して実行するスタッフがいれば、必ず子どもは伸びていきます
それが子どもだからです
とは言えHive kidsにも沢山の教育玩具があります
市販の物から手作りの物まで年齢にあった玩具を使う事で子ども達の意欲が育つ事も確かです
読み書きや計算など具体的な成長を期待する前に、こうした抽象的な力を沢山育て伸ばす事
それが学びのねっこです
それには多くの時間と辛抱強く待つ事が求められます
だからこそ、お預かりしている時間を有効にしていこうと考えています