さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ディラン氏にはノーベル賞授賞式で、改めて世界に歌ってほしいもの…

2016-10-19 05:38:41 | ダイアリー

昨日スウェーデン・アカデミーからノーベル文学賞のボブ・ディラン氏へのアプローチをやめた、との発表があった。
ボブ・ディラン氏がノーベル賞と聞いたとき、これからは作詞家も受賞対象者になるんだと、
ポピュラー音楽の可能性が広がるという意味で、うれしく思ったものだった。

ボブ・ディラン氏には受賞を喜んで受けてもらい、授賞式では、よそよそしいスピーチなんてくそくらえと、
風に吹かれて(blowin’ in the wind)とライカローリングストーン(like a rolling stone)を、世界を前に謳ってほしいものだ。

高校から大学にかけて聞いた両曲は、正しいと思われていたこと、歯向かうことは出来ない大きなもの、
(ベトナム)戦争や国家の(安全保障)政策や大学の権威に対して、異を唱えることが、若者、未熟者でも、出来るのでは、と勇気をあたえてくれて、
また、自由と支え合う大切さを感じさせてくれたものだった、と記憶している。


因みに、風に吹かれての最後の節は、
How many times must a man look up before he can see the sky? 
How many ears must one man have before he can hear people cry? 
How many deaths will it take till he knows that too many people have died? 
The answer, my friend, is blowin’ in the wind 
The answer is blowin’ in the wind  です。
人(権力者ら)は目の前の風の流れる中に、その答えがあるのに、なぜ過ちを繰り返すのだろう、と謳うなかで、
くそっ!おれたちが立ち上がらなければならないのだ、と感じたものでした…


Like A Rolling Stone の最初の節は、
Once upon a time you dressed so fine
You threw the bums a dime in your prime, didn't you?
People'd call, say, "Beware doll, you're bound to fall"
You thought they were all kiddin' you
You used to laugh about
Everybody that was hangin' out
Now you don't talk so loud
Now you don't seem so proud
About having to be scrounging for your next meal.
How does it feel
How does it feel
To be without a home
Like a complete unknown
Like a rolling stone?
Like a rolling stone?
訳は、
以前は着飾って
ろくでなしに小銭を投げあたえていたね
気をつけなさい、そんなことをすると罰があたるよとみんな言ってたよね
あなたはみな冗談を言っていると思ってたね
あなたはみんなが気にしていることを
よく笑い飛ばしていたね
(しかし)今は(ちがう)
大きな声で話すことも
誇り忘れたように
食べるものもせびらなくてはならなくなったね
どんな気持ち?
どんな気持ち?
宿なしの気分は
誰からも見捨てられた気分は
路傍の石のように
路傍の石のように です。

この詩は、没落人の心情をかき揚げ、ベトナム戦争で興隆(お金や権力を得た)した人々への批判、
すなわち盛者必衰の理や因果応報を謳っているようですが、もう少しその先のことをいっているようにも感じました。
そこいらの石ッころになって、よかったでしょう、自由でしょう、明日をも知れぬ生活だけど、
多くの人の生き方なんですよ、支え合って生きているんですよ、と続くように感じたものです。
普通の人生でいいんだと背中を押された感じがしました…

ボブ・ディラン氏には授賞式で、風に吹かれッと、ライカローリングストーンの続編を謳って欲しいものですね。
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