一週間以上前だったが、東京都知事ら20名の英仏出張 5泊7日の旅費で計5042万円 は高過ぎはしなかったか、とのニュースがあり、先日昼過ぎの TV のワイドショーでも、タレントんの皆さん、我々はどれだけ税金を払っているんだ、これは税金の無駄使い、と腹を立ていた。確かに 知事一行の一人当たりの出費250万円は高すぎる…
知事は、飛行機はファースト・クラスでしょうが、知事席の前後左右を随行員で固めても最大6名までがファースト・クラスでしょ。あとはビジネスかエコノミークラスでしょ？ 6名がファーストで 14名がビジネスで飛行機利用したとしても飛行機代は計 1600万円。あとの 3400万円は何に使ったのだろう？ 一日当たり 680万円も何に使ったのだろう？
条例で、知事の宿泊 max.は 4万200円/泊だから、それ以外の方も max.3万としても宿泊費計は 300万円。足代のハイヤーにしても延べ max.20台だろうし 1日 20万円としても足代系は400万円。食事代にしても日本大使館や日系企業の奢りだろうし、講演会の会場費も通訳も護衛？費も現地日本領事や大使の伝手で合理的な費用で済むはず。これらで 2700万円も使うはずはない… 豪遊したとしか考えられない出張旅費精算額だ。
2014年にはロシアのソチをはじめ 6回海外（7都市訪問）に出て 1億6000万使い、今年 2016年には 5都市ほどまた海外に出るという。
都知事の海外出張はオリンピックの準備視察のようだが、舛添知事は、オリンピック関係で問題が起きると、すぐそれは、JOC、JSC(日本スポーツ振興センター)、文科省、内閣オリパラ室が担当と逃げ上手。何を担って海外各地を視察しているのだろうか？
石原都知事や猪瀬都知事は（都）議会と犬猿の仲で、お互いにけん制しあって、築地移転、外環道の遂行、東京市民マラソン、オリンピック招致を実現した。都議会は、条例を作ったり（実際は都庁が作ったものを審議するだけ）都庁予算を承認したり、都庁を監督監視する機関で、重大なものを担っているが、議会と都知事がなあなあでは、最悪、都議＝既得権と知事＝放縦が裏腹となって、誰のための政治や法律かが分からなくなってしまう。
舛添氏は都議会（アンチ石原・猪瀬）に押されて当選したもので、今だに両者の関係はなあなあ。これでは甘い出張旅行もやりたい放題で、2014年の甘い汁で 2015年の豪華な出張が可能になった。これがまた問題でなくなれば、今年度も ど派手な海外豪遊が実現するのでしょう。
4月1日 都庁での記者会見で、舛添都知事の海外出張旅費について 質問したのは香港のプレスだったという。都知事はプレスに、宿泊費は条令で決まっているのすよ、二流ホテルには泊まれないでしょう、恥ずかしいでしょう、通訳もいるでしょう、五輪主催国として世界の人と仲良くしなくてはならないでしょう、よろしくお願いしますといわなくてはならないでしょう、と返答したという。 プレスを、香港をバカにした返答で済ませたようでした。
都知事を止めるのが、議会はダメ、マスコミもダメ、頼みは香港のマスコミだけでは心もとない。どうすればいいのだろう… 週刊文春に頼みますか…
