江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

12月のスケジュール

2009-11-30 23:22:23 | 日記
こちらには一般の方がご覧になれるものを書いています。

12月10日(木)~13日(日)
  International Street Show in Bankok
 タイ・バンコク市内ルンピニ公園での大道芸

12月18日(金)こどもステーション山口鑑賞例会
 時間:19:00~
 場所:ニューメディアプラザ山口/多目的シアター
 入場料:一般前売り おとな¥3000 高校生以下¥2000
     一般当日券は残席がある場合のみ
 問合せ:083-925-1486(NPO法人こどもステーション山口)
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11月28日 時間の修正

2009-11-27 22:03:20 | 日記
11月28日、明日に予定している上野風俗資料館での大道芸の時間を
間違ってお知らせしていました。
正確には14時から16時までです。
明日はお天気が良いようです。
ご都合よろしければご覧下さい。
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ニュースを見てちょっと気になる事

2009-11-26 23:38:07 | 日記
今一番の話題は、事業仕分けだろうか。
その中で、児童劇団への助成は残すというのがあった。
また最近は「芸術立国論」なるものが注目されていると言う。
この「立国論」なるものは、全国で2600ほどある劇場など公立の箱物の
うち26ほどの拠点を決めて芸術監督を置き、そこで独自の創作活動を行い、
内容がよければ他の地域にも回していく、荒っぽく言うとこういうことか。
この二つのことには共通項がある。
それはあくまで創作側の視点にしか立っていないことだ。
観客を忘れている。

そもそも助成制度そのものが、不公平なのだ。
機会均等ではない。
例えば文化庁に限って言えば、
HP上に発表されているが、その時期がその年によって違っているし、
発表から締め切りまで極端に短い事もある。
どこかの協会に入っていれば情報は入るかもしれないが、入っていないものには
毎日チェックしなければならないという状態だ。
かつてこんな事があった。
年末に突然支援金を募集した事がある。
ある協会では理事が集まり、その支援金の性格は不適切だという事で
会員の劇団には知らせないという事を決めた。ところが、何人かの理事は
しっかり募集に応じ、支援金を受けていた。

観客を育てる意識が、余りにも欠落している。
各劇団任せになっている。
それはそれで正解の一つではあるのだが、その客席を見ると
演劇関係者と身内で占めていたりする。
私もこの世界に入ったばかりの頃には、随分友人が見に来た。
ところがやれ結婚した、子どもができた、会社で地位も上がり仕事が忙しくなった
そういっては一人ずつ減っていった。
これは仕様がないといえばそうなのだが、何とかしようと考えて行き着いたのが
大道芸だった。
確かにこれにも欠点はある。
ただ演劇関係者や舞台関係者も考えて欲しいと思うのだ。

児童演劇で言えば、子ども劇場の会員が激減している。
子ども劇場の活動に対する意見はいろいろあるかもしれないが、
ただ会員数がピークの1割以下になっているところもあると聞くと、
私でも危機感を抱いてしまう。
しかしそれを助成金で補うというなら、それは良い結果を生まないと思う。

村上隆という美術家がいる。
彼は、芸術もビジネスで考えるべきだといって、日本人に嫌われているようだ。
私のやろうとしていることはなかなかビジネスラインには乗らないと思うのだが、
この考えは凄いと思う。
曽野綾子さんが日本財団の会長時代にいった言葉は、象徴的だと思う。
援助はあくまで自立を手助けするものである。
助成金や支援金もそういった性格を強くすべきなのだ。
そして自然淘汰もあってしかるべきなのだ。

そして官が作った「芸術」なんて、ろくなものにならないと私は思っている。
コメント (2)
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訃報

2009-11-25 19:44:24 | 日記
新聞を開けて私は、思わず大きな声を出してしまった。
房代ちゃんが死んだ
かみさんが飛んでくる。
二人しばし絶句。

亀山房代、享年42歳。

初めて会ったのは96年。
彼女は関西テレビの”痛快!エブリディ”のレポーターだった。
私たちにしてみれば初めてのテレビ出演。
本番は大阪で生放送だったが、その前に彼女はテレビのクルーと一緒に
我が家に取材に来て、講釈師風に私たちのことを紹介してくれた。
事前に吉本の芸人が来ると聞いて、私たちは身構えていた。
ガチャガチャした芸人が知ったかぶりでしゃべくりするのではないかと。
ところが彼女は礼儀正しく、会ったとたん私たちはその人柄に惚れ込んで
しまった。
衣裳屋さんに渡されたと着物と袴を持ってきていたが、袴をはいた事が
ないという。
私たちが着付けたのは言うまでも無い。
それ以来の付き合い、といっても年賀状だけで、それでも時折結婚したとか
子どもが生まれたとか連絡が来て、二人で喜んでいた。

里見まさとさんと組んで10年目のとき、文化庁芸術祭に参加すると言って
私たちに声が掛った。
私たちが何の力にもならなかったのだろう、残念ながら賞を取ることには
ならなかったが、二人の漫才をたっぷり聞いて、すっかり二人のファンに
なってしまった。
吉本一の稽古量だと聞いた。
彼女は生真面目で、不器用で、でもお笑いがめちゃめちゃ好きで
ともかく一生懸命だった。
そしてそれを受ける里見さんが、また一生懸命だった。

その二人がコンビを解消すると聞いたとき、彼女はどうするのだろうと
真っ先に考えた。
東京から誘われたけれど、大阪のお客さんに育てられたいから大阪に残る
彼女はそう言っていた。

先週の金曜日、ざ・ぼんちの漫才をテレビで見ていた。
里見さんが大きくなったなと感心しながら、二人で房代ちゃんの事を思い
出していた。

子どもの入園式のときだろうか、まるで弾けるように二人満面の笑顔で
飛び跳ねている写真が送られてきていた。
その素敵な笑顔を私たち二人の記憶に残して
彼女は逝ってしまった。                   合掌
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房総のむら

2009-11-23 23:54:35 | 日記
私たちは天気についている。
二日前の予報まで雨になるとあって覚悟をしていたのだが、
雨だけでなく気温まで上がって何より。
昨日は冷たい雨にお客さんが少なくて、つらいところがあったと聞く。

ここ「房総のむら」は県立の歴史建物博物館というところか。
府中郷土の森博物館とコンセプトは似ているのかなと思ったが、
広さや移築されている建物の数は、圧倒的にここのほうが多い。
ここには歌舞伎舞台まであるのだ。
しかもこの舞台には、「盆」まである。
「盆」とは、回り舞台のこと。
今までいろんな舞台に立ってきたが、
ここは不思議とパッと開けた感じがした。
足の裏に感ずる舞台の床の感触が良い。

ここは体験学習も充実しているらしい。
葉も立派な大根を持った人が結構いる。
聞くと、体験で大根を抜いたらもらったという。
ちょっと羨ましかった。
鎧兜も試着できるらしい。
楽屋が一緒になった狂言の人が、申し込んだら応募者が多くて外れたと
いっていた。

房総のむらはバスや電車で行くには不便だが、面白いところだ。
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