長崎歴史文化博物館で開催中の『幕末長崎古写真展』に行ってきました。
サブタイトルは「龍馬と彦馬 維新のまなざし」。
またまた龍馬伝あやかり企画のようではありましたが、龍馬さんの写真はほとんどありませんでした。(それが目的ではないので別に良いのですが)
彦馬さんの写真はかなりの点数にのぼってました。晩年の彦馬さん、額の皺がビックリするほど多かったので、数えてみたら5本ありました。 ナイス皺です。
閑話休題。
古い写真をみるのが好きです
女性の髪結いとか、着物の着付けとか見るのがすごく好き。
昔の日本女性は着物の着付けが今よりよっぽどダラッとしています。
帯の位置はひどく低いし、胸元もかなり空いて襟を見せています。
(昔は襟が今日のように飾りの目的で付けられていたのではなく、防寒の意味が強かったからこその着こなしなのでしょうか…。襟がマフラーやストールのように見えます。)
何だかその“ゆるさ”が、当時の日常を感じさせてくれるようでホッコリするのです
あと、当時の日本人の体格と姿勢。
東京の『細川家の至宝展』で能装束を見た時にも感じたことですが、昔の日本人は本当に身長が低い。たぶん、男性でも150㎝台が普通だったんじゃないかなぁ??
浮世絵などからもわかることですが、日本人は身長が低い上に農耕民族、当時の歩行はナンバ(お相撲さんのツッパリと同様ですね)でなされておりましたから、当時の日本人は猫背に近い前屈みの姿勢が自然だったわけです。
現代においては日本人の平均身長は飛躍的に伸び、背筋のピインと伸びたデューク更家姿勢が一般的にもてはやされております。
……が、古典芸能世界に身を投じている身としては、ヘソの下の丹田を動きの要とした、かつての日本人の前屈姿勢こそ、理想とする身体運用の極致があるのではないかと私は思うのです。
肩の力が抜けながらも、どこか緊張感が生まれる堂々とした佇まい。
これが、これが欲しいのですよ。
古写真展全体を通して見ると、写真点数は多くて見どころもあったものの、当時の丸山遊郭周辺の写真があればもっといいのにな、と思いました。
サブタイトルは「龍馬と彦馬 維新のまなざし」。
またまた龍馬伝あやかり企画のようではありましたが、龍馬さんの写真はほとんどありませんでした。(それが目的ではないので別に良いのですが)
彦馬さんの写真はかなりの点数にのぼってました。晩年の彦馬さん、額の皺がビックリするほど多かったので、数えてみたら5本ありました。 ナイス皺です。
閑話休題。
古い写真をみるのが好きです
女性の髪結いとか、着物の着付けとか見るのがすごく好き。
昔の日本女性は着物の着付けが今よりよっぽどダラッとしています。
帯の位置はひどく低いし、胸元もかなり空いて襟を見せています。
(昔は襟が今日のように飾りの目的で付けられていたのではなく、防寒の意味が強かったからこその着こなしなのでしょうか…。襟がマフラーやストールのように見えます。)
何だかその“ゆるさ”が、当時の日常を感じさせてくれるようでホッコリするのです
あと、当時の日本人の体格と姿勢。
東京の『細川家の至宝展』で能装束を見た時にも感じたことですが、昔の日本人は本当に身長が低い。たぶん、男性でも150㎝台が普通だったんじゃないかなぁ??
浮世絵などからもわかることですが、日本人は身長が低い上に農耕民族、当時の歩行はナンバ(お相撲さんのツッパリと同様ですね)でなされておりましたから、当時の日本人は猫背に近い前屈みの姿勢が自然だったわけです。
現代においては日本人の平均身長は飛躍的に伸び、背筋のピインと伸びたデューク更家姿勢が一般的にもてはやされております。
……が、古典芸能世界に身を投じている身としては、ヘソの下の丹田を動きの要とした、かつての日本人の前屈姿勢こそ、理想とする身体運用の極致があるのではないかと私は思うのです。
肩の力が抜けながらも、どこか緊張感が生まれる堂々とした佇まい。
これが、これが欲しいのですよ。
古写真展全体を通して見ると、写真点数は多くて見どころもあったものの、当時の丸山遊郭周辺の写真があればもっといいのにな、と思いました。