先週の「政局予想」から一週間がたって、「一寸先は闇」の政界の割には、その通りの状況が進捗している。福田政権の「毒喰らわば皿まで」の国会運営は着々と進行しているし、山口補選は、一時、自民党候補猛追という局面もあったが、順当に民主党候補の勝利で終わった。これで小沢民主党は当面、安泰だろう。
さて、洞爺湖サミットや北京オリンピックが終わった9月といえば、民主党代表選がある。その場合は、無投票当選は . . . 本文を読む
この27日には山口で衆院補選が行われる。驚くべきことに、現下の政治状況下で、断然有利と思われていた民主党現職候補が、どんどん自民党新人候補に肉薄されているという。一体何が起こっているのか。
確かに福田政権の支持率はじり貧だが、民主党の支持率も、昨年、安倍退陣時のそれをピークに下がり続けている。「何でも反対」の政局ねらいが、国民の支持を受けていないことが背景にもあるだろうし、「自民も民主もどっ . . . 本文を読む
京都議定書から10年経って、▲6%の削減義務を負った日本の現状はどうだろうか。
いずれも05年時点での数字だが、産業部門(90年時点のシェアー38%)では▲6.1%となったが、業務部門(同13%・オフィスビル等)は+45.4%、家庭部門(同10%)は+36.4%、運輸部門(同17%)は+18.1%と惨憺たる状況である。
政府の試算では、第一約束期間(08年~12年)中の目標達成には、1. . . . 本文を読む
内閣が先週、「国家公務員制度改革基本法案」を閣議決定した。結果は予想どおりの骨抜きで、福田首相のリーダーシップもついぞ見えず、これでは何のための公務員制度改革か、まったくわけがわからない。
「仏造って魂入れず」。今回の骨抜きの「内閣人事庁」、そして、近い内まとまるだろう骨抜き予想の「消費者庁」、そして昨年末設立が決まった「観光庁」。一体、この内閣は、行革に反して、いくつの組織を新設したら気が . . . 本文を読む