「自民党再生のためには安倍退陣しかない」「人事で政権が浮揚できるほど安倍政権を取り巻く状況は甘くない」と考えている私にとっては、本日行われる内閣改造など興味はないが、現実問題、安倍政権が当面続いていく以上、私の考え方ぐらいは整理しておきたい。
まず本来、組閣人事は、その内閣が目指すべき理念や政策があって、それに適材適所で行うのが筋だが、今回はすべてが「身体検査」に左右されるということだ。
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小池防衛相 VS 守屋次官の人事抗争が決着した。ただ、この抗争を、単なる政治家 VS 官僚の図式でとらえてはいけない。その背景には、これまでの普天間基地返還に伴う、沖縄での政治家、土建業者等を巻き込んだ根深い利権構造がある。
そもそも普天間飛行場の返還は、橋本政権時(96年4月)、「米兵の少女暴行事件」に端を発した沖縄の基地負担軽減の一環として、日米トップレベルの合意で約束したものだ。私は、 . . . 本文を読む
安倍首相は、最大の危機管理の正念場をしくじったが、ただ、このまま、民主党の一本調子での政権奪取への道筋が描かれたわけではない。
民主党は、今回の選挙で、「自民には入れたくない」層の受け皿にはなり得たが、何も、民主党自体が積極的に支持されたわけではないことを銘記すべきだ。勝ってもおごらず、謙虚に「生活が第一」を国会で実践していくべきだろう。
大方の見方は、小沢党首は「この民主党ブームは長続 . . . 本文を読む