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「地球環境時計」では、最悪の事態(12時)とすると、現在9時8分。環境を守るために残された時間はあとわずかです。

「無料化は、全部の高速道路ではない」 民主議員発言

2009-09-03 16:33:59 | Weblog
9月2日、TVの報道ステーションで、民主党の高速道路無料化を担当する
馬渕澄男議員が「高速道路で渋滞が起こることが予想される個所は、
料金抵抗(=有料)を残す」と明言。

首都高、阪神高速以外でも、渋滞が予想される高速道路は、有料道路のまま
維持するとした。
また、無料化は利用の少ない地方の高速道路から順次行い、様子を見ながら
無料化を進めていくとの考えを示した。

同日、朝日新聞は全国世論調査で、「高速道路を無料化して、
建設の借金を税金で返済することについては賛成20%、反対が
65%と「かなり評判が悪い」との調査結果を示した。

また、子供手当も賛成31%に対して、反対が46%。有権者が政策を
支持したことが「民主大勝の理由」とみる38%を「そうは思わない」
52%が上回った。

民主党の勝因は、政策への期待というよりも、「自民党政治を終わりに
して欲しい」という思いと、「どっちがましか」という選択の結果だった
と言えるかもしれない。

高速道路無料化は、環境面で悪影響が心配される。また、メリットが
大きいとされる運輸業界も渋滞を心配し、歓迎していないようだ。民主党は、
今回の総選挙のマニフェストで「20年までに温室効果ガスを90年比で
25%削減する」と明示しているが、高速道路を無料化すれば渋滞が起こり、
温暖化は進むはずで、「矛盾する」と多くの国民は思っているだろう。

馬渕議員は、高速道路無料化について、利用者のメリットや経済効果だけで
なく、「道路財政」を健全化する目的を強調したが、国民は無料化に伴い発生
する後々の負担をどうするのか、また、環境問題への影響も懸念している。
こうした国民の不安にきちんとした説明が欲しい。

http://www.ecorom.com


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