カンボジア経済

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セミナー カンボジアのロジスティクスの現状と課題

2016年05月12日 | 経済
 5月9日、プノンペンホテルにて、国際協力機構((JICA)主催のセミナー「カンボジアのロジスティクスの現状と課題」が開催されました。セミナーには、スン・チャントル上級大臣兼公共事業運輸大臣、津川雅彦日本大使館公使、JICA関係者、両国政府関係者、運輸関係等の民間企業等から多数が参加しました。
 スン・チャントル大臣は、冒頭の挨拶で、コスト・時間の両面でのロジスティクス改善による競争力強化が、外国直接投資誘致や輸出促進を通じて、雇用拡大、経済成長等に大きな効果を与えるものであると強調しました。
 セミナーでは、道路、鉄道、内航水運、海運等のロジスティクスの現状と課題について、JICA調査チームから調査結果についての報告がありました。また、カンボジアのロジスティクス改善政策、産業開発に向けて必要とされるロジスティクスとその振興のためのより良い調整メカニズムの構築等について、パネルディスカッションが行われました。
 南部経済回廊の中心に位置するカンボジアにとって、周辺国や日欧米との間のロジスティクス改善は、欠くことのできない重要政策となっています。プノンペンとタイを結ぶ国道5号線改良、プノンペンとベトナムを結ぶ高速道路、シアヌークビル港での新コンテナターミナル建設等、実施中・調査中の多くのプロジェクトの早期実現・完工が期待されます。また、非公式手数料の削減によるコスト削減、通関の円滑化やプノンペンの外郭環状道路改善等による時間短縮も重要な課題となっており、カンボジア政府の継続的・積極的な取り組みが期待されます。


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