アウトプットのための整理1〜チャプターを切る

クラスでは、いよいよ振付けも完成しつつありますので、並行して「構成の整理」をしています。
「構成の整理」は非常に重要な要素ですが、わりと混乱する部分なので、ブログを使って「整理の整理」をしていきたいと思います。
生徒さんじゃないフラメンコ練習生の方も結構このブログをご覧になっているようですので、そういう方の参考にもなれば幸いです。
(ですので古い生徒さん的には「耳タコ」な話も出て来るかもしれませんけどご容赦ください)

1・チャプターを切る

振付けを再現するときに、アナログのビデオテープのように「はじめから最後までの振付けを再生する・巻き戻す・早送り」というやり方だけではなく、デジタルDVDのようにボタンひとつで「ここから」再生できる、という意味です。
「じゃあエスコビージャのアタマからやろうか」という話になったときに、「えーとえーと、、ティリティトラントラン、、」と歌い出しから早送り、、ということにならないってことですね。「はいよ」とエスコビージャのアタマの形になれるか、と。

慣れて来ると「振付けを覚える時点」でチャプターを切っていけるようになりますが、はじめは「ビデオテープからDVDに変換してチャプターを切る」という作業が必要になります。
やってみましょう。

チャプターには「見出し」が要ります。

見出しにはこんなものがあります。
サリーダ・うたファルセータあし(エスコビージャ)・スビーダ・ブレリア(タンゴ)・ひっこみ

はじめから細かいチャプターを切ろうとすると混乱しますので、まずは大きく、太字の部分だけ作ります。

自分の持っている振付けでやってみましょう。
どうでしょうか?


*ここでつまづいちゃった方はお近くの先生とかクラスメイトとかに聞いてみましょうね。

次にこのチャプター内に「なにが収録されるのか」考えていきます。
大きいノート1ページくらい使って、どんどん書き込んでみましょう。
このときは「自分しか分からない言葉」で満たされて構いません。タラランタンの足、とか、Yさんの後で回る、とか。


はい、書いてみました。
ジャタダってなんですかね。ジャマダって書きたかったんですね。
たぶんもっとグチャグチャすると思いますが、構いません。
予定していたスペースを大幅にはみ出したりするかもしれません。そしたらまた書き直したりして、「このチャプターにはこの部分を収録する」という「自分なりの解釈」を明確にしましょう。

そして、ここで、「チャプター切る部分(ポチっとボタンを押したら再生が始まる地点)」を考えます。
チャプターを切る部分は、「その前の合図から」です。
歌だったら、歌の前のジャマダの最後の1〜2コンパス。足だったら足に入る前のファルダを取るところ、、とかです。

上の例の「ファルセータ(ギターのメロディ)」で考えてみましょう。
ファルセータは「スグ入る(ディレクト)」と書いてあります。歌が終わったらすぐにファルセータに入ってもらうということです。
と、すると、ファルセータの1コンパス前は、どうなっていますか?
そうですね。歌が終わるところですね。
「歌が終わるところ=ファルセータの前」です。
ということは、チャプターを切る部分は、「歌が終わるところ」です。

同様に、うた、あし、ブレリアも「チャプター切る部分=1〜2コンパス前orきっかけの合図」を確認します。
(**短いジャマダだったらジャマダのはじめからでいいですが、長いジャマダだったら「最後の抜け」だけの方がなお良しです。でも「そこからすぐに踊れること」を条件にしましょう。踊るまでにえーっとえーっと、、と時間がかかるのだったら「長いけどジャマダ全部やります」ってやったほうがいいです。)



赤字が「チャプター切る部分」になりました。
このときに「自分しか分からない言葉」でいいので、「それがどこなのか」すぐに分かる様な注意書きを書いておきます。
上の例では「うたの最後」と書いて、横に「ダダダダダ、、、オレ!」と書いてあります。
「ダダダダダ、、、オレ!」で「あの振付けだ」と分かるのは地球上でワタシひとりかもしれませんが、そのワタシが分かるのであれば何でも構わないのです。
ただし、これはあくまでも自分への注意書きだということをお忘れなく。
気付いたらチャプターの見出しが「ダダダダ、、オレ!」にならないようにしてください。

チャプター 「ファルセータ」
再生開始場所 「歌の終わり」

これが公式のチャプター(他の人と共有できる)となります。
そしてコッソリと「=ダダダダ、オレ!」と思っておく。

チャプター 「ダダダダ、、オレ!」
再生開始場所「ダダダダ、、オレ!」

とならないように!!これね、冗談みたいですけど、割と頻繁に起きている現象ですから、気をつけてください。

さてさて、この辺でおそらくイッパイイッパイ、または挫折、または読んだだけ、、というところかと思います。私も文章で一般的な話として書くのに限界を感じているところです。
でも、まあ、ともかく最後までいきましょう。

ここまでやった後に、「見出し」の説明で細字だったところ、

サリーダ・うたファルセータあし(エスコビージャ)・スビーダ・ブレリア(タンゴ)・ひっこみ

サリーダ、ひっこみなどに注目します。
そのほか、タパ シレンシオ などがあるかもしれません。

チャプターを沢山切りすぎると、たぶん、わからなくなりますし、他人と共有しにくくなります。
ただ、そのまま「無いもの」として放っておくとあまりよくありません。

自分が把握出来るかな?という視点で考えて、
「うた」のチャプターの前にサリーダがある、というように考えてもいいですし、「ひっこみの歌はタイミングが難しい振付けだから、リハーサルで何度もやることになりそうだから、チャプターを切っておこう」という事情を考慮して判断してもいいと思います。



今回は「別枠」的なかんじで緑チャプターにしました。
あっ、スビーダのことを忘れてました。スビーダも緑チャプターにします。「あし」のチャプター内の中にある、と把握しておいてもいいです。


これで「チャプターを切る」作業は終了です。
おそらく「とりあえず読んだだけ」の方が大半だと思いますので、さあ!やってみましょう!
この作業はけっこう嫌がる方が多いのですが、やったらいいです。
わたしの生徒さんだと、クラスで強要されてやりますが、これは実は「説明を受けながらやる」よりも「ひとりでウンウン言いながらやる」方が断然自分のためになりますので、ぜひ、クラスで始まる前に自力でやってみてください。

わたしの生徒さんじゃない練習生の方だと、歌?ファルセータ?なにそれ?みたいな方もいらっしゃると思います。
そういう方におススメなのは、「前回の振付けを、(終わった)発表会のビデオを見て考える」という作業です。
発表会のビデオには、歌とかギターとか入ってます(たぶん)。
気付かなくても、聞けてなくても、どういう仕組みで歌がはじまったのか分からなくてもいいんです。
一番分かりやすいのは「歌」の部分です(さっきまで黙ってた人が歌いだすんですから、わかりやすいですね)から、歌のチャプターだけ切ってみる、「歌がどこからはじまって、どこで終わっているのか」からはじめてみましょう。
実はこれだけでも「出来ない」方は多いです。
まさか、と思うでしょう?
でも実際にビデオを見ると「あっこの衣装すてき」とか「Kさんの踊りってかっこいいなあ」とか思っちゃって、歌がどうなったのかなんて聞けないもんですよ。始まりはわかっても、終わりはわからないとかね。
何事も、ひとつひとつ。
10回くらい見れば、Kさんの上手さにビックリすることにも見飽きて「歌がここからはじまって、ここで終わる。その前のところはダダダン、ダンの足だから、、、」

チャプター 「うた」
開始場所  「ジャマダ? (ダダダン、ダン)」

って出来るかもしれませんよ!!


次は
2、チャプターを共有する
3、チャプターごとの内容の整理の仕方

と続きます。
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