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ジャパンディスプレイ、シャープ抜きの事業戦略

2016年4月4日 齊藤 美保 日経ビジネス

新工場は稼働延期を検討 本間会長が語る

 産業革新機構主導で進んでいたシャープ液晶事業とジャパンディスプレイ(JDI)との統合構想が消えた今、JDIは単独で生き残るために大規模な構造改革に踏み切った。東浦工場と茂原工場の旧式ラインを順次停止するほか、加工を手掛ける中国の後工程ラインの見直しにも着手。45歳以上を対象とした早期退職も実施する。構造改革の狙い、今後の成長戦略についてJDIの本間充会長兼CEO(最高経営責任者)に聞いた。

シャープが台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で再建することが決まりました。この決着を待って今回の構造改革の実施に至ったのでしょうか。

本間:いいえ、(シャープの件は)全く関係ありません。昨年の夏に改革プロジェクトの号砲を打ち鳴らした時から、今期中には工場のライン停止など抜本的な固定費削減のメスを入れようと思っていました。こうした改革を断行していかないと、生き残れないという危機感は常に持っています。

本間:表示装置が必要な製品は何かと考えたとき、医療や生活、車載など、たくさん分野はあります。しかし、これらは必ずしも全てクリアに表示されているとは言えません。ここには今後大きなビジネスチャンスがあると思っています。

 JDIは売上高に占めるスマホ依存がとにかく高い(約9割)。早い時期にスマホ依存を脱し、こうした新しい分野の事業を立ち上げなくては、この会社の安定的な収益確保はできないと考えました。

 既存の工場設備を見渡すと、どれも稼働率がぐっと落ちています。それが結果的に会社全体の稼働率も落としています。新規事業をやるにも、スマホ向けのディスプレーを進化させるためにも、技術開発や設備投資は必要です。古い設備を持ちながらでは新しい挑戦もできない。ここを新しくしようというのが、今回の構造改革プロジェクトです。戦える素地を作っていきます。

スマホ市場の環境が大きく変化しています。JDIのビジネスの9割を占めるスマホ市場の現状についてどう見ていますか。

本間: 2016年1〜3月期は私の想像以上に変化しましたね。私も三洋電機で電池事業を引っ張ってきました。市場環境の変化は民生の分野である程度経験していたのでそこまで大きなショックではありませんでしたが、7月に経営改革を始めて12月に一定の成果を出した直後にドッときたので、若干戸惑いはありました。

 市場の伸びが未来永劫続くとは思っていません。そうした危機感を持ちながら仕事をしていましたが、予想以上に需要が急落したと言うことですね。

 2016年4〜6月期は多分まだ引きずっていくと思うので、この改革をやることによって成果が出てくるのは2016年7〜9月期以降でしょう。

こうした状況下で石川県白山市に新工場が立ち上がります。予定通り6月に稼働するのでしょうか。

本間:稼働するなら、フルで稼働したいと思っています。6月になんとしても立ち上げると言う意気込みでこれまで動いていましたが、需要の変動や設備の搬送遅れなどなどで、立ち上げが少しずつ後ろにズレています。お客さんとの話の中でも、この状態で立ち上げるのはリスクがあると言うことで、稼働時期を後ろ倒しすることを考えています。

 いつ稼働するとはまだ明言できませんが、中途半端な立ち上げはよくないので時期を見ながらスタートさせようと思っています。あまり急いで立ち上げると品質問題にも発展してしまいます。タイミングについては慎重に考えています。

JDIの強みは高精細のLTPS(低温ポリシリコン)液晶ですが、今後はスマホ向け以外にもLTPSを応用していくのでしょうか。

本間:車載向けは今アモルファスシリコンが主流ですが、うちはLTPSの陣営に車載を引き込みたいと思っています。車の世界が大きく変わっているので、高精細でタッチ機能に優れたLTPSの需要は十分にあると思います。

 あと今年の末くらいからパソコン向けに中型LTPS液晶を市場に投入していきます。パソコン市場も厳しいと言われていますが、それはアモルファスシリコンの市場であって、高精細LTPSはまだまだ伸びしろがあると思っています。既に海外メーカーからの受注も得ています。中型LTPSは当面茂原工場で作りますが、将来的には、白山工場以外の石川地区のどこかを考えています。

 こうした新規事業は、これから第2の軸になります。収益基盤を強固にするなら、2020年ぐらいまでには新規事業の売上高を全体の50%まで高めなければと思っています。

残り50%は今後もスマホ向け事業が占めます。有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)に注目が集まっていますが、スマホ向けのディスプレー市場は今後どう変化していくと考えていますか。

本間:まず、スマホの世界で液晶が有機ELに置き換わることはないと考えています。

 有機ELは高精細にしようとしても、現状の解像度は最大でも400ppiです。自発光なので、寿命も液晶に比べて短い。ただ、有機ELはフレキシブルと言う利点がありますね。折り曲げるとか。これはガラスの液晶ではできません。

 有機ELを否定しているわけではありません。研究開発もしているし、試験ラインも入れています。2018年の早い時期には量産を開始したいと思っています。今後はスマホ以外でも活用できるので、パネルメーカーとして製品群の一つに有機ELを入れる必要はあると思います。

 しかし、有機ELは小さく生んで大きく育てる事業です。大きくなる時期をよく見極め、投資の判断をしていくべきです。

 液晶は、高精細化やタッチ感度の向上など、まだまだ技術的な発展余地は多くあります。有機ELの開発に力をいれながらも、我々は愚直なまでに、液晶でできることをやっていきたいと思っています。

本間:私は液晶の世界のなかで、競合は2つあると考えています。対中国パネルメーカーと、対有機ELです。

 中国メーカーには、とにかく技術で対抗していきます。タッチ感度の向上やより高精細化させるなど、LTPSの技術をどう進化させていくか。技術で負けたら終わりです。

 これまで技術は優れていましたが、スピード感覚が足りませんでした。ここは中国メーカーの強いところですね。スピード感を持ちながら、積極的に我々の新しい技術戦略を込めたものを市場に出していきます。

 もう一軸の対有機EL戦略に関しては、まだあまり多く言えません。ただ有機ELを意識した高解像度のシート型LTPS液晶を現在開発中です。液晶の製品ラインナップの一つに加わると思います。

有機ELでは、産業革新機構傘下の有機ELパネルメーカー、JOLEDとの連携も今後はあるでしょうか。

本間:この辺りは産業革新機構の考え方によりますが、個人的には相乗効果は非常に大きいと思います。JOLEDはインクジェットで大型パネルを作れるのが強みです。一方のJDIは高精細が得意分野です。これらを組み合わせれば、幅広い顧客に有機ELを紹介できます。

産業革新機構が進めていたシャープ液晶事業との統合が消えたことに関して、JDIとしてはどのように受け止めていますか。

本間:シャープに関しては、我々としては一貫して「来れば受け入れるし、来なければそれでもいい」というスタンスでした。今回の構造改革は単独で成長していくための戦略の第2フェーズです。外部環境に左右されず安定的に成長できる体制を早期に築いていきます。

今回シャープが鴻海傘下に入りましたが、JDIにとってこの連合は脅威になるでしょうか。

本間:液晶に携わるメーカーはどこも脅威ですよ。しかし、シャープを傘下にした鴻海をことさらに脅威に思っているかというと、そうではありません。最終的にどのメーカーのパネルを使うのかと言うのは、技術の信頼感、マネジメント同士の信頼感など、いろいろ踏まえたうえで顧客が決めていきますから。

意識改革が最も重要

シャープは外国資本で再建することになりましたが、JDIは今後厳しい市場のなかで生き残ることができるのでしょうか。シャープと同じ道を歩まないために、何が必要だと考えますか。

本間:これまで申し上げた技術、スピード感に加えて、意識改革が必要だと思っています。自分たちは決してトップではないと。やっていることはトップだけど、口にも出すな、行動にも表すなと、社内でもこの点は厳しく言っています。

 「中国メーカーは立ち上がりが遅いし品質も悪い」などと社員が言っていたら、「では、お前たちはどうなのか。彼らは倍速のスピードで追いついてきているぞ」と。「韓国勢もこのスペックまでは来ませんよ」と言っていたら、「このレベルまで来たらどうするんだ。いかないと言う前提でものを考えるな」と。傲慢おごりの気持ちを持った時点で、私達は負けると思います。その意識を醸成しています。
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世界有機ELディスプレイ産業年鑑2016 を発刊

2016年4月20日 発刊
・調査報告書概要
スマートフォンやPC、テレビにウェアラブルデバイスと、有機ELディスプレイの採用が本格化している。今後は折り畳み型、巻き込み型ディスプレイの製品化が見込まれており、開発も進んできた。本産業年鑑は、有機ELディスプレイ・材料・製造装置などの主要メーカの動向をまとめた。韓国・中国政府などの産業振興策等、タイムリーな海外情報も満載の1冊。

・調査報告書の特長
世界的視野で有機ELディスプレイ産業の動向、有機ELディスプレイメ—カや材料・装置メーカの事業の状況を網羅!
液晶からの移行で投資が本格化する有機ELディスプレイ市場の動向を追跡!

【調査】 分析工房株式会社
【編集・販売】 グローバルネット株式会社
●A4版 ●132ページ
■定価 38,000円+税

詳細と購入申し込みは下記までお願します。
http://www.global-net.co.jp/publication/ledel/557-oleddp2016.html

【目次】
第1章 有機ELディスプレイパネルのアプリケーション、市場規模予測、投資
1-1. 有機ELディスプレイ全体動向
1-2. iPhoneのディスプレイで有機ELが採用される場合の影響
1-3. 自動車向けのアプリケーション
1-4. AMOLEDパネルのサプライチェーン
第2章 韓国産業界の動向、開発戦略、開発課題
2-1. 韓国メーカ製品のアプリケーションと仕様
 2-1-1. サムスンディスプレイ
 2-1-2. LGディスプレイ
2-2. 韓国政府の産業振興策
2-3. プロセス装置と材料
 2-3-1. 基板
 2-3-2. 封止
 2-3-3. TFT
 2-3-4. 有機EL工程
 2-3-5. 透明電極
 2-3-6. タッチパネル・カバー
 2-3-7. 検査・リペア
 2-3-8. 繊維有機EL技術のウェアラブルディスプレイの開発
第3章 中国産業界の市場動向、開発戦略、開発課題
3-1. BOE
3-2. Visionox
3-3. EDO
3-4. Royole
3-5. CSOT
3-6. 天馬
3-7. その他の中国企業
第4章 台湾産業界の動向、開発戦略
第5章 欧米産業界の動向、開発戦略
5-1. Fraunhofer・Dresden Microdisplay
5-2. eMagin
5-3. MicroOLED
第6章 日本の産業界の課題と戦略
6-1. 有機ELディスプレイ関連企業の動向
6-2. 産業の競争力向上のための考察


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セミナー情報: 有機ELディスプレイと有機EL照明の要素技術と市場動向

〜 市場規模予測、韓国・中国産業界の開発戦略、有機ELの特徴を活かす応用方法 〜

・iPhoneへの搭載で開発が進んでいる有機ELを先取りし、開発戦略に活かすための講座
・フレキシブル化が可能で目に優しいことから従来にないアプリケーションが期待されている有機EL技術を学び、製品開発に応用しよう!
・現状の生産プロセスと課題、政府プロジェクトなどアジアの有機ELの全般動向を網羅的にわかりやすく解説いたします

概要

 有機ELディスプレイ搭載のスマートフォンやタブレット端末・ウエアラブル端末が急激に市場で伸びており、パネルのフレキシブル化も進んでいる。米Apple社が3年後に、iPhoneに有機ELを採用するという報道も相次いでいる。大型有機ELテレビの普及も進んでおり、主に大型パネル向けにインクジェットによる塗布プロセスの開発も急ピッチで進められている。量産効果により、液晶よりも低価格なパネル製造が期待でき、大型投資の計画が韓国や中国で進んでいる。
 一方、有機EL照明パネルの応用も着実に進展しており、実用化の動きが活発化している。面発光である有機ELは、点光源であるLEDに比べて、影のできにくい、チラツキの少ない、目に優しい照明として採用されている。有機ELのフレキシブル化の進展で、従来のガラス基板がプラスチックとなり、このために新しい封止技術が採用されている。透明配線もITOから新材料に移行し、基本性能も生産プロセス技術・生産管理も未発達の部分がまだ多く残されている。
 本講義では、有機ELの基礎技術、特徴、これまでの技術開発の経緯と残された課題、ディスプレイ、照明への応用動向、現状の生産プロセスと課題、政府プロジェクトなど、アジアの有機ELの全般動向を網羅的にわかりやすく解説する。

>>>詳細とお申し込みはこちら

セミナー詳細

開催日時:2016年04月21日(木) 10:30 〜 17:30
開催場所:【東京】日本テクノセンター研修室(新宿小田急第一生命ビル)
講師:分析工房株式会社  服部 寿
受講対象者:有機ELに関係する材料、部材、パネル製造、セットメーカ、照明機器メーカの事業企画、開発企画、開発、製造、設計技術者や経営者、投資家、調査企業
修得知識:
・有機ELディスプレイ・照明の特徴、基本的な技術知識、国内外の実用化の動き
・有機ELの特徴を活かす応用方法、材料知識、製造方法、製造コスト
・今後有機EL技術が大きく伸びるために解決しなければならない課題
・LED・液晶との競争や将来の有機ELの進む方向
・国際的な競合、基礎的・総合的な知識
受講料:一般(1名) : 48,600円 (税込み)

プログラム
1.有機ELディスプレイと開発・市場動向
  (1) フレキシブルパネルとそのアプリケーション
  (2) 市場規模予測
  (3) 国内外の工場投資動向
  (4) 韓国産業界の動向、開発戦略、開発課題
     a.スマートフォンや有機ELテレビなどのアプリケーションと仕様
     b.韓国政府の有機EL産業振興策
     c.自動車向けのアプリケーション
     d.韓国メーカ製品のプロセスと材料・部材動向
  (5) 中国産業界の市場動向、開発戦略、開発課題
     a.スマートフォンや有機ELテレビなどのアプリケーションと仕様
     b.基板・TFT・封止・発光層・電極などのプロセスと材料
  (6) 台湾・日本産業界の動向、開発戦略、開発課題
2.有機EL照明と開発・市場動向
  (1) LED照明との比較、アプリケーションと開発課題
  (2) 有機EL照明と製造装置・材料の世界の市場規模予測
  (3) 海外での次世代照明の開発振興策と企業動向


>>>詳細とお申し込みはこちら
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UBI RESEARCH が、第26回ファインテックジャパンへの出展 ブースNo:E50-12

このたびUBI RESEARCH社は 本年度の4月6日から8日までに開催されるファインテックジャパンに、下記のように出展致します。現在は有機EL業界でも最も注目されている調査レポートを多々そろえ 詳しくレポートや最近の業界動向を説明をさせていただく予定でおります。UBIレポートは日本国内では分析工房から販売しております。

つきましては ぜひともご来場くださいますよう お願い申し上げます。

分析工房株式会社 服部

                      記

展示会名: 第26回ファインテックジャパン
開催日時: 2016年4月6日(火)〜 4月6日(金)
開催時間: 午前10時〜午後6時(最終日のみ午後5時)
開催場所: 東京ビッグサイト 東ホール 東京都江東区有明3−11−1
ブース番号: E50-12

  
It includes OLED development trends, technology trends, market forecast, supply chain anlysis, etc.
Flexbile OLED, Transparent OLED, Solution Process OLED, Emitting Materials, OLED Manufacturing Equipment , OLED Lighting, Bacplane Report, Consulting, OLED KOREA CONFERENCE
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UBIリサーチからの新刊「2016年有機EL Annualレポート/2016 OLED Display Annual Report」発刊!

2016年3月  :UBIリサーチ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「「2016年有機ELAnnualレポート/2016 OLED Display Annual Report」の新刊のお知らせ

本報告書は、パネルメーカーと機器メーカー、材料メーカー、研究所に直接インタビューして情報を調査しており、各種の展示会と会議などに直参加して主催者の同意の下に入手した情報をUBIリサーチが保有している10年以上のOLED関連データに基づいて分析して作成されました。
★詳細・お申込み・サンプルについては、http://homepage2.nifty.com/lovejazz4/page5.htmlへお問い合わせ下さい。

◆◇◆◇◆◇◆◇ 新刊のご案内 ◇◆◇◆◇◆◇◆
★調査報告書の内容
2016年に予想されるOLED 量産ライン製造能力分析
Appleは、製品の差別化のために、次世代のiPhoneにフレキシブルAMOLED パネル適用を積極的に検討中であり、中国パネル製造企業は、2016年から普及型AMOLED panelの本格的量産に乗り出すと予想される。
2016年の投資の重要なポイントは、AppleのiPhoneに搭載されると予想されるflexible AMOLEDパネル初期製造のサプライヤーと中国パネルメーカーの本格的な量産に続く追加のラインの拡張を行うかどうかになると考えられる。
本報告書は、2016年1月の時点で把握された各社の投資計画をもとに、2016年に投資の可能性があるラインについて分析した。

アップルへの対応や、サムスンの投資の見通し
Samsung電子とAppleは、それぞれGalaxyとiPhoneでスマートフォン市場拡大に大きな影響を及ぼした。
今後のフレキシブルAMOLEDパネルlの採用はディスプレイ市場に大きな影響を与えると予想される。
これまでに発表されたGalaxyとiPhoneの販売台数と、世界中の需要量をもとに、2020年までにフレキシブル AMOLEDパネルが適用されたスマートフォンの年間販売台数予想から、これに伴う必要製造ライン規模を分析した。

AMOLED 適用製品動向
AMOLEDが適用されたセット製品を各製品群に分類してトレンドを分析する。
これにより、将来のアプリケーションに適用されるAMOLEDパネルのサイズと解像度などの仕様を予測することができる。
CES 2016とIFA 2015での重要な展示内容から、AMOLED の開発動向について把握する。

AMOLED パネルメーカーの投資動向
主要パネルメーカーの2015年の動向を俯瞰し、OLED産業全体の動向を把握することができる。
また、各パネルメーカーの技術トレンドと発表の動向をサイズ別に分析した。
2016年は、中国パネルメーカの低価格帯パネル量産本格 化と韓国メーカーのフレキシブルOLEDパネル量産ラインへの投資によって、市場の状況が大きく変化すると予想される。
本報告書では、国別の主要なAMOLEDパネルメーカーの2015年の投資の内容をもとに、2015年パネルメーカーの投資計画と事業の方向を予測する。

サプライチェーンとパネルの構造解析
Samsung displayとLG displayで量産されているOLEDパネル構造と関連製造装置、材料メーカーのサプライチェーンを分析した。

AMOLEDパネル市場実績の分析
2015年には普及型AMOLEDパネルとフレキシブルOLEDパネルの需要の増加で、中小型パネル市場が成長しており、TV用パネルも歩留まり安定化と出荷の増加を通じた高い成長率を記録した。
本報告書では、AMOLEDパネルの市場実績を四半期ごと、半年毎、年度別に分析し、市場の状況を理解できるようにした。

AMOLEDパネル市場の見通し
企業の投資計画とこれまでのデータをもとに、2020年までのAMOLEDパネルと発光材料、製造装置の市場を展望した。
市場全体と各地域の、サイズ別、基板別市場を分析し、それぞれの年間成長率を見て、詳細な市場を把握する。

★内容
1. 調査の背景
2. 概要

3. 2015年の課題から見た2016年の展望
3.1 2016年 OLED 製造能力分析
3.2 Flexible AMOLEDの投資見通し
3.3大面積AMOLEDの投資見通し
3.4中国OLED市場の見通し

4. AMOLED適用製品の動向
4.1 OLED TV
4.2 Smart Phone
4.3 Tablet PC
4.4 Smart Watch
4.5 Samsung Elec
4.6 LG Elec

5. AMOLEDパネルメーカーの動向
5.1 AMOLED産業マップ
5.2 AUO
5.3 BOE
5.4 CSOT
5.5 EverDisplay
5.6 Japan Display
5.7 JOLED
5.8 LG Display
5.9 New Vision Optoelectronics
5.10 Samsung Display
5.11 Tianma

6. AMOLEDパネルメーカーの投資動向
6.1 MP Line Status of AMOLED and Investment Forecast
6.2 Status of AMOLED R&D Line
6.3主要パネルメーカーの投資見通し(2016〜2017)

7. Supply Chainとパネル構造解析
7.1 Samsung Display
7.2 LG Display

8. 四半期ごとのAMOLED実績分析
8.1市場全体
8.2固有の市場
8.3 Size別市場
8.4基板別市場
8.5 ASP

9. 半期別AMOLED実績分析
9.1市場全体
9.2固有の市場
9.3 Size別市場
9.4基板別市場
9.5 ASP

10. 年度別AMOLED実績分析
10.1全体の市場
10.2固有の市場
10.3 Size別市場
10.4基板別市場
10.5 ASP

11. AMOLEDパネル市場の展望(2016〜2020)
11.1、市場全体
11.2 Size別市場
11.3基板別市場
11.4国別

今後にcontentsに変更がある場合があります。

★詳細・お申込み・サンプルについては、http://homepage2.nifty.com/lovejazz4/page5.htmlへお問い合わせ下さい。
【製 作】 韓国 UBI リサーチ
【体 裁】 英語版、印刷、A4版、128ページ (PDF版もあります)
【発刊月】 2016年3月
【価 格】 438,900円(消費税別、送料込)
【納 期】 10日間

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[Light and Building 2016】オスラムの有機EL照明搭載の自動車が、2〜3ヶ月内に出荷される

2016年3月22日
ガンヒョンジュ記者/ OLEDNET


自動車リアランプに適用されたOSRAMの有機ELライト(O-ring)

3月13日から18日までの6日間、ドイツ・フランクフルトで開催された「Light and Building 2016」でOSRAMの関係者は、「OLED リアランプを搭載した自動車を、早ければ2〜3カ月以内に、道路で見ることができるだろう」と述べた。今回の展示会では、OSRAMは自動車用リアランプに適用された有機ELライト(O-ring)を展示した。その中に着実に自動車用照明製品の開発に邁進してきたOSRAMの成果を見れるようになった。


OSRAMが提示した有機EL照明のコンセプト

展示場のOSRAMの関係者は、「OSRAMは継続的に自動車用照明に集中して製品を開発する予定であるが、適切な時期に一般照明市場にも参入する」とし「現在は一般照明については、基本的なコンセプト程度を描いた状態で、今後は一般家庭用照明製品の開発も進める予定だ」と明らかにした。
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[Light and Building 2016] OLEDWorksは、広い製品ラインアップで有機EL照明市場を狙う

2016年3月22日
ガンヒョンジュ記者/ UBIリサーチ


OLED Worksの有機EL照明用パネルのKeuka モジュール、Light and Building 2016にて

照明用有機ELパネルの専門メーカーのOLED Worksが、様々な製品ラインアップで、将来の照明市場を慎重に開拓している。
「Light and Building 2016」展示会でOLED Worksは、Brite FL300 シリーズの 6製品とBrite Amber、Keuka モジュールなどを展示した。寿命は10,000〜50,000時間であり、効率は平均で約50 lm / W、CRI 80〜90レベルの様々な色温度を持つ製品を展示した。

展示会で会ったOLED Worksの関係者は、「OLED Worksは、一般照明市場を目指し、早ければ2〜3年後には有機EL照明市場に本格参入できる。」とし「有機EL照明は、厚さとデザインの自由度における利点があるため、これらの有機ELの利点をよく活用できるキラーアプリケーションを見つけることが有機EL照明の成功の鍵」と予想した。
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LG電子、58:9アスペクト比の有機ELディスプレイサイネージを発売...柱、コーナーの看板向け

2016年3月23日
ガンヒョンジュ記者/ UBIリサーチ


<LG電子が58:9のアスペクト比の「ウルトラストレッチサイネージ」を発売した。>

LG電子が58:9のアスペクト比の商業向け86型有機ELディスプレイ「ウルトラストレッチ」を世界に先駆けて発表した。

長尺のサイネージは、柱、コーナーなどサイネージを設置しにくかった場所を看板として使用できるようにする製品である。

LG電子が今回出したパネルは、現在までにリリースされたサイネージの中で最もワイドなアスペクト比を備えている。横と縦の長さがそれぞれ2158mm、349mmで、横方向に広いか、あるいは縦方向に長く設置することができる。

長尺のサイネージは、空港やホテルなどの建物の内部にある柱の中に埋め立てて使用するメディアポール、建物の出入り口の上部の看板などに活用することができる。縦、横それぞれ最大4個ずつ計16個を接続でき、別の受け台に設置できる。

この製品は、LG IPSパネルを適用し、超HD級の解像度(3840600)で一般的な映像だけでなく、小さな文字までくっきり見せてくれる。IPSパネルは、178度の広い視野角で、どの位置でも画面がはっきりある。

また、商業的に使用されているサイネージの特性を考慮し、簡単にコンテンツを編集することができる便利な機能も搭載した。最大4つの画面に分けて書くことができ、様々な情報を一度に提供する。

例えば、空港にインストールする場合は、画面を4つに分けて天気、交通情報、ニュース、広告などを、それぞれ示すことができ、外国人も、必要な情報を容易に得ることができる。
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サムスン電子、「BMWドライビングセンター」に未来のディスプレイの透明OLEDパネルを設置

2016年1月19日 UBIリサーチ

サムスン電子が、仁川永宗島のBMWドライビングセンターに未来のディスプレイとして脚光を浴びている透明OLEDディスプレイ、ビデオウォールを設置した。

BMWドライビングセンターは、2014年8月にオープンしたアジア初のドライビングセンターでBMWのブランドと最新の製品から多彩な文化体験までを、楽しむことができる自動車専門の複合文化空間である。

サムスン電子は、BMWドライビングセンターの中心に55型の透明OLEDディスプレイ製品を実際の車両サイズ合わせて大型ビデオウォールに構築し、車両の広報効果を狙った。

今回設置されたサムスン電子の透明OLEDディスプレイは、最近のCES 2016で初公開された製品で、45%の透明度である。

これにより、店舗の訪問者は、実際に車両に搭乗していなくても、車両の電装製品に関する情報を見ることができ、また、実際に車に乗るような現実を感じることができる。

特に、透明OLEDディスプレイは新車公開など、さまざまなイベントで、実際の車両の設計と情報の発信が同時に可能で、革新的な車両性能と高度な機能を示すのに、より効果的である。

開場当時にロビー・展示館・体験館など総計で75台のサムスンのスマートサイネージを設置したことがあるBMWドライビングセンターに今回インストールされて透明OLEDディスプレイビデオウォールを介してBMWのフラッグシップセダンであるニュー7シリーズの販促を行う予定である。

サムスン電子は、2019年まで年平均19%の成長が予想される商用ディスプレイ市場で7年間連続1位を守っており、透明OLEDをベースに、将来の店舗コンセプトに最適化された製品の開発を推進する予定である。

キム・ソッキサムスン電子映像ディスプレー事業部専務は「透明OLEDだけでなく、顧客が望む革新的な製品を持続開発していく計画である」とし、「今後も未来の店舗環境に適合した様々な製品を披露できるように努力する」と述べた。


透明OLEDディスプレイ、ビデオウォール製品写真、Source:サムスン電子


透明OLEDディスプレイ、ビデオウォール製品写真、Source:サムスン電子


透明OLEDディスプレイ、ビデオウォール製品写真、Source:サムスン電子


透明OLEDディスプレイ、ビデオウォール製品写真、Source:サムスン電子
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UBIリサーチからの新刊「透明有機ELディスプレイ報告書/Transparent OLED Display Report 2016」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
UBIリサーチの「透明有機ELディスプレイ報告書/Transparent OLED Display Report 2016」の新刊のお知らせ

本報告書は、パネルメーカーと機器メーカー、材料メーカー、研究所に直接インタビューして情報を調査しており、各種の展示会と会議などに直参加して主催者の同意の下に入手した情報をUBIリサーチが保有している10年以上のOLED関連データに基ずいて分析して作成されました。

詳細・購入のお申込み・サンプルについては、http://homepage2.nifty.com/lovejazz4/page5.htmlへお問い合わせ下さい。

◆◇◆◇◆◇◆◇ 新刊のご案内 ◇◆◇◆◇◆◇◆

★調査報告書の内容

透明ディスプレイとは
・現在のディスプレイ市場は成長率が徐々に低くなっており、新しい技術で市場拡大が必要な時期である。透明ディスプレイは機能的な面とデザイン面でさまざまなアプリケーションに適用して、新市場を創出することができる潜在的な価値が大きい技術である。
・サムスンディスプレイが2016年に透明OLEDディスプレイ量産を予告したので、ディスプレイ業界はこの市場の新たな成長動力になることを期待している。
・本報告書では、透明ディスプレイの定義と現状、分類を整理して、新しい技術への企業の対応に役立つことができるようした。

透明ディスプレイの用途トレンドの分析
・現在のアプリケーションと、未来のアプリケーションをまとめた。
・各アプリケーションの適用動向と技術開発の現状を整理して、開発の方向を把握できるようにし、ディスプレイ関連会社の進むべき方向性を提示した。

透明OLEDと透明LCDの比較
・主要OLED企業の透明OLEDディスプレイの動向と開発の現状を整理し、これにより、主要パネル企業の量産時期を予測できるようにした。
・透明OLED の変遷を主要パネルメーカー別、駆動方式別(AM、PM)に分類して整理し、開発製品のトレンドを把握できるようにした。

技術課題
・実装において最も重要な要素とされる視認性と透過度、高精細の最近の問題と開発動向、解決策について解説した。
・関連技術の動向と、企業が重点的に開発すべき課題と対応の方向を考察した。

透明ディスプレイの市場分析
・主要パネルメーカーの大面積透明AMOLEDが量産可能なラインの現況と投資動向をもとに、2016年から2020年までの大面積透明AMOLED市場を展望して、関連企業の市場分析と事業戦略策定に役立つされるように分析した。

サムスンの透明OLED 特許の分析
・大面積透明AMOLEDの量産予定のSamsung Displayが2010年から2015年の間に登録した特許を分析して、現在の透明AMOLEDの重要技術課題について分析した。

【製 作】 韓国 UBI リサーチ
【体 裁】 英語版、印刷、A4版、100ページ (PDF版もあります)
【発刊月】 2016年1月
【価 格】 465,150円(消費税別、送料込)
【納 期】 10日間

目次
1. Outline
2. What is Transparent Display?
3. Transparent Display Application Trend
4. Transparent OLED vs. Transparent LCD
5. Trend Analysis of Transparent OLED Panel Companies
 5.1 Samsung Display
 5.2 LG Display
 5.3 BOE
6. Transparent OLED History
 6.1 Transparent OLED Display History
 6.2 AMOLED
 6.3 PMOLED
 6.4 Transparent OLED Lighting
7. Transparent OLED Technology
 7.1 Outline
 7.2 Transmittance
 7.3 Visibility
 7.4 High Picture Quality
 7.5 Conclusion
8. Transparent OLED Market Forecast (2016-2020)
 8.1 Outline
 8.2 Transparent AMOLED Market
9. Samsung Display Transparent OLED Patent Analysis
 9.1 Outline
 9.2 Analysis
 9.3 Conclusion

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