エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

砂漠をつくっているのは牛なのだ

2007年06月28日 14時12分48秒 | エ・ビ・スと砂漠
まだ、肉を食べているのですか―あなたの「健康」と「地球環境」の未来を救う唯一の方法

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『まだ、肉を食べているのですか』の著者、ハワード・ライマン。
この人は、モンタナ州第2位の牧場経営者でした。
牛を7000頭も飼っていた。
ところが、いまやベジタリアン。
菜食主義者の元牧場主ってのも変わってる。

牛というのは、成長するまでに6トンの草を食べます。
牛肉1キロをつくるのに16キロの穀物が必要です。
別名”ひずめの生えたイナゴ”
まぁ、アメリカは土地が広いですから・・・
そう、あの広大なアメリカの農場でとれる穀物。
実はその85%が家畜のエサ。
穀物を育てるのに水がいる。
アメリカの水資源の半分は、牛が食っちゃってる。
なんと効率の悪い国!!
それを日本にも買えってか!!

もともと肉の食いすぎは身体にも悪い。
脂肪は必要な栄養素だけど、過ぎると毒にしかなりません。
日本人の腸は、肉食用にはできていないし。
むしろ牛に近くて長いんです。
しかもハンバーガー1個食べると、
熱帯雨林9㎡分を破壊して牧草地にしなければなりません。

ライマン氏によると、
世界最大のサハラ砂漠をつくったのは、遊牧民達。
8000年前までは、広大な大森林だったものを、
放牧のために森を焼き払ったことが原因。
また、インド北部のタール砂漠ももとは森林だったし、
アフガニスタンも1970年までは”中東のエデンの園”といわれる
緑の国だったといいます。
どちらも砂漠化の原因は過放牧。

先住民の時代には、バッファローの大群がいたアメリカ。
これを大虐殺して、牛にかえた。
いまや牛の大陸。
もっと後先考えたらいいのに。


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