緑化と商売

人は緑のある空間が好きです。
そのことに異論は無いでしょう。
都市部では、一定の広さを持つ建物をつくるとき、
建物の緑化を義務付けています。
どうせ緑化するなら、広めにしようというオーナーが
増えているそうですが・・・

昨日、東京出張で、久しぶりに汐留にいきました。
日本テレビのある付近ですけど、
建物ばっかりでけっこう息がつまる想いがありました。
それでも東京は緑が多い方だと思う。
どうも大阪って狭苦しい街です。

大阪の緑化ビルといえば「なんばパークス」が有名です。
今大阪でもっとも集客量が多い複合ビル。
先日、第二期工事のランドスケープを手がけた方の、
セミナーに参加しました。
どのように計画され完成されたかのお話は、
大変興味深いものでした。
緑化ビルとして成功した「なんばパークス」
集客量は多くても、収益は大阪一とはいきません。
南海電鉄さんとしては、立派な公園をつくってくれましたが、
儲かるにはまだ時間がかかるようです。

ジャスコ浜松市野店のビオトープの記事を読んでいて、
ジャスコも売上げにつながっているかということを考えていました。
どうも最初は、数億円規模の地下調整池造りを依頼されていたそうですが、
それなら、数千万円でできる、ビオトープ造りをしたらどうか、
という提案がされてそうです。
いまでは、ホタルが飛んでいるとか・・・
地元の住民や子供達は大喜びですよね。
ジャスコ＝イオングループのイメージは確実によくなります。
スーパーは頻繁行く場所だから、
イメージは大きく売上げにつながるかもしれません。

大阪・箕面市にあるカルフールも、
敷地全体に自然を取り入れたランドスケープがあって、
夏場は川で遊ぶ子供達で賑わっていますが、
カルフールは経営不振でイオングループに経営が変わりました。

緑化による集客力と、何を販売するかのマーチャンダイジングが
上手くマッチしないと儲かりませんわなぁ。


「なんばパークス」もテナントを変えると売上げ上がる気がします。


「環境」人気ブログランキングはコチラ
↓


にほんブログ村 環境ブログへ
↓

by　エ・ビ・ス