エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

砂漠に水を! 温度差利用の海水の淡水化

2008年02月11日 10時01分12秒 | エ・ビ・スと砂漠
気候温暖化といえば、
北極・南極の氷が溶けてることばかり報道されますが、
水不足ってのも大変な問題です。
むしろ水不足のほうが深刻だという学者の声は、
なかなか届かない状況ですね。
もともと地球は水の星なのに・・・

氷が溶けて水が増えているのに、
砂漠では水不足・・・
海水を何とかできないか・・・というジレンマは、
誰もが感じる所です。

海水の淡水化の技術は既にあります。
一つは、海水を温めて水蒸気を取り出す「蒸発法」
もう一つは、膜で海水を漉して取り出す「逆浸透法」
「蒸発法」は、海水を温めるのにエネルギーがかかりすぎるので、
「逆浸透法」のほうが主流になってきています。

兵庫県にあるゼネシスは、
「蒸発法」を使った淡水化プラントを、
今年の4月にクウェートで事業化します。
ユニークなのは、海水を温めるのに使うエネルギーは、
工場の排熱という未利用エネルギー。
クウェートの海岸にある製油所などの排熱と、
15℃の温度差で淡水化します。
これなら新たに化石燃料を使わなくても、水ができるわけです。

しかも、ゼネシスはもともと海洋温度差発電を研究している企業。
クウェートのプラントは海洋温度差発電と
温度差利用の淡水化装置を併設しています。
海洋温度差発電については、以前エ・ビ・スでも取り上げたましたが、
相当進化しています。

このプラントだと、
まず工場排水を利用した温度差発電で発電して、
工場内の電力をまかないます。
で、使った水を淡水化します。
1300Kwの電力と1日4100トンの水を生産する、
素晴らしい循環型の設備。

クウェートといえば、イラクと隣接した危ない国。
でもオイルマネーがあるので、こういう投資ができるんですね。
ゼネシスは、カタールでも海水淡水化プロジェクトを実施しています。
カタールといえば「ドーハの悲劇」の国。
この小さな2つの国から、砂漠が緑化されていくといいですね。


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by エ・ビ・ス
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