小さな春のほころび

●初雪がない(かも知れない)冬
 東京(大手町観測)は1876年(明治9)からの観測以来、初雪の降らない記録を更新しました。北京では2月5日(月)にこの時季としては清朝後期以来の最高気温16℃を記録し、北緯60度(日本最北端の宗谷岬は北緯45度ちょっと)、標高700mを超えるカナダ、ユーコン州の州都ホワイトホースに住む友人からのメールでは、1月から2月にかけて例年になく最高気温が0℃を超える日が多く、ユーコン川が完全氷結しない部分も出ているとのこと。

 ここしばらく都心や神奈川県内の都市の往復が多かった私には、一所懸命に見つけようとしていた冬の兆しや名残さえも見つけられないままに、立春を迎えてしまいました。それではと一昨日、多摩川に流れ込む野川沿いに愛車の変速機なしチャリを駆っていたら、遊歩道から少し入った次大夫堀公園民家園の比較的遅咲きの八重梅がほぼ満開。江戸時代の民家を復元し、茶店造りに仕立てた藁葺き農家の軒先で、1本80円也のよく冷えたラムネを1時間かけて味わいながらの小さな観梅でした。

*世田谷区立次大夫堀公園民家園:名主屋敷、民家、表門などを復元、江戸後期〜明治の近隣の農村風景を再現して1988年(昭和63)に開園。自由に入れる民家の囲炉裏には毎日火が焚かれ、内外の民具類にも触れることができる。週末を中心にいろいろな民俗・芸能を見学・体験できる民家園教室を開催。開園は9:30〜16:30、休園は月曜(祝日の場合は翌日)と年末・年始、入園無料、交通は小田急線成城学園前駅〜東急田園都市線二子玉川駅間バスで「砧農協前」または「次大夫堀公園前」下車徒歩2分、TEL03-3417-8492。
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