エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

上川三山の一つ・・・「天幕山 (1052m)」

2011年01月31日 | 山紀行 (道北)
上川三山の一つ・・・天幕山 (1052.5m)
昨年の摺鉢山に続く2座目の登頂

■ 山 行 日    2011年1月28日(金)~29日(土)  1泊2日
■ ル ー ト     西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー
    夫婦登山 №4
■ 登山形態      山スキー
■ 地 形 図     1/25000地形図  「上川」 「中越」

■ コースタイム   登り 4時間20分  下り 2時間05分 (休憩含む)
<コースタイム>
 8:20  登山口出発
 8:30  林道分岐
 9:35  橋
 9:50  西尾根末端取付き(co485)
10:30  標高600m付近、廃道化した林道に出合う
11:45  標高850m付近、稜線に出る
12:40  天幕山(1052m) 頂上
  (登り 4時間20分)

12:55  下山開始
13:45  尾根取付き
13:53  橋
14:52  林道分岐
15:00  登山口
 (下り 2時間05分)

【1/28 (金)】

★ 氷瀑まつりと温泉付き・・・

上川市街地から北にほど近いところに「突角山(1059m)」「摺鉢山(1026m)」「天幕山(1052m)」の三山が
東西に並ぶように鎮座している。これらを近年上川三山と称して登山界では浸透しつつある。
昨年、摺鉢山を三度の挑戦でようやく登頂し残りの2座も今冬季で制覇したいと計画に盛り込んでいた。
 
初日のアプローチは、登山口に近い「層雲峡温泉の無料駐車場まで」で昼からの出発。岩見沢から無料の
高速に乗っかり上川・層雲峡ICで下車、予定の登山口を一度偵察してから温泉駐車場に向かい3時間で
到着する。
早々、昼間の氷瀑まつり会場を巡り、次に温泉とビールと夕食を済ませて再び夜のまつり会場へ

厳寒の氷の世界と芸術をゆっくり楽しんで、再び温泉で温まり明日の好天と登頂を願ってホテルハイエー
スで就寝する。



到着時の駐車場




夜の部






【1/29 (土)】

★ 最短?西尾根ルート


国道273号線登山口近くから望む「天幕山」

<登山口>
国道39号線から273号線に5キロほど走ると天幕橋のすぐ手前に左折できる細い道がある。200mほど
で行止まりとなるがそこには北海道開発局の「ルベシベ水位観測所」の建物がある。車が数台駐車できる
除雪されたスペースに駐車して実質的な登山口がここになる。
ルートは、JR石北線を跨ぐ廃道となっている踏切を「右よし左よし」と指差喚呼して渡り、旧天幕小学
校跡の門前を通って岩内川右岸沿いの林道(名称不明)に右折する。ここから約2.4キロの直線的で平坦
な林道をラッセルし、岩内川に架かる橋を渡って西尾根の末端に取り付く。地形図上の484.9標高点
付近が西尾根の取付き点である。


JR石北線を横断して登行の始まりです。


すぐに天幕小学校跡地の標識の前を通る。


ここから約2.4キロの林道歩きだ。


この橋を渡って西尾根の末端に取り付く・・


尾根取付き付近の樹林帯を登る

取付きは松や広葉樹の密集した樹林帯と急斜面に細かくジグを切りながら慎重に登り高度を上げて行くが、
最初は樹林帯を見てルート選びを間違ったと後悔したほどだった。しかし、10分ほどで標高100m稼
ぎ取付きを見下ろすと「案外行けるかも・・」と気を取戻し再び縫うように登ってみた。600m付近で
突然廃道化した林道に出合い驚く。その後何度もこの林道跡に出合い850m付近までその痕跡は続いて
いた。雪質はパウダーでラッセルも足首程度。小枝類も気にならない程度の積雪があり下りのスキーは楽
しみだった。


880m付近の稜線から頂上部を望む


950m付近から見下ろす景色に昨年登った摺鉢山のルート豊原牧場を見る

850mから顕著な尾根に出たところでようやく頂上部が顔を見せる。天幕沢上流の左股源頭がこの位置
で晴れていれば景色も望めそうな見晴らしが良くなる。
傾斜は緩み密林から疎林帯になりつつ積雪も多くなると益々下りのスキーが楽しみな斜面を登って行く。





1000m付近からは、天幕沢源頭の大きな沢地形と森林限界に近い疎林帯で雪原が広がり頂上が間近と
わかる。その頂上は、正にその名の付いた天幕沢の源頭の先であり、四方に尾根を広げた頂点なので辛抱
して探していると何本かのピンクテープが若い白樺の木に括られているのを見つけここが頂上とわかった。



天幕山 頂上にて

今回は、一発で登頂を果たし互いに満足の達成感で握手を交わす。吹雪だったので写真だけ撮ってすぐに
下山をすることにしたが、天候が良ければ見晴らしの良い頂上であるに違いない。


パウダーを楽しむ・・

下りは、シールを外し辿って来たトレースを見逃さないようにしつつパウダーを存分に楽しんでアッとい
う間の下山でした。
登りで苦労した密林地帯も下りでは糸をスーと通すように滑り降り取付きにドンと降り立ったときは「着
いた」と安堵した。林道もシールを外したまま微かな下り勾配を利用してスキーを滑らせ歩くことが出来
たので苦労を感じる事は無かった。








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