Early in the mornin'

90歳になる前に亡くなった父と80歳に手が届く母と還暦近い娘、3人の老々々生活。おぉ、老後破産も近い。

お父さんはこんな小さなところに入っちゃうのね

2016-10-14 08:20:21 | 日記
仏壇が届いた。

私がお金を出すので母は遠慮していたようで、
「チェストの上に乗る上置きタイプの
小さな仏壇でいい」と言っていたが、
本音では昔ながらの唐木仏壇が欲しかったようだ。

「大きいのが欲しい」とは口に出さなかったが、
近所の方がお焼香に来てくださると
「うちは仏間を作った」とか
「床の間をリフォームして唐木仏壇を置いた」と
おっしゃっていたので、
上置きタイプの小さな仏壇では父が可哀想だと
内心では思っていたようだ。

その気持ちがわかったので、唐木仏壇を買った。
丈が145センチほどのもので、
立ったまま拝める高さではないが、
高さ20センチ程度の座椅子に腰かけても、
小さな母ならご本尊様やお位牌を下に見ないで拝める。

なんせ母は変形性膝関節症なので、正座できないし、
床に座るのも、床から立ち上がるのも大変なのだ。

変な話、別に特売の仏壇を狙ったわけではないが、
ちょうど秋のお彼岸が終わったときで、
どこの仏具屋さんでも仏壇のセールをやっていた。

「仏壇の中に入れる仏具をいいもので
お選びいただいたので、この金額になりました」
と言われて見た概算見積もりに「うっ」と唸ったけど、
仏壇そのものは割安になっていたし、
「お父さんは今まで家族のために一生懸命頑張ってきたんだから、
子供にこのくらいの仏壇を買ってもらったっていいよね」と
思って買った。

笑い話にするのは不謹慎だが、一緒に見に行った妹は
派手なものが好きで、着る服も私とはちょっと趣味が違う。

で、その妹が金ぴか、ぴかぴか、ぴかりんこの仏壇を見て、
値札も確認せずに
「私、これがいい~~!」
こらこら、お金を出すのは私じゃい

でも、仏具屋さんに
「宗派が違います」と即時却下された(よかった)。

その仏壇が納品された。
仏具屋さんに
「とてもいいお品をお買い求めいただきました」と
言われた母、仏壇を見て涙ぽろぽろ

仏具屋さんが帰った後は号泣だった
そうだよね。
選ぶとき一緒にいなかったから驚いたよね。
見るまではチェストに乗る上置きタイプの
小さな仏壇だと思っていたんだもんね。
でも、唐木仏壇でよかったでしょ?

その母は、
「お父さんはこんな小さなところに入っちゃうのね。
 お父さん、どこにいるの。寂しいよぉ。わぁぁん
と大泣きだった。

そうか、そこだったか。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 今日は涙が止まらないの | トップ |   

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む