()とむプロ野球研究所〜球界の危機はいまだ続いている〜

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’06大社ドラフトを、インチキ統計で分析。その2

2006-11-22 03:51:38 | 06 ドラフト
さっきのインチキ統計で、結局何が言いたかったかと申しますと。

って、
「一番言いたいこと言ってなかったのかよ(?゚Д゚)」
という感じですが、それはさておき。

要は、
「ネコも杓子も野球はピッチャーヽ(゚▽゚*)ノ@野球はピッチャー」
と指名している時に、
「他球団と同じくピッチャーを指名するよっ!mOっ(*゚▽゚)@永井投手を1位でヨロシク!」
としていたのでは、
「何時まで経っても戦力格差は埋まらない(!゚Д゚)@しょっく」
ということが言いたかったわけです(そのロジックを立証するのに、果たしてあのインチキ統計が役に立ったのか(?゚▽゚)@っつーのは、さておき)。

手始めに、
「各順位毎のポジション別指名動向」
をまとめてみました。

まずはこちらを、ご覧ください。

順位:希望枠
平均点(全体):8.92 合計点:89.2 該当人数:10

平均点(投手):8.8 合計点:79.2 該当人数:9

平均点(捕手):10 合計点:10 該当人数:1


1巡目
平均点(全体):7.3 合計点:7.3 該当人数:1

平均点(投手):7.3 合計点:7.3 該当人数:1

とりあえず、ここで切ります。

ぱっと見て気がつくのが
「1巡目で投手を指名してしまう」
と、
「”1巡目”とは名ばかり」
で、
「実際には(希望枠から数えて)球界全体でその年10番目の評価を受けている投手しか残っていない」
という事実です。


次に3巡目。
平均点(順位):6.8 合計点:81.6 該当人数:12

平均点(投手):5.95 合計点:47.6 該当人数:8

平均点(捕手):7 合計点:14 該当人数:2

平均点(内野):10 合計点:10 該当人数:1

平均点(外野):10 合計点:10 該当人数:1

ここまで見てはっきりするのが、
「1、3巡目を巧く利用」
すれば、
・その年2番目の評価を受けている捕手
・その年1番の評価を受けている内野手
・その年1番の評価を受けている外野手
の内、
「何れか2人を指名することが可能」
という事実です。

イーグルスの前提条件として、
・全体的に投手が足りない(特に計算できる先発)
・野手も足りない(レギュラーといえば、フェルナンデス、高須、土谷…は二年目のジンクスが(;−_-)…ぐらい)
・捕手に至っては死ぬほどヤバイ…(*゚▽゚)ぷっ…って全然笑えんだろmOっ(#゚Д゚)コラァ!
つまり、
「ほぼ全ポジションが補強ポイント」
なわけです。

で、あるならば。

実際の指名
1巡目:永井怜投手(東洋大学):その年10番目の評価を受けている投手
3巡目:嶋基宏捕手(國學院大学):その年2番目の評価を受けている捕手

よりも、

筆者の希望
1巡目:大引啓次遊撃手(法政大学):その年1番の評価を受けている内野手
3巡目:嶋基宏捕手(國學院大学):その年2番目の評価を受けている捕手

の方が、
「チーム編成という観点から見れば、より賢い選択であった」
と、言えるのではないでしょうか。



どうも各種報道を総合しますと、
「フロントが野村監督から”即戦力投手の獲得”を厳命されていた」
ようなのですが。

岸投手の争奪戦に敗れた時点
で、
「即戦力投手の獲得が不可能となったに近しい状況となった(=その年10番目の評価でしかない投手しか物理的に獲得出来なくなった)」*1
わけですから、
「即戦力ピッチャーに関しましては、残念ながら我々フロントの力及ばず、申し開きのしようもございません。しかし!今回のドラフトで、今年1番の遊撃手と、今年2番目(とはいうものの、我々の中では今年1番の評価である)捕手を獲得致します。野村監督のお力で、是非ともこの二人を将来のチームの柱に!」
ぐらいの発言があって然るべきだった。

筆者はそう、考えるわけです。

それに。
少々投手が足りなくともなんとかなりそうな傍証として、

・イーグルスの選手について何も知らなかった去年の今ごろと違い、一年間かけて野村監督の戦力把握がかなり進んだ=投手/控え野手の稼働率アップが見込まれる(こちらの記事でその点を指摘していますが、野村監督ご自身も実際にシーズン終了後、似たような趣旨のことを仰っています)*2

・佐藤(巨人)、吉崎(日ハム)両投手等、中継ぎで使えそうなピッチャーが補強できた(こういう投手を使い倒すのが得意な監督:笑)

林恩宇投手の加入(ドラフトが終わったので、近々正式発表されます、よね(?゚▽゚)@故障さえなければ彼には初年度からかなり期待している=先発ローテで二桁〜ので、来てくれないと困るんですが…)

等々が、挙げられます。



*1
実は、この記事を書きながらドラフト中継の録画を見ていたら、ドラフト博士(^^;)の小関氏が
「永井投手はコンスタントに140k/h超の直球を投げることが出来、コントロールもいいピッチャー。非常にいい指名ですね(*゚▽゚)b」
という趣旨のことを仰っていました。

また、
「アマチュア野球vol.9:総力特集06大学・社会人ドラフト」
にも、氏の
「(永井投手は)希望枠でいってもおかしくない」
との発言。

「本記事のロジックを覆しかねない評価ではある」
ものの、かねてから氏の眼力に深く信頼を寄せている筆者としては、
「それならそれで、構わない」
とも思います。



永井投手。

願わくば。
「数々のご無礼、誠に申し訳ありませんでした。参りました!」
そう、お詫び記事を掲載させて頂けるような、大活躍を。



*2
但し。
「稼働率が上がる」
ということは、
「故障率も上がる」
可能性が高い為、
「コンディショニング部門の充実が必須」
です。

この点、正直立花CDの退団はイタイのですが。

ただ。
立花CDは、具体的にどんなことを期待されてイーグルスに請われたのか、ということを考えますと。
「マッサージ/テーピング等の達人(=彼でなければできない技術)だから」
というよりはむしろ、
「球団にとって、彼の持っているコンディショニング”理論”が必要だった」
わけです。

であるならば。
「今年一年間立花CDが選手、トレーナーの方その他に伝授していった理論を実践/発展させていくこと」
さえできれば、
「退団の影響を、最小限に止めることができる」
はずです。

決して簡単なことではない、とは存じますが。
決して不可能なことでもない、はず。

来季。
コンディショニングチームの更なる奮起が、期待されます。


また、
・イーグルスの選手について何も知らなかった去年の今ごろ
という点は、

楽天野村監督「来年はプレーオフ」(ニッカン10/2付)
>  −−球場でファンにあいさつ
>  野村「お礼とおわびを申し上げます。ファンのみなさんに声援を受けましたが、1年間期待に応えることができませんでした。言い訳は進歩の敵と申しますが、ちょっとだけ言い訳をさせていただきます。監督に就任する前にもっと知っておくべきことがあった。楽天も、パ・リーグも、選手の顔も分からない人がいた。そういう状態で来てしまったことが反省です。


こちらの件が、そっくりそのまま当てはまります。

つまり、こちらで指摘している通り
「如何に『オーナーをはじめとするフロントどものアホさ加減』に重大な責任があったか」
ということが、おわかりいただけるのではないでしょうか。

但し。

>  −−来季に向けて
>  野村「あとは即戦力の補強に成功すれば。選手の能力も把握し、適材適所もつかんだ。考えが甘いかもしれないが、来年は違った結果が出るんじゃないかと」。


こちらの希望を、
「丸呑み」
しても、いけません。

なぜなら。
「(順調に契約を消化したとしても、基本的には)野村監督はあと二年しか指揮を執らない」
からです。

普通に考えれば、
「(たとえ形は変わっても)チームはずーっと存続していく」
はずですから、
「二年間しかチームに対して責任が無い人の意見を全て聞いていては、中長期的なチーム運営/強化に支障をきたす可能性が大」
なわけです。



筆者はいつも、このような視点からプロ野球というものを観察しています。

「オフになると、ネタが無い?」

とんでもない!

「オフこそ、未来を決定付ける最も大切な時期である」

筆者はそう、思っています。



ご参考までに。
以下、4巡目以降のポジション別平均点を挙げておきます。

「投手とその他のポジションの間に横たわるどうしようもない格差」
を、少しでも感じていただければ、幸いです。

4巡目
平均点(順位):5.77 合計点:63.45 該当人数:11

平均点(投手):4.15 合計点:16.6 該当人数:4

平均点(捕手):3 合計点:6 該当人数:2

平均点(内野):8.125 合計点:16.25 該当人数:2

平均点(外野):8.2 合計点:24.6 該当人数:3


5巡目:
平均点(順位):4.325 合計点:43.25 該当人数:10

平均点(投手):2.95 合計点:11.8 該当人数:4

平均点(内野):5.625 合計点:11.25 該当人数:2

平均点(外野):5.05 合計点:20.2 該当人数:4


6巡目:
平均点(順位):2.21 合計点:15.45 該当人数:7

平均点(投手):1.75 合計点:7 該当人数:4

平均点(内野):3.75 合計点:3.75 該当人数:1

平均点(外野):2.35 合計点:4.7 該当人数:2


7巡目:
平均点(順位):1.4375 合計点:5.75 該当人数:4

平均点(投手):1 合計点:1 該当人数:1

平均点(内野):1.875 合計点:3.75 該当人数:2

平均点(外野):1 合計点:1 該当人数:1


8巡目:
平均点(順位):0.55 合計点:1.1 該当人数:2

平均点(投手):0.55 合計点:1.1 該当人数:2



> 楽天野村監督「来年はプレーオフ」(ニッカン10/2付)
>  楽天2年目のシーズンが終わった。今季最終戦のロッテ戦は1−3で敗れたが、最終成績は47勝85敗4分けとなり、昨季より9勝上積みした。飯田哲也外野手(38)カツノリ捕手(33)の引退セレモニーも行われ、満員に膨れあがったフルキャスト宮城が、涙と拍手に包まれた。就任1年目の野村克也監督(71)が今年を総括し、来季最下位脱出への強い決意も語った。
>
>  −−球場でファンにあいさつ
>  野村「お礼とおわびを申し上げます。ファンのみなさんに声援を受けましたが、1年間期待に応えることができませんでした。言い訳は進歩の敵と申しますが、ちょっとだけ言い訳をさせていただきます。監督に就任する前にもっと知っておくべきことがあった。楽天も、パ・リーグも、選手の顔も分からない人がいた。そういう状態で来てしまったことが反省です。来年は言い訳がききません。何が何でも最下位を脱出して、Aクラスに残ってプレーオフ、日本シリーズを目指したい。満員の盛況の中、試合ができたことを誇りに思います」。
>
>  −−収穫と誤算は
>  野村「今だから言えるけど、知らないこと尽くしでスタートして結果は最下位になった。敵を知り己を知るというが、その点が言い訳の1つ。中心なきチームは機能しないと言うが、岩隈、バワーズが本当に誤算。岩隈が開幕直前に『肩が痛い』って聞いたときは大変なショックだった。2人いれば、60勝は普通にいってたかもしれない。礒部をはじめ故障者が出たのは残念だが、その代わりと言ってはなんだが、何人か選手が出てきた。鉄平は頑張った。敢闘賞や。想像以上の働きをしてくれた。ただ彼も本当の勝負は来年だと分かっている。終盤は来年への不安がチラっと見えたが、やってくれると思う」。
>
>  −−来季に向けて
>  野村「あとは即戦力の補強に成功すれば。選手の能力も把握し、適材適所もつかんだ。考えが甘いかもしれないが、来年は違った結果が出るんじゃないかと」。
>
>  −−現役引退した息子のカツノリに
>  野村「カツノリが出たら球場が沸いたのにな。これも1つのファンサービス。チームの中でカツノリが一番マシな配球をする。捕手としての性格を持ってる。藤井ではとてもできないような思い付きをする。もり立てるのもうまい。ただ、同じチームで親子でやるものじゃないと、しみじみ感じさせられた。まわりも、こっちも気を使う。誰もが認める実力者ならいいけども、あれぐらいのレベルの選手じゃ。かわいい子には旅をさせろってことだ。あいつは大変な努力家で、ヤクルトでいい環境で育った。朝から晩まで室内練習場で練習する連中がいて、いい仲間に恵まれた。しかし足が人並み以上に遅くて、肩も人並み以上に弱い。セカンドへの送球が弱点。バッティングでレギュラーを取ろうとしたことが間違いだった」。
>
>  −−引退した飯田に
>  野村「飯田はあいさつに来て感謝してた。おれと出会ってなけりゃどうなってたかな。キャッチャーミットを取り上げたのは、おれだからな。足のスペシャリストだった。(捕手のままなら)古田が来て、最悪、試合にも出られなかったかもしれない。キャンプで若いやつらを走らせて1番足が速くてびっくりした。なんで君はキャッチャーミットを持ってるの? って聞いたのが思い出に残っとる」。
> [2006年10月2日11時37分 紙面から]

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