はにわ日記

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3Dテレビ

2010年05月07日 | Weblog
石川遼君つながりで。
3Dテレビの試写会をしていたので見てきました。
遼くんがCMをしているVIERAです。
Panasonicのサイトは
こちら→ http://panasonic.jp/viera/products/vt2/


専用めがねをかけるんですよね。で、
なるぼど、画像が立体的に浮き出て見えます。

遼くんがプレーしている映像では、カメラが正面に
据えられ、打った打球がこちらに飛び出してきました!
バンカーショットでは、砂が飛び散ってなかなかの迫力!
もちろん、テレビですから、ライブ感は、ないですね。
飛び出すテレビ体験そのものがとても人工的な感覚です。
といいますか、まるでゲームの画像を見ている
ような、そう、ともかくやっぱり、人工的、なんです。
最先端の技術には違いないでしょうが、期待したほどの
感動はありませんでした。
なぜかな?
メガネが堅くて重くて鼻が痛かったから?

25年も昔のこと。ハイビジョン映像を初めて見たとき。
それは、ミツバチの映像だったのですが、モニターに
映るミツバチの触角やら花粉は、顕微鏡で拡大したように
きれいにくっきり見えました。ミツバチの足に生えている
細かい毛とか、花粉のゴロゴロしたかたまりとか、
自分の目では見えないものを、ハイビジョンテレビという
“観察する目”を与えられたような感覚でした。
自然の造形物ってなんて美しいんだろう、と感じました。
虫嫌いなのに、目が離せなった。
人間の目より、正確に映す技術に、驚きがありました。
曇り空が晴れたように、クリアで明るい映像は、
今にも飛び出してきそうな臨場感がありました。

そして21世紀。
今、ハイビジョンに慣れ、チデジに慣れ、
高度な技術に慣れすぎてしまった私たちの目は、
飛び出すゴルフボールぐらいでは驚かなくなってしまったの
でしょうか?たしかに、体験としてはおもしろかった。
でもそのオモシロさはテレビという家電に必要なのか?
サンプルビデオの遼くんのゴルフは、確かに面白かったよ。
スローモーションだったから余計にね。
砂の飛び散り方も興味深かったし、
遊園地のアトラクションのようでしたよ。

でも、
世の中のテレビ番組が全部3Dになったらどうよ_?
相撲やオリンピックはどうかな?競馬とか、スピード感の
あるものはおもしろいかも。
じゃあ、ニュースは?どうでもいいワイドショーは?
お笑い番組は?CMは?
犯人の顔が飛び出してきたら怖いし、おしゃべりな
タレントが目の前に飛び出してきたら、想像しただけで邪魔
臭いな。
映画は?
2時間も飛び出しっぱなしは、疲れるだろうな。
世の中の人はどう感じてるんだろう?
少なくとも、あの重くてデカいメガネは改善の余地あるよね。




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