緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

2015年の感謝とともに2016年よろしくお願い申し上げます。

2015年12月31日 | つれづれ

2015年は家族が大きく動いた年でした。
父が亡くなり姉に相続すべて託したことで、
故郷は一層遠くなってしまいました。

海外でのさまざまな出来事に
毎日無事を祈った次男でしたが、
エチオピア研修を含むUCLの院を1年で
(私からすればありえないような成績で)卒業し、
次の夢に向かって働き始めました。
夫と私、長男は大きなこともなく元気です。

2016年は、緩和医療が社会にとって、
役に立っていると感じていただけるように
私が取り組めることをやっていきたいと思っています。

医学部4年生の8コマの系統講義、
1年生のPBL10コマ、
6年生1コマに加えて、
3月からは5年生全員が必修として
緩和ケアチームをローテーションしてきます。
3年生の学際的チーム医療論の8コマも始動します。

この年末、小学生呼び込み型がん教育の動画が完成し、
さらに、子どもサポートグループも
がんプロ仲間と進めて行けそうです。

そして、何よりも、2016年は
2017年6月23日、24日横浜の
緩和医療学会学術大会の大会長として、
準備を進めていく年となります。
テーマは、対話。
患者さんをはじめとする市民の方々と
学会、医療者の距離を近づけるためにも
心を込めて取り組んでいきたいと思っています。

1年間振り返ってみて、
沢山の出来事の中にありながらも
自分らしい時間を過ごせたと感じられていること、
家族ともども無事に過ごせていること、
仕事や日常の事が自然に進んで行ったこと、
こうしたことは、多くの方の特段のお力添えに加えて、
数えきれない沢山のお心配りや眼差しを頂いたお蔭だと
振り返っています。

書き尽くせない感謝で一杯です。

(2015年年の瀬にあたり)
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