お墓と向き合い生死を見つめ直すブログ~富山のお墓レスキュー隊 亀山龍厳~

お墓を建てる石工職人の立場から、お墓について、どんな想いでお墓を建てているのか、などを書いています。

子供が悩んでいるとき、親も子も成長するチャンスなんだなぁと思いながら、ギュって抱きしめました。

2015-09-22 05:29:13 | 日記
いつもおどけている長男(小4)。
そんな彼でもやっぱり悩みはあるようで、
時々学校のこと(主に友達のこと)を相談してきます。

私はなかなか『悩みを誰かに打ち明けて相談する』ということができなかったので
長男の素直さがすごいな、と思いつつ聞いているのですが
大体は「なんで相手がそうしたのか理由がわからない」ということで悩んでいるようです。

私だったらされたことだけに腹を立てていたので、「こいつは優しいやつだな」と思っちゃいました。(←親バカ)

相談を受けているときは、長男の行動を最初から話させ、
その時の相手の行動や会話もできるだけ忠実に説明してもらいます。
その上でどんな風に思ったのかを聞いて、
長男本人がどうしたいのかたずねます。

でも結局は「相手がそうした理由」なんてものは直接聞かなくちゃわからないんですよね。
まったく自分に非がなくても「家のことでイライラしていたから」という理由で意地悪されたりすることもあるでしょうし。
もっとよくあるのが相手も「なんとなくそうした」と明確な理由がない場合が結構あること。
相手すらハッキリしていないのですから、こちらは知るよしもありません。

相手に照準を当てていても解決しません。
ですから私は長男に「じゃあ君にできることは何だろう?」ってたずねてみます。
『君の考えはそんなに間違っていない。でもコレコレこの行動は危ないからしちゃダメだけどね。
で、その友達がそんなことをした理由を知りたいなら、君は何ができるのかな?』って感じで。

長男「じゃあ友達に聞いてみる。」
私 「わかった。頑張れよ。」「聞いた上で話してくれなかったら、理由がハッキリしなかったらそれは仕方ない。しばらく待ってあげようね」「あとは自分がいいと思ったことやってきなさい」
「もし父に話していないことでも、友達に悪いことをしたと思っているなら、ちゃんと謝るんだよ」とも付け加えます。(絶対に隠していることがあるはずだから 笑)

話しているうちに我慢していた気持ちに気付いたのか
ぽろぽろ涙を流す姿を見て愛おしくなります。
一生懸命自分の気持ちを言葉にしようとしている姿を見ると「がんばれ!」って素直に思っちゃいます。


人間の成長や悩みの解決には時間かかります。
大人も子供も変わりませんよね。
成長する瞬間は一瞬なのですが、そこに至るまでには必ず時間が必要になります。
想い悩み苦しむ時間が自分を育ててくれます。
その時間を短くしようと思うとろくなことがありません。

『ときぐすり(時薬)』とはよく言ったものです。



あ、最後にはちゃんとギューってしています。
最近はちょっと嫌な顔されるときもありますが(笑)



あといくつ、君に伝えられることがあるんだろう。
あといくつ、君から教えられることがあるんだろう。

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