■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

『赤寶亭』(せきほうてい)@表参道

2010-02-09 | 食べ歩き(東京)
今回は和食にしましょう~!と連絡が届いてビツクリ(笑)
肉好き仲間から和食のお誘いがあるとは思いませんでした。
候補店のリストを見て、「創作料理よりも本格的な料理のほうが良い!」とすかさずお返事した私。
ほどなくして、ミシュランで星をとったお店に予約がとれたとお知らせがありました。
特に今回は(今回もというべきか)グルメのなかのグルメたちが集うので嬉しい緊張もありました。

住所は神宮前。私の感覚では表参道かな。
少し狭い道に入ったところの静かな一軒家でした。
暗い路地にぽっと浮かび上がる「赤寶亭」の看板(写真上↑)。
普通のお家っぽい外観なのに内側がちゃんとお店ですって感じです。
予約時間より数分はやい到着なのにお店の方が玄関で待ってくれてました。
さすがです!!すごいですね。


さて、一品目はこの器。
寒い時期ですから椀の器に嬉しくなります。

白子と百合根のしんじょに焼餅、本山葵トッピングというものでした。
大き目の一口大の白子(さっと炙ってたとおもいます)が百合根に包まれて、
上からたっぷりと葛餡がかかってります。
出汁の美味しいこと!
一同言葉も交わさずに食べました(笑)

残念ながらお料理の写真は撮れません。
久しぶりに写真係りをするかなと張り切っていたのですが、写真不可でございました。

八寸で印象に残ったのは、九州からという 筍 でした。
確か鹿児島産です。
筍の味が濃い~~~って思いました。筍の味を持ち上げているような出汁の含め方にやはりプロは違うな~~とひとりごちた私です。
そして、もうひとつは カラスミのお鮨!
他の人は海老の黄身寿司でしたが、海老を食べない私にはカラスミでしたの
ほどよい酢加減の寿司飯の上に、黄金色のカラスミスライスが2枚!!
海老ののっかった黄身寿司を食べてた人は「美味しいぃぃ」って言ってましたが、私は全然うらやましいと思いませんでしたよ(笑)

お刺身も出てきました。
器も冷たくて、お刺身も冷たくて・・・口の中で溶けてく魚の脂肪が非常に好ましい・・・と思いました。

焼き物は牛肉でした。
宮城だったか青森ったか・・・あれ、岩手だったかなぁ。
産地は忘れましたが、薄切り(5mmくらい)で柔らかいのにしっかした味のお肉でした。
記憶にない独特な風味のお肉でした。
ソースは下仁田ネギの青い部分と白い部分それぞれで作って2色のソースでした。

メインはさっと蒸した兵庫でとれた松葉蟹。
松葉蟹は越前蟹とも言います。水揚げするところによって呼び名が少々違うようです。
兵庫県香住近くの蟹が繊維が細くて、甘みと柔らかさが一番好みかな。
今回の蟹はその香住の近くで水揚げされた(漁港の名前は忘れましたが)ほどよい大きさの美味しそうな蟹でした。
蟹を食べない私には玄界灘からの河豚っす(^^)
河豚の刺身は てっさ と言いましたっけ。
薄作りの超薄いのはあまり好みではなく、そうかといってあまり厚いのもやぼったい!と思っている私ですが、このてっさは丁度よい厚みでした。
皮とかアサツキとか・・・へへへ(涎)、誰にもあげずに独り占めして食べました。
今書いててもにんまりとするような河豚でした。

汁物は、蛤のお吸い物でした。
蛤はすり身と合わせて団子状にしたものと生麩が入ってました。
彩りには金時人参と小さなはつか大根と柚子です。

ご飯は、みなさんには蟹飯でした。
私には白いご飯とお漬物(他の人とはちょっと違う種類)でした。
ご飯はふっくらとつやつやに炊き上がっていて、ひとつぶひとつぶが大きかったです。

この店のデザートは手作りの和菓子ということですが、今回はお誕生日月の人が居たので、紅白のきんとん を作ってくださいました。
いや~~~、これがめちゃ美味!!
そして薄茶でしめて美味しい和食が終了です。


塩味が強いものは苦手な私。
この赤寶亭は塩味ではなく出汁味でたいへん美味しいものでした。
出汁といってもたっぷり濃く出せばいいというのものではなく、
食材の味を支えるとか、より鮮明に食材の味を引き立たせたりもするんです。
一品ごとにそれらを感じて大満足の夜でした。

今度は夏に訪れたいなぁ。。。
夏の食材はどうやって調理するんだろうか。。。。。。




日本料理 『赤寶亭』(せきほうてい)

住所:東京都渋谷区神宮前3-1-14
営業時間:夕食16:00~23:00   昼食(木~土)12:00~14:00
定休日:日曜日



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