東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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学会発表してきました!「日本言語聴覚学会 参加報告」

2017年07月31日 | 学会活動・論文投稿
平成29年6月23日から24日まで、島根県松江市で開催された、第18回日本言語聴覚学会へ参加を致しました。
松江市は遠くに中国山地、そして宍道湖をのぞむ自然に恵まれた都市です。
また、町を歩いていると、華美ではないのですが、蔵や立派な木塀のある家が所々にあり、松江藩の城下町として栄えた伝統が残っています。
更に、駅員さん、店員さんに道などを尋ねると、みなさんとても丁寧にやさしく対応してくださりました。
学会終了後、トボトボと帰途に向かっていると、ジョギングをする見知らぬ少年が笑顔で「こんばんは。」とあいさつをしてくれ、爽やかな気持ちとなり疲れが吹きとびました。
また、是非訪れたいと思える素晴らしい都市でした。

さて、本題の学会についてご報告いたします。
これまでの大会と異なり、紙媒介であった抄読集やプログラムはwebでそれぞれが参照するスタイルとなりました。
学会アプリを用いれば、簡単に自分の興味のある講演や口演などを検索し、自分なりの学会スケジュールを作れるので、効率的に会場を巡ることが出来ます。
また、ポスター発表の形式も紙媒介からePos(電子ポスター)に変わり、ePos閲覧用の無線LANを利用し会場に設置されたタブレットや、参加者が持参したパソコンやスマートフォンを使い、会場内で自由に電子ポスターを閲覧出来るようになりました。
私たち言語聴覚士の業界においても、今後、より一層IT化が進んでいくという大きな時代の変化を感じました。

私は、食道入口部開大不全などが原因で、お口から食事を摂ることが困難となった神経難病の患者様に対し、バルーン法などのリハビリテーションを実施し、6か月程で普通のお食事をお口から摂ることが可能となった経過について、ポスター発表を致しました。

学会では様々な口演や講義が行われましたが、私が特に心に残ったのは、Mark Mizuko先生の「回想:認知症への代替療法」の講義です。
これまで認知症の治療として実施されてきた刺激法は訓練効果があるものの、時間やコストかかってしまう。
今後の高齢者増加に伴い認知症患者の人数も増加されることが予測され、より短時間で効果をあげるような訓練方法の実施が望まれるといったお話を伺いました。
私たち言語聴覚士も、現状の足元だけではなく、将来的な展望ももちつつ、より効率的にリハビリテーションが実施できるよう、訓練内容を工夫して行かねばならぬと、心が引き締まる思いがしました。
以上、第18回日本言語聴覚学会についてご報告致しました。





G10(ST)

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