庭園美術館 (承前)

庭園を小散歩したあと美術館に向かった
この建物は旧朝香宮邸



朝香宮家は久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年に創立した宮家
鳩彦王が陸軍大学校勤務中の1922年からフランスに留学したが
交通事故に遭い看病のため渡欧した允子内親王とともに
1925年まで長期滞在することになった



当時フランスは、アール・デコの全盛期で
その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻が
自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに
主要な部屋の設計を依頼し、アール・デコの精華を積極的に取り入れたもので
国の重要文化財に指定されている





建物の内装は素晴らしくアール・デコそのもの
クリスチャン・ボルタンスキーの展示がなかなか出てこない



ただ、館内にはアニミタスと称する声がささやいている
意味の持たないフレーズだが言霊のよう?
実際、亡霊を想起させる影絵の世界があったり
多くの人の心臓の音が流れる部屋があったり
ホロコーストでうず高く積まれた死者の衣類を暗示する展示があったり
     (↓ 金色に覆われているものが衣類を表している ↓)


ユダヤ系フランス人の父を亡している彼の
人間観・死生観・亡霊観が現れた展示となっている

彼の今回の展示に関するインタビュービデオを観たが
哲学者のように言葉は重い
ひとつ印象に残ったのは
祖母のことは親に聞いたり
実際に接したりではっきりと覚えているが
自分が死んでしまうと祖母はこの世から完全に消えてしまう
というような言葉


     (↑ これらの風鈴も時が経つと壊れて無くなってしまう ↓)


なるほど、小生の祖母は小学校の4年のときに他界したが
祖母のことを妻にも息子達にも話していない
(妻は小生の母から聞いているだろうが)
もう、写真も残ってないかも知れない
小生と妻と姉たちが死んだら祖母は完全にこの世から消えてしまう…

by よしの ふくすけ

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