力の強いと見たものには、官僚は、言われなくとも便宜をはかり、自分たちの保身や、勢力拡大に、権力の力を貸してもらう魂胆を隠さない。
森友問題しかり、獣医科の大学設立に関して、設立者が、安倍首相の旧友ということで、官僚が便宜を計ったのではないかという話が出ている。
獣医というのは、数が足りているとあって、大学の新設は長年認可されてこず、件の大学も何年もの間、認可されてこなかったという。
ところが、設立者は獣医科大学の経営に勝算があるのだろう、ここ、15年認可申請を続けてきたが、認可するための手筈を官僚が整えて、なんと、認可となり、着工に至っている。
権力のトップからの意向があり、官僚は、その意をうけて行動したのではないかと言われている。官僚のメモに、そんな文言があるとの、野党の追及に対して、政府側は、そんな文書は、知らぬ存ぜぬ、である。
あちこちで、そんなことはあるのだろうと、想像がつく。国民を本当に大事にする政治をせず、監視の対象であったり、しめあげる対象でしかない政治家には、身近な利益誘導には熱心である。