マイナーリーグ三昧

アメリカマイナーリーグチームでフロントスタッフとして働く男の独り言

T-Ball

2005-02-28 08:39:15 | Weblog


のおもちゃ版セットをトイザラスで昨日買って来ました。娘はまだ2歳半ですが野球に関心を持っているようです(無理やりもたせているかも)。以前は大人サイズのプラスチック製のバットを部屋で振り回していたので子供サイズのバットを買おうと思っていました。

野球のことを“松井”と呼びバットを持ってきて私にグラブをもたせ一緒に遊んでいました。おそらく私たちがテレビで野球を見ているときに松井が打席に立つと松井が出たと言っていたのでそれを聞いて野球のことを松井と呼ぶのでしょう(ちなみにヤンキースの松井です)。

T-ballのことは詳しくわかりませんが投げた球を打つには小さすぎる子供を対象にした野球でちまたでは4歳くらいからはじめるようです。娘はまだまだ小さいのでほかの子と一緒に遊ぶにはまだ早いのでお遊びでプラスチック製のバットとボールで遊びます。娘はソフトボール選手になる素質はあるでしょうか??

私が野球チームで働いているせいで娘は野球観戦にはよく来ますしうちのマスコットの大ファンです。またうちのロゴを見つけるとスカイソックスと言ってます。息子はまだ2ヶ月と小さいので今は娘と遊んでいますが早くキャッチボールでもしたいものです。

球場改修2

2005-02-26 16:04:00 | Weblog


今日もまたいい天気。このまま雪が降らずに春がこればいいが。スプリングトレーニングの行われているアリゾナは雨で大変なようですがシーズンに向けて準備は進んでいるようです。

今日は最後のリトルリーグのコーチミーティングに参加さしてもらった。確かこれで5つ目のはず。話をする内容はある程度決まっているので10分ほど時間をもらいさっさと片付けた。あとは彼らのシーズンが始まり電話が鳴り続けるのを待つばかりだ。とはいってもリーグの開会式やピクチャーデーなどまだまだ売り込める機会はあるので反応次第で次の作戦を用意しないといけない。また、夏休みに始まるリーグに対しても話を進めていく時期が近づくので彼らに対しても効果的な売込みをしていく必要がある。

Box Seatの取り外しがすべて完了したようだ。山積みになった座席を見ると何か寂しいものがある。どこかの業者に引き取られ、再利用または修理用として保管されるようなのでそのままごみ処理場に行かずほっとした。緑の真新しい座席がじきに取り付けられ4月2日のロッキーズとのエキシビジョンゲームに向け改修が進む。

昼食会

2005-02-25 14:58:47 | Weblog


今日、球場内のレストランにて地元企業、団体等今シーズン球場にて食事付の団体チケット(ピクニック)を買ってもらえそうな人を招待し昼食会を開いた。

前にも書いたように現在大規模な球場改修を行っており、新しいピクニックエリア、施設はその大きなプロジェクトのひとつである。残念ながら開幕までに間に合いそうにないが5月には完成しそうである。

新しいメニューの試食とともにピクニックについての説明や球場改修、また今年行われるであろう新しいプロモーション等の紹介をした。私自身ピクニックを販売する専門ではないが私のコンタクトをとった数団体が興味を持っておりそのうちのひとつが出席した。25~30名ほどが昼食会に来たが改修される球場を目の当たりにしまたよい天気に恵まれ興味を持ってくれた人がほとんどのようであった。来月にも2度予定されておりシーズンが近づくにつれ野球に対してもっと注目を集めるようになるだろう。ホットドックやハンバーガーなど定番のメニューだがみんな満足したようだ。スタッフもその後食事を取り大満足。無給で働くインターンにはいい昼食になった。

写真はBox Seatの取り外し作業である。2,3日球場を見ない間に大分作業が進んだようだ。このあとには新品のシートが取り付けられる。長年親しんだシートにさよならするのは寂しいがかなり傷みがすすんでいたのでいたしかたない。新しい席にファンは大喜びだろう。

ちょっとドライブに

2005-02-22 09:15:41 | Weblog


昨日行って来ました。ここから車で1時間ちょっとのCripple Creekという小さい町です。ゴールドラッシュのときに栄えた街でそれ以降はおそらく廃れていましたがカジノの町としてよみがえったようです。途中からは山道に入りその町に行くだけためのようなにひたすら続きます。山の中にぽつんとあり周りは山に囲まれています。いかにもゴールドラッシュのときに栄えていたように地理的に位置しています。

残念ながらカジノをしにいったわけでなくその町で散歩でもしようと思ったが思った以上に寒く10分ほどで退却した。高度1万フィート弱(3000メートル弱)でここよりも1000メートルほど標高が高くセーターで出かけたもののジャンバーが必要なくらい寒かった。

去年の夏に友達が訪れたときにロッキー山脈のもっと奥の方に行き、まさしくゴーストタウンと呼ばれる町に行った。誰も住んでいなくこれまたゴールドラッシュのときには町として機能していたがそれが終わると廃墟となり今ではちょっとした観光地になっていた。

コロラドに住み5年目になるがコロラドを探索したわけではなかったので今年は週末など時間があればいろんなとこに行ってみたい。大自然やゴールドラッシュ時の歴史など見れるし蒸気機関車なんかも走っている。ガイドなどを見るとあそこもここもと行ってみたいところがたくさんでてきた。

球場改修1

2005-02-19 16:30:01 | Weblog


ネーミングライツの最大の理由はやはり球場改修である。総額4億円を超える費用を出し全面的に改修を行っている。

スカイソックスはロッキーズの3Aであり、選手育成という形で契約を結びロッキーズの傘下のマイナーチームとして運営されている。球場改修の大きな理由のひとつにロッキーズからの改修の要望があった。セキュリティサービスフィールド(旧スカイソックススタジアム)はできて15年以上経っており2年前のフィールド状態は非常に悪かった。水はけが悪く少しの雨でも水たまりができ、フィールドも平らでなく選手にとってプレーするには危険な要素が多かった。選手を預ける立場として将来有望な選手に怪我をする可能性あるようなフィールドでプレーをさせたくないのは当たり前である。

ダウンダウンへの移転の話もあったがまとまらずロッキーズとの契約更新の話が近づいていたため球場改修を約束する形で契約延長の話がまとまった。昨年はフィールドを全面改修し選手にとって満足のいく球場となった。今年は2500席ほどのシートの交換、ピクニックエリアの新築、雨よけようの屋根の増築等、お客さんに満足してもらえるような改修を行っている。

改修費は市民の税金に頼らずオーナーの負担によるためネーミングライツが費用の一部に充てられる。もちろん改築により観客動員増やスポンサー料の増収も期待しておりオーナーとしてはできる限り短い期間で改修費を回収できることを望んでいるし見込みがあるからこそ改修に踏み切ったと思う。

球場で働く立場としてもまた違った雰囲気を味わうことができるため楽しみにしている。

ネーミングライツ

2005-02-18 09:07:54 | Weblog


今日、プレスカンファレンスが球場にてあり新しい球場名が発表された。1988年に出来て以来、スカイソックススタジアムだったが今日よりセキュリティサービスフィールドに変わる。

去年の全面芝生張り替え、土の入れ替え、ドレインシステムを新しくしたことから始まり今年は全面的に球場改修を行いあたらしい顔の球場でお客を迎えることになる。そういう意味では完全な新球場ではないが違った雰囲気になるため球場名を変えるのもいい機会になった。12年契約でその間はずっとこの球場名になる。

宣伝のためのチラシを数多く作ってきたが今日からは新球場のロゴと名前を使用することになる。

インターンから正社員へ

2005-02-16 15:08:54 | Weblog


今週始めから新しいPRディレクターが来た。彼もここスカイソックスでインターンを経験し他のチームで働いた後ここでのポジションを手に入れた。私がインターンをした前年に彼も同じインターンを経験していたので1年先輩という感じ。2000年のダラスでのミーティングで少し会う機会があってインターンについて話を聞いた覚えがある。彼も覚えていたらしく月曜に会ったときにそのことについて触れていた。

現在、スカイソックスでのインターンを経験し正社員としてここで働いているものは私を含め5人いる。やはりインターンでの働きぶりが認められると正社員への道が開けるようだ。うちのオーナーがここを含め5,6チームを持っておりそこで空きが出た場合もここでのインターンが紹介されて正社員となるケースもある。PRディレクターも出戻りみたいな感じだがインターンとしてのここでの経験によりどういった人間かもわかるしチームとしても雇いやすい。毎年のように各チームにポジションの空きが出るがやはりコネがあるのとないのとでは最初のステップが違う。今回はどのような経緯で採用になったか詳しくはわからないがここでのインターンとしての経験(もちろんその後の他のチームでの経験も考慮されているが)と他の社員からの評判が彼の採用の決め手のひとつになったのは言うまでもない。

私のことを知っていたからかどうかわからないが、早速、彼からあれこれと頼みごとをされた。基本的には部署が違うので直接一緒に仕事をどうこうというのはないがこの木曜の記者会見に向けての資料作成について手伝いを頼まれた。彼にとって最初でまた、もしかすると今年で一番の仕事かもしれないのがこの月曜からなので短期間のうちにしなければならないことがたくさんある。前にも書いたが一人何約もしないとしないとチームが回らないし自分にとっても他の部署の手伝いをすることはいい経験になるので快く引き受けた。

スピーチ

2005-02-11 14:38:55 | Weblog


今週は火曜と今日と二日、リトルリーグのコーチミーティングに出席させてもらった。出席の理由は当然ながらチケットを購入してもらうためで各日10分ほど時間をもらいコーチの前でスカイソックスのリトルリーグ向けのプログラムを紹介させてもらった。

火曜日は約20人、そして今日は約60人のコーチが出席しその前で話をさせてもらったがやはり多少は緊張をする。ある程度話すことを頭で整理しあとはみんなに配ったチラシを見ながら話を進めた。なかなかこれだけの人数の前で話しをする機会は普段はなく(せいぜいミーティングで5-6人)一対一や少人数で話すのとはまた違ってペースを落として話をするように心がけた。かといって、コーチたちも数時間に渡って話を聞いているのでだらだらとならないよう要点だけをまとめて早く終わらせた。昨年も同じように話をさせてもらった結果試合観戦に来てくれたチームが増えたので直接話をするのは効果的なようである。

あと同じように他のリトルリーグのミーティングに2,3度出席させてもらう予定でチケット売上げの向上を狙っている。過去2週にわたり個人個人にビラを配っているがやはりチームを取り仕切るコーチに話をするのが一番の方法である。去年よりリトルリーグの担当をしているが去年以上の売上げは期待できるし実際、結果を残さないと首が、、、リトルリーグは大きな収入のひとつなので早め早めにこちらから話を進め彼らのシーズンが始まったとたん電話が鳴り続けるのを期待している。

しつけ

2005-02-09 15:17:57 | Weblog


今日も寒かった。

昨日、テレビでSuper Nannyという番組を見た。手に負えない子供を持つ親がリクエストをして子育て専門のNanny(日本語では乳母らしいがもっと日本語らしいものが思いつかない)が出張サービスで子供をしつけていく。

今回は4歳の双子の女の子と6歳か7歳くらいの男の子を持つ家族で下の双子が一度泣き出すと手が付けられない。上の男の子は何かにつけ彼が悪いと母親に怒られ聞き耳をもってくれない。様子を見ているとどうみても親のしつけの仕方の問題があるようでNannyがしきりに親にしつけの仕方を教えていた。

近頃、学校で他の子とうまく付き合えない子供や家に引きこもってしまう子、さらには殺人まで犯してしまう子が出てきてしまう世の中である。こういった子供になってしまうのはやはり親の責任であり、親と子供の関係、しつけの仕方等もんだいがあるので小さいうちから子供とのコミュニケーションをはかりいい親子関係を気づいていかなければならない。

上の娘がもうすぐ2歳半で親の言うことは大体わかる一方、自我があり自分の思い通りにいかないとだだをこねる。まだまだ赤ちゃんだと思っていたがこの番組を見てしつけをそろそろ始めていかないといけない時期だと思った。(なんかまじめな話になってしまった)

2005-02-08 09:42:02 | Weblog


今日は一日中、霧と小雪。富士山より高いパイクスピークも一日中姿が見えずじまい。

コロラドスプリングスに来て5年目を迎えているが今考えるとここに来たのも何かの縁だったなあと思う。

2000年はまだカンザス州ウィチタというところで大学院に通っていたが翌年の1月からのインターンのために9月ころから球団に連絡をとっていた。100チーム以上はコンタクトをとったでしょうか。そのうち返事の来た数十チームに履歴書を送り最初に連絡をくれたのがここスカイソックスだった。

2000年の夏、コロラドに妻と友達とでドライブに来た。ロッキー山脈国立公園、ロッキーズの試合はもちろんのことコロラドスプリングスまで南下しパイクスピークに登りここスカイソックスの観戦もした。当時、日本人であることを活かすため、また妻の希望もあり西海岸や大都市近郊のマイナーチームを中心にインターンを探していた。スカイソックスは当初インターン先の候補には入っていなかったが、ここを訪れきれいな山や街並を見てここで働いてもいいななんてことを話した記憶がある。ウィチタにもロイヤルズの2Aチームがありそこでインターンをすることもできたがあまりにも何もない場所だったので(ウィチタ在住の方見ていたらすみません)他の都市に行こうと決めていた。

スカイソックスと2度ほど電話で面接をし気がつけばインターン内定の通知をもらっていた。おもしろいことに通知を貰う前に他のインターンから電話があり、滞在中のルームメイトにならないかと持ち掛けられた。もちろん妻がいたので断ったが、まだインターンとして採用されたのを分かる前だったので非常に驚いた。ここでのインターンが無給だったためダラスで開かれたウィンターミーティングに出席し給料の貰えるポジションはないかと探し数チームと面接をしたが結局決まらず。スカイソックスにはウィンターミーティングが終わるまで待っていただきその後正式にインターンのポジションを頂いた。

もし、その夏にコロラドに来ていなければおそらくスカイソックスにはアプライしていなかったであろう。結果的にインターンをしただけでなくその後もこうやって働いているのでなんとも不思議な感じである。人生いろんなことがあるがちょっとした縁や直感というものは意外と大事だとつくづく思った。