デュプラメソッド「理想的な海水水槽」
2.2.5. デコレーション
水槽に装飾品を入れる時、アクアリアナーは大いにイマジネーションを働かせる。スタイロフォームやポリエステルの擬岩、プラスチックの隠れ家、レンガ、凝灰岩や白雲石、さらにライブロックや死んだサンゴまでがデコレーションとして使われる。無脊椎動物が住み着くことができるものであれば、私は反対しない。しかし、これらが水槽に害を与える素材からできているのであれば、これは非常に大きな問題だ。さらに、安全な素材を使っていない装飾品を何種類も水槽に入れると、問題が起こった時に何が原因であるかを特定することができない。
水槽内のデコレーションについては様々な意見がある。例えばスタイロフォームやポリエステルは水中で6ヶ月間酸素を吐き出し続けると言う人がいる。またライブロックや白雲石は理想的な方法で水槽のpHを安定させるという人もいる。これらの意見が正しいか間違っているか、そしてどういう結果になるかは後で述べることにしよう。海水アクアリウムのデコレーションにとって最も優れた素材は何なのか。これについては現在においても多くの議論が交わされ、結論は出ていない。
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大型水槽で岩組みを作る際にはポリエステル製の土台を接着した岩で覆う。
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